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何があった?
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とある部屋の前についたリズル少佐
「すまない。ここが、クリス・ルーグの部屋か?」
部屋の前にいた備兵に尋ねる
「そうです。リズル少佐には特別許可がでています。どうぞお入りください」
備兵がガチャとドアを開けると、大きな窓のある部屋。窓の側にある大きなベッドに座り、外を見ているクリス・ルーグがいた
「失礼、入るぞ」
リズル少佐の声に答えず、じっと外を見ているクリス・ルーグ
「気分はどう?食事は取った?」
質問しながら、クリス・ルーグの元へ歩くリズル少佐
クリス・ルーグはリズル少佐が右隣に着いても、リズル少佐を見る事なく、窓を見ている
「クリス・ルーグよね、改めまして、私はリズル・ファルム。リズルって呼んで、私はクリスと呼んでいいかしら?」
クリスは答えずじっと外を見ている
「さっきまで、たくさんのおじさん達が色々聞いてたそうね、疲れたでしょう」
「…」
「隣座っていい?」
クリスはコクリと頷く
「ありがとう」
と返事をしたあとクリスの右側に座る
しばらく、二人は外を見た
陽射しが入り込み、窓の外では鳥が飛び、風が流れ、木が揺れている
リズルが、再び話し始めた
「ここは、この本部でよく景色が見える部屋なの」
そう言うと立ち上がり窓の方へ歩きだした
「窓は防犯上開けれないけど、その分景色見ようってことで、窓を大きくしたみたい。あまり使わない部屋だけどね」
じっと外を見るクリス
リズルは、窓の側に
くとくるっと回り、窓に背を向けクリスを見る
「クリス、私が来る前、何があったの?」
真剣な顔をして、クリスに問いかける
「あなた達は本当にルーグ家の双子?」
クリスは問いかけに答えず窓を見ている
リズルは話を続ける
「君の姉、アリス・ルーグは無事だ」
「…えっ?」
「医務室で寝ている。大怪我だったが、容態は安定している」
「そんな…」
「何があった?」
「…」
「お母さんは?お父さんもどこ?」
「…」
「連絡取りたいけど取れないの。教えてくれる?」
「…!」
突然、走り出すクリス
「待て!」
すれ違いざま左腕を掴んだリズル
「はなして!」
リズルを睨むクリス
「落ち着け!アリス・ルーグは大丈夫だ。今は目覚めん!」
「でも!」
クリスは掴まれた腕を降るが、リズルも力を込めて離そうとしない
「アリス・ルーグは、我が本部総出で、眠りの術をかけている。しばらくは起きない。だが、君達がルーグ家の双子なら話しは別だ。だから、話が聞きたい。」
「はなして!」
「クリス・ルーグ、私達はルーグ家を探している。半年前から、君達の一族と連絡が取れない」
リズルの言葉を聞いて、クリスの動きがピタッと止まった
「…お母様、おばあ様」
リズルは手を離し、膝を曲げて、クリスと目線を合わせる
「君達、双子の事も聞きたい、だから…」
「……アリス」
「君もアリス・ルーグも助ける。教えてくれる?何があったの?」
クリスは、少しずつ涙目になっていく
「……本当に?アリス助けてくれる?」
「ああ」
「お母様も?みんな?」
「ああ、もちろん」
緊張の糸が溶けたのか、クリスは、ウワッと大声で泣き始めた
リズルは、クリスをギュッと抱きしめる
「ごめんね、ツラいだろうけど何があったか教えて…」
「すまない。ここが、クリス・ルーグの部屋か?」
部屋の前にいた備兵に尋ねる
「そうです。リズル少佐には特別許可がでています。どうぞお入りください」
備兵がガチャとドアを開けると、大きな窓のある部屋。窓の側にある大きなベッドに座り、外を見ているクリス・ルーグがいた
「失礼、入るぞ」
リズル少佐の声に答えず、じっと外を見ているクリス・ルーグ
「気分はどう?食事は取った?」
質問しながら、クリス・ルーグの元へ歩くリズル少佐
クリス・ルーグはリズル少佐が右隣に着いても、リズル少佐を見る事なく、窓を見ている
「クリス・ルーグよね、改めまして、私はリズル・ファルム。リズルって呼んで、私はクリスと呼んでいいかしら?」
クリスは答えずじっと外を見ている
「さっきまで、たくさんのおじさん達が色々聞いてたそうね、疲れたでしょう」
「…」
「隣座っていい?」
クリスはコクリと頷く
「ありがとう」
と返事をしたあとクリスの右側に座る
しばらく、二人は外を見た
陽射しが入り込み、窓の外では鳥が飛び、風が流れ、木が揺れている
リズルが、再び話し始めた
「ここは、この本部でよく景色が見える部屋なの」
そう言うと立ち上がり窓の方へ歩きだした
「窓は防犯上開けれないけど、その分景色見ようってことで、窓を大きくしたみたい。あまり使わない部屋だけどね」
じっと外を見るクリス
リズルは、窓の側に
くとくるっと回り、窓に背を向けクリスを見る
「クリス、私が来る前、何があったの?」
真剣な顔をして、クリスに問いかける
「あなた達は本当にルーグ家の双子?」
クリスは問いかけに答えず窓を見ている
リズルは話を続ける
「君の姉、アリス・ルーグは無事だ」
「…えっ?」
「医務室で寝ている。大怪我だったが、容態は安定している」
「そんな…」
「何があった?」
「…」
「お母さんは?お父さんもどこ?」
「…」
「連絡取りたいけど取れないの。教えてくれる?」
「…!」
突然、走り出すクリス
「待て!」
すれ違いざま左腕を掴んだリズル
「はなして!」
リズルを睨むクリス
「落ち着け!アリス・ルーグは大丈夫だ。今は目覚めん!」
「でも!」
クリスは掴まれた腕を降るが、リズルも力を込めて離そうとしない
「アリス・ルーグは、我が本部総出で、眠りの術をかけている。しばらくは起きない。だが、君達がルーグ家の双子なら話しは別だ。だから、話が聞きたい。」
「はなして!」
「クリス・ルーグ、私達はルーグ家を探している。半年前から、君達の一族と連絡が取れない」
リズルの言葉を聞いて、クリスの動きがピタッと止まった
「…お母様、おばあ様」
リズルは手を離し、膝を曲げて、クリスと目線を合わせる
「君達、双子の事も聞きたい、だから…」
「……アリス」
「君もアリス・ルーグも助ける。教えてくれる?何があったの?」
クリスは、少しずつ涙目になっていく
「……本当に?アリス助けてくれる?」
「ああ」
「お母様も?みんな?」
「ああ、もちろん」
緊張の糸が溶けたのか、クリスは、ウワッと大声で泣き始めた
リズルは、クリスをギュッと抱きしめる
「ごめんね、ツラいだろうけど何があったか教えて…」
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