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92. 怖がらずこの先へと
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「大丈夫よ、シキ。これは元々お父様が望んでいたことよ」
「でも、お父様もお母様も病み上がり……別に今日でなくても……」
「どうせ探されるなら一日でも早い方がいいわ。お母様のためにも」
施設を離れ、シキをおんぶしながら空を飛び家路へと戻るシンクの後ろを、ツミキ達も遅れないように後を追っている
「ツミキ、落ちないように、もうちょっと頑張ってつかんでよ……」
「カエデちゃん……ちょっと私ムリ」
ツミキもカエデにおんぶされてシキ達を追いかけている。まだ空を飛んで移動をするのに慣れてないツミキは、下を見たりギュッとつかんだり落ち着かないでいる
「まだ、先なのか……結構遠いな」
一人呟くミオリ。二人からはぐれそうになりながらも後を追っていく
「ツミキ、落としちゃうから、ほらちゃんとして」
「う、うん……」
「……大丈夫ですかね?」
三人の様子を、イヤホンと一緒に付けているカメラ越しに写るモニターから見守るゼフド達。心配そうなノア隊員に、渋い表情でツミキ達の様子を見ていたゼフドが返事をする
「心配無用だろう。護衛も追っているからな。ところでミオリ君、聞こえるかね?」
「……はい」
イヤホンから聞こえるゼフドの声に、小さな声で返事をする。カエデとツミキも着けているイヤホンにもゼフドの声が聞こえて、二人ともミオリの方に振り向く
「後方で隊員達が三人を追っている。シキとシンクの二人には、気づかれないよう援護も頼む」
二人の視線に気づいたミオリ。少し頷いて、ゼフドに返事をする
「……はい。了解です」
「ここよ」
シンクに案内されて辿り着いた場所は、施設から大分離れた廃墟。静な森の中にある少し重々しい建物に、初めて来た三人は少し戸惑った表情で辺りを見渡してく
「こんな所に、こんな建物が……」
驚くミオリやカエデをよそに、ツミキはまだシンクの後ろに隠れるようにいたシキの腕をツンツンと突っついて話しかける
「シキちゃん。街からここまで歩いていったの?」
「そ、そうだけど……」
「えー。大変……」
急に話しかけられ、あたふたするシキ。後ろで騒がしく話している二人に気づいて、嬉しそうにふふっと笑うと、少し離れて建物を見て回っていたミオリとカエデを呼んで、玄関先へと案内する
「どうぞ、三人ともお父様が待っているわ……」
「でも、お父様もお母様も病み上がり……別に今日でなくても……」
「どうせ探されるなら一日でも早い方がいいわ。お母様のためにも」
施設を離れ、シキをおんぶしながら空を飛び家路へと戻るシンクの後ろを、ツミキ達も遅れないように後を追っている
「ツミキ、落ちないように、もうちょっと頑張ってつかんでよ……」
「カエデちゃん……ちょっと私ムリ」
ツミキもカエデにおんぶされてシキ達を追いかけている。まだ空を飛んで移動をするのに慣れてないツミキは、下を見たりギュッとつかんだり落ち着かないでいる
「まだ、先なのか……結構遠いな」
一人呟くミオリ。二人からはぐれそうになりながらも後を追っていく
「ツミキ、落としちゃうから、ほらちゃんとして」
「う、うん……」
「……大丈夫ですかね?」
三人の様子を、イヤホンと一緒に付けているカメラ越しに写るモニターから見守るゼフド達。心配そうなノア隊員に、渋い表情でツミキ達の様子を見ていたゼフドが返事をする
「心配無用だろう。護衛も追っているからな。ところでミオリ君、聞こえるかね?」
「……はい」
イヤホンから聞こえるゼフドの声に、小さな声で返事をする。カエデとツミキも着けているイヤホンにもゼフドの声が聞こえて、二人ともミオリの方に振り向く
「後方で隊員達が三人を追っている。シキとシンクの二人には、気づかれないよう援護も頼む」
二人の視線に気づいたミオリ。少し頷いて、ゼフドに返事をする
「……はい。了解です」
「ここよ」
シンクに案内されて辿り着いた場所は、施設から大分離れた廃墟。静な森の中にある少し重々しい建物に、初めて来た三人は少し戸惑った表情で辺りを見渡してく
「こんな所に、こんな建物が……」
驚くミオリやカエデをよそに、ツミキはまだシンクの後ろに隠れるようにいたシキの腕をツンツンと突っついて話しかける
「シキちゃん。街からここまで歩いていったの?」
「そ、そうだけど……」
「えー。大変……」
急に話しかけられ、あたふたするシキ。後ろで騒がしく話している二人に気づいて、嬉しそうにふふっと笑うと、少し離れて建物を見て回っていたミオリとカエデを呼んで、玄関先へと案内する
「どうぞ、三人ともお父様が待っているわ……」
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