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45. うた声は逃がさない
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「サイズぴったりね」
町に出たツミキ達。仕立て屋で、ツミキの制服の寸法を計りに来ていた
「なんか……恥ずかしいような」
初めて着る制服に、ちょっと照れている
「学校、制服じゃなかったの?」
「うん。だから嬉しいけど恥ずかしい……」
ツミキが制服から私服に着替えているついでに、ミオリやカエデの制服もほつれた部分を直してもらったりして、楽しく時間が過ぎていく
「じゃ、どうしようか?必要な物は買い終えたし……」
たくさんの荷物を抱えて、街を歩く四人。久々の買い物で、テンションの高いルモカが先頭で歩いている
「どうしたの?三人とも」
ルモカが振り返ると大分離れて歩いているツミキ達。ルモカの側まで着くと、ツミキが苦笑いで
「いや、なんか実感がまだわかなくて……」
「私も変な感じ……」
立ち止まり話していると、遠くから人々の叫び声が聞こえてきたと同時に、四人の所に逃げ惑う人達がなだれ込む。通りすぎていく人々に戸惑っていると、聞きなれたうた声が聞こえてくる
「シンクお姉さま、あの食べ物美味しそうです」
「あらそうなの?じゃあ、今度来てみましょうか」
建物を壊しながら、楽しそうに話すシキとシンク。逃げ回る人達をよそにあっちこっちと、壊していく
「シキちゃん!」
二人を見つけて叫んだのはツミキ。声に気づいて、壊すのを止めるシキとシンク。少し遅れてカエデ達もツミキの元にやって来た
「あら、偶然ね。探す手間が省けたわ」
探していたツミキ達を見てクスクスと笑うシンクと、カエデを睨むシキ。その視線に気づいたカエデもシキを睨む
「……ツミキに用事?」
ミオリがシンクに対して話しかける
「ええ。だから、退いてくれる?」
シンクとミオリも睨みあい、少しずつ間を詰めていく
「ツミキ……」
カエデから目線をはずしたシキが、ルモカの後ろにいたツミキに睨む
「は、はい!」
気迫に押され、緊張から声が裏返りながら、返事をするツミキ。それも気にせずシキも少しずつ四人のもとに近づいていく
「……うたえ」
「で、でも……」
シキが呟く言葉に、首を小さく横に振り戸惑っていると、二人を近づかせまいとカエデとミオリが、ツミキを囲い守っている。それを見たシキが、すぅ。と息を吸うと、聞こえてくるシキのうた声
「シキちゃんのうた……」
「ほら、ツミキちゃん、逃げるわよ!」
うたに聞き入っているツミキの手を引っ張り、走り出したルモカ
「でも……」
「早くツミキ行って!」
うたい向かってくるシキに、戦い挑むカエデとミオリを残して、走り去っていた二人を見て、更にシキのうた声が大きく響き渡る
「逃がさない。お父様達のためにも……!」
町に出たツミキ達。仕立て屋で、ツミキの制服の寸法を計りに来ていた
「なんか……恥ずかしいような」
初めて着る制服に、ちょっと照れている
「学校、制服じゃなかったの?」
「うん。だから嬉しいけど恥ずかしい……」
ツミキが制服から私服に着替えているついでに、ミオリやカエデの制服もほつれた部分を直してもらったりして、楽しく時間が過ぎていく
「じゃ、どうしようか?必要な物は買い終えたし……」
たくさんの荷物を抱えて、街を歩く四人。久々の買い物で、テンションの高いルモカが先頭で歩いている
「どうしたの?三人とも」
ルモカが振り返ると大分離れて歩いているツミキ達。ルモカの側まで着くと、ツミキが苦笑いで
「いや、なんか実感がまだわかなくて……」
「私も変な感じ……」
立ち止まり話していると、遠くから人々の叫び声が聞こえてきたと同時に、四人の所に逃げ惑う人達がなだれ込む。通りすぎていく人々に戸惑っていると、聞きなれたうた声が聞こえてくる
「シンクお姉さま、あの食べ物美味しそうです」
「あらそうなの?じゃあ、今度来てみましょうか」
建物を壊しながら、楽しそうに話すシキとシンク。逃げ回る人達をよそにあっちこっちと、壊していく
「シキちゃん!」
二人を見つけて叫んだのはツミキ。声に気づいて、壊すのを止めるシキとシンク。少し遅れてカエデ達もツミキの元にやって来た
「あら、偶然ね。探す手間が省けたわ」
探していたツミキ達を見てクスクスと笑うシンクと、カエデを睨むシキ。その視線に気づいたカエデもシキを睨む
「……ツミキに用事?」
ミオリがシンクに対して話しかける
「ええ。だから、退いてくれる?」
シンクとミオリも睨みあい、少しずつ間を詰めていく
「ツミキ……」
カエデから目線をはずしたシキが、ルモカの後ろにいたツミキに睨む
「は、はい!」
気迫に押され、緊張から声が裏返りながら、返事をするツミキ。それも気にせずシキも少しずつ四人のもとに近づいていく
「……うたえ」
「で、でも……」
シキが呟く言葉に、首を小さく横に振り戸惑っていると、二人を近づかせまいとカエデとミオリが、ツミキを囲い守っている。それを見たシキが、すぅ。と息を吸うと、聞こえてくるシキのうた声
「シキちゃんのうた……」
「ほら、ツミキちゃん、逃げるわよ!」
うたに聞き入っているツミキの手を引っ張り、走り出したルモカ
「でも……」
「早くツミキ行って!」
うたい向かってくるシキに、戦い挑むカエデとミオリを残して、走り去っていた二人を見て、更にシキのうた声が大きく響き渡る
「逃がさない。お父様達のためにも……!」
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