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18. 人混みの中で見つけたもの
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「美味しいねー。疲れが一気に無くなりそう」
たくさん盛られたパフェを口一杯に頬張るツムギ。美味しくて、あっという間に半分を食べ終えてしまった
「あまり食べすぎちゃダメだよ。ツムギは、飛行が得意な方じゃないんだから、影響したら困るのはツムギだよ」
「わかってるよ。大丈夫」
その食べる勢いに呆れるナオと、クスクスと笑うカホの向かいでは、ナツメとココの食べる邪魔をしながら、ルトとララがツムギのパフェについている苺の取り合いをしている
「そういえば、結局まだレアスの魔術見てないんだよね。ツムギは見たの?」
「ううん、見てないし、聞いてないなぁ」
ルトとララが奪い合う苺を取って頬張ると、はぁ。とため息ついた
「ねぇ、ララ。レアスの魔術って何が得意なの?」
苺が食べられず、しょんぼりしているララに話しかけると、食べられなかった怒りで、ツムギにプイッと顔を背けたララ。それを見たルトが怒った顔でララの頬を軽く叩いた
「もー。喧嘩はダメだよ」
ルトに注意しながら、ふと窓見ると、人混みの中、見覚えのある人物を見つけた
「レアス!」
ガタンと椅子の音をたてて、突然立ち上がったツムギ。驚いて、パフェを食べていた手が止まった
「えっ?何?」
「レアスがいた!」
そう言うと、いたと言う場所を外を指差すが、人混みの中、レアスの姿は見当たらない
「いないね。本当に見たの?」
カホがそう言いながら、ツムギを見ると、残っていたパフェを勢い良く食べ終えていた
「ちょっと、ツムギ……」
止めるナオの言葉も聞かず、大急ぎで荷物を取ると、ナオとカホを置いて、お店から出ていってしまった
「レアス、どこにいるの?」
人混みの中、大声でレアスの名前を叫ぶツムギ。通りすがる人達が、ツムギに目を向けてく中、ずっとレアスの名前を呼び続けていると、ツムギの所に誰かが近づいてきた
「……ちょっと」
少し怒った声で話しかけられ、レアスが名前を叫ぶのを止め、声のする方に振り向くと、ツムギの大声に呆れた顔をしたレアスがいた
「人の名前を、こんな公衆の前で叫ばないでくれる?」
「レアス……」
姿を見て、ホッと胸を撫で下ろすツムギ。同じくレアスを見たララが、嬉しそうにレアスの頬に擦り寄せた
「ララ。元気?」
「……レアス、どうしてここにいるの?学園行かないの?」
「別にあなたに関係ないでしょ」
ララに会えて嬉しそうなレアスに問いかけるツムギ。その質問に、レアスが顔を背けながら答えると、持っていた袋がガサッと音が鳴り、急に手元が軽くなった。驚いてツムギがふと見ると、袋をガサガサと勝手に探って、袋に入っていたカップ麺を手に持っていた
「もしかして、お買い物?ご飯食べるの?」
「うるさいな。だから、あなたに関係ない……」
少し声を荒らげて、ツムギに言い返していると、持っていた袋をツムギに取られてしまった
「ちょっと、なに……」
慌てて取り返そうと手を伸ばすと、その伸ばした手を、ツムギにガシッとつかまれ、そのまま引っ張り歩きだした
「こんなご飯じゃダメだよ。私がレアスのご飯を作ってあげる」
たくさん盛られたパフェを口一杯に頬張るツムギ。美味しくて、あっという間に半分を食べ終えてしまった
「あまり食べすぎちゃダメだよ。ツムギは、飛行が得意な方じゃないんだから、影響したら困るのはツムギだよ」
「わかってるよ。大丈夫」
その食べる勢いに呆れるナオと、クスクスと笑うカホの向かいでは、ナツメとココの食べる邪魔をしながら、ルトとララがツムギのパフェについている苺の取り合いをしている
「そういえば、結局まだレアスの魔術見てないんだよね。ツムギは見たの?」
「ううん、見てないし、聞いてないなぁ」
ルトとララが奪い合う苺を取って頬張ると、はぁ。とため息ついた
「ねぇ、ララ。レアスの魔術って何が得意なの?」
苺が食べられず、しょんぼりしているララに話しかけると、食べられなかった怒りで、ツムギにプイッと顔を背けたララ。それを見たルトが怒った顔でララの頬を軽く叩いた
「もー。喧嘩はダメだよ」
ルトに注意しながら、ふと窓見ると、人混みの中、見覚えのある人物を見つけた
「レアス!」
ガタンと椅子の音をたてて、突然立ち上がったツムギ。驚いて、パフェを食べていた手が止まった
「えっ?何?」
「レアスがいた!」
そう言うと、いたと言う場所を外を指差すが、人混みの中、レアスの姿は見当たらない
「いないね。本当に見たの?」
カホがそう言いながら、ツムギを見ると、残っていたパフェを勢い良く食べ終えていた
「ちょっと、ツムギ……」
止めるナオの言葉も聞かず、大急ぎで荷物を取ると、ナオとカホを置いて、お店から出ていってしまった
「レアス、どこにいるの?」
人混みの中、大声でレアスの名前を叫ぶツムギ。通りすがる人達が、ツムギに目を向けてく中、ずっとレアスの名前を呼び続けていると、ツムギの所に誰かが近づいてきた
「……ちょっと」
少し怒った声で話しかけられ、レアスが名前を叫ぶのを止め、声のする方に振り向くと、ツムギの大声に呆れた顔をしたレアスがいた
「人の名前を、こんな公衆の前で叫ばないでくれる?」
「レアス……」
姿を見て、ホッと胸を撫で下ろすツムギ。同じくレアスを見たララが、嬉しそうにレアスの頬に擦り寄せた
「ララ。元気?」
「……レアス、どうしてここにいるの?学園行かないの?」
「別にあなたに関係ないでしょ」
ララに会えて嬉しそうなレアスに問いかけるツムギ。その質問に、レアスが顔を背けながら答えると、持っていた袋がガサッと音が鳴り、急に手元が軽くなった。驚いてツムギがふと見ると、袋をガサガサと勝手に探って、袋に入っていたカップ麺を手に持っていた
「もしかして、お買い物?ご飯食べるの?」
「うるさいな。だから、あなたに関係ない……」
少し声を荒らげて、ツムギに言い返していると、持っていた袋をツムギに取られてしまった
「ちょっと、なに……」
慌てて取り返そうと手を伸ばすと、その伸ばした手を、ツムギにガシッとつかまれ、そのまま引っ張り歩きだした
「こんなご飯じゃダメだよ。私がレアスのご飯を作ってあげる」
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