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調味料と株式市場
32 仕込み
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エルマーの店はIPOで100マルクの値をつけた。
しかし、今では評判となり1,000マルクを超えて1,053マルクで昨日の取引を終えていた。
僕は学園の授業が終わるとヨーナスのところに顔を出した。
「ヨーナス、株を買うよ」
「新しい仕手戦ですか?」
ヨーナスはニコニコしながら僕を迎えてくれた。
「そう。エルマーの店の株を買って欲しい。出来高が少ないから、ゆっくりでいいよ。自分の買いで株価を上げるような事はしたくないからね」
「エルマーの店ですか。あそこは美味しいですからね。でも、マクシミリアン様は元々株主ですよね」
ヨーナスには今回の計画を話していないので、僕がわざわざエルマーの店の株を買い増しするのが不思議なようだ。
やはり、ヨーナスには今回の計画をキチンと話しておかないとな。
「今回の相手はオットマー・フォン・ヒンデンブルク。近衛騎士団長のヒンデンブルク侯爵の長男だ。そいつが女にエルマーを召し抱えたいと言われて、エルマーにちょっかいを出してきたのが始まりだよ」
「それって、マクシミリアン様の婚約者であるブリュンヒルデ様を学園から追放したひとりですよね」
「そう。その相手が僕の出資する店に手を出してきたんだから、叩き潰すのは当然じゃない。ヨーナスには株の買い付けの他にオットマーの資金力を調べてもらいたいんだ」
「売りで潰すつもりですか」
「いや、今回は高値で買ってもらおうと思ってね」
それを聞いたヨーナスは大袈裟に驚いた。
「それではあの店を手放すというのですか?」
「そうだね。ただ、オットマーには立ち直れないくらいのダメージを与えてやるんだ」
「それがよくわからないんですよ。店を手に入れたら相手が損するんですか?高値で買い取られても、エルマーの腕ならそのうち回収出来そうなもんですよ」
「だからそれはね…………」
僕の計画をヨーナスに打ち明けた。
すると、ヨーナスはニヤリと笑う。
「相変わらずあくどいですね」
「ルールを守って戦うだけだよ。なにも法を犯してないんだから、誰に後ろ指をさされる事もないさ」
「確かにそうですな。まあ、ヒンデンブルク様はそうは思わないでしょうが」
「相場はいつだって間抜けを殺しにかかるんだよ。騙される方が悪いんだ。それに、僕はルールに則って売買するだけだ。他の相場師に比べたらとても優しいよ」
前世でも相場では騙される方が悪いという考えがあった。
本尊が流したまだまだ上がるという情報に騙されて、株を高値で買った奴が損したところで同情するやつなんていない。
インサイダー情報を掴んだ相手に翻弄されることだってあったし、風説の流布という嘘に踊らされたこともあった。
それは会社が流すことだってある。
メキシコで新型の流行り病の特効薬の治験を行っていると会社が発表すれば、普通は嘘だと思わないだろう。
しかし、それは嘘だった。
だけど、みんな嘘だとわかりながら株を買ったのだ。
お行儀よくやっている値幅のない銘柄よりも、胡散臭い情報でも株価を動かす方が儲けるチャンスがある。
損する可能性も大きいが、それならリスクの少ない国債にでも投資すればいい。
僕達がやってきたのは投資じゃなくて投機だ。
何かにお金を出して育てるような事はしない。
ただ、価格が上がるのか下がるのかを予想して賭けるだけだ。
それはゼロサムゲーム。
株式投資ならば、配当金もあるし企業規模の拡大もあるから、ゼロサムゲームとはならない。
全員が勝者になる可能性がある。
だけど、投機にはそれがない。
さらに、手数料と税金でトータルではマイナスサムとなる。
半分以上が損する世界だから、勝つためには悪事にだって手を染める。
騙される方が悪いと思ってないと、たちまち食われる方になってしまうのだ。
だから、ルールを守っている僕はぬるい部類になるだろう。
そんな僕に足元をすくわれるようであれば、遅かれ早かれ誰かに食われるはずだ。
オットマーは既にアンネリーゼに食われているけどね。
「僕は学園に通わなければならないから、ずっと値動きを監視するわけにはいかない。だから、ヨーナス上手くやってね」
「お任せを。ただ、相場が急変したときはどうしましょうかね?私が学園に行ってもいいのですが」
「その時はブリュンヒルデに連絡をしてくれたらいい」
「ブリュンヒルデ様ですか?」
ヨーナスは難色を示した。
「何か問題でも?」
「エリーゼ様を売るときにはお会いいたしましたが、私達が相場でブリュンヒルデ様を凹ませたのを恨んでませんかね?」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことじゃないですよ。公爵令嬢の恨みを買ったとなれば、何をされるかわかったもんじゃないですからね」
「それなら大丈夫だよ。うちの夫婦仲は良好だ。未だにあの相場を引きずっている事はないよ」
「マクシミリアン様に対してはそうかもしれませんが、私はどうですかねえ」
「ブリュンヒルデの行動は単純だよ。アンネリーゼの勢力を削ぐことを目的としている。たとえヨーナスを恨んでいたとしても、今回アンネリーゼの取り巻きのオットマーを叩くことができるとわかっていれば、自ら不利になるようなことはしない。感情よりも実利を取ると言えばわかりやすいかな」
「それなら確かに。わたしも商人ですからよくわかります」
ヨーナスは納得してくれた。
さて、これで下準備は出来た。
あとはオットマーが上手く罠に嵌ってくれるのを祈るばかりだ。
屋敷に帰り、夜ベッドの上で三人にこれからの計画を話す。
「わかりました。日中ヨーナスが訪ねてきたら、私の方で対応しておきます」
ブリュンヒルデが昼間の対応を約束してくれる。
エリーゼは不満そうに口吻を尖らせた。
「何もお役に立てなくて悔しい」
「エリーゼにもマルガレータにもやってもらいたい事はあるよ」
「どんな?」
僕の言葉にエリーゼの声は明るくなった。
「お茶会で僕がエルマーの店を守るために株を買い増ししている話を広めてほしいんだ」
「広めてもよろしいのですか?」
マルガレータが驚いて確認してきた。
僕は頷く。
「今週はこっそり買い増しするから、来週からになるけどね。株価を吊り上げるのに他の貴族にも加わってもらおうと思ってね」
「そういうことなら、一生懸命お茶会で話を広めます」
「よろしくね」
マルガレータはコクリと頷くと、婀娜な表情を浮かべて顔を近づけてくる。
「先にご褒美をいただいておきます」
「んっ」
そう言うと僕の唇を自らの唇で塞いできた。
僕の唇は上下にさかれて、その隙間から舌が入り込んでくる。
暫く舌を絡めたキスをしたあと、僕は舌で彼女の上の前歯を舐めた。
マルガレータは満足したのか、唇を放すとそこにエリーゼが割り込んできた。
「わたしも」
そう言われて、また唇を塞がれた。
息苦しくて、ブリュンヒルデに助けを求める視線を送ったが、ブリュンヒルデも何かを狙う獰猛な目をしているのが見えた。
僕は今夜も色々と諦めたのだった。
しかし、今では評判となり1,000マルクを超えて1,053マルクで昨日の取引を終えていた。
僕は学園の授業が終わるとヨーナスのところに顔を出した。
「ヨーナス、株を買うよ」
「新しい仕手戦ですか?」
ヨーナスはニコニコしながら僕を迎えてくれた。
「そう。エルマーの店の株を買って欲しい。出来高が少ないから、ゆっくりでいいよ。自分の買いで株価を上げるような事はしたくないからね」
「エルマーの店ですか。あそこは美味しいですからね。でも、マクシミリアン様は元々株主ですよね」
ヨーナスには今回の計画を話していないので、僕がわざわざエルマーの店の株を買い増しするのが不思議なようだ。
やはり、ヨーナスには今回の計画をキチンと話しておかないとな。
「今回の相手はオットマー・フォン・ヒンデンブルク。近衛騎士団長のヒンデンブルク侯爵の長男だ。そいつが女にエルマーを召し抱えたいと言われて、エルマーにちょっかいを出してきたのが始まりだよ」
「それって、マクシミリアン様の婚約者であるブリュンヒルデ様を学園から追放したひとりですよね」
「そう。その相手が僕の出資する店に手を出してきたんだから、叩き潰すのは当然じゃない。ヨーナスには株の買い付けの他にオットマーの資金力を調べてもらいたいんだ」
「売りで潰すつもりですか」
「いや、今回は高値で買ってもらおうと思ってね」
それを聞いたヨーナスは大袈裟に驚いた。
「それではあの店を手放すというのですか?」
「そうだね。ただ、オットマーには立ち直れないくらいのダメージを与えてやるんだ」
「それがよくわからないんですよ。店を手に入れたら相手が損するんですか?高値で買い取られても、エルマーの腕ならそのうち回収出来そうなもんですよ」
「だからそれはね…………」
僕の計画をヨーナスに打ち明けた。
すると、ヨーナスはニヤリと笑う。
「相変わらずあくどいですね」
「ルールを守って戦うだけだよ。なにも法を犯してないんだから、誰に後ろ指をさされる事もないさ」
「確かにそうですな。まあ、ヒンデンブルク様はそうは思わないでしょうが」
「相場はいつだって間抜けを殺しにかかるんだよ。騙される方が悪いんだ。それに、僕はルールに則って売買するだけだ。他の相場師に比べたらとても優しいよ」
前世でも相場では騙される方が悪いという考えがあった。
本尊が流したまだまだ上がるという情報に騙されて、株を高値で買った奴が損したところで同情するやつなんていない。
インサイダー情報を掴んだ相手に翻弄されることだってあったし、風説の流布という嘘に踊らされたこともあった。
それは会社が流すことだってある。
メキシコで新型の流行り病の特効薬の治験を行っていると会社が発表すれば、普通は嘘だと思わないだろう。
しかし、それは嘘だった。
だけど、みんな嘘だとわかりながら株を買ったのだ。
お行儀よくやっている値幅のない銘柄よりも、胡散臭い情報でも株価を動かす方が儲けるチャンスがある。
損する可能性も大きいが、それならリスクの少ない国債にでも投資すればいい。
僕達がやってきたのは投資じゃなくて投機だ。
何かにお金を出して育てるような事はしない。
ただ、価格が上がるのか下がるのかを予想して賭けるだけだ。
それはゼロサムゲーム。
株式投資ならば、配当金もあるし企業規模の拡大もあるから、ゼロサムゲームとはならない。
全員が勝者になる可能性がある。
だけど、投機にはそれがない。
さらに、手数料と税金でトータルではマイナスサムとなる。
半分以上が損する世界だから、勝つためには悪事にだって手を染める。
騙される方が悪いと思ってないと、たちまち食われる方になってしまうのだ。
だから、ルールを守っている僕はぬるい部類になるだろう。
そんな僕に足元をすくわれるようであれば、遅かれ早かれ誰かに食われるはずだ。
オットマーは既にアンネリーゼに食われているけどね。
「僕は学園に通わなければならないから、ずっと値動きを監視するわけにはいかない。だから、ヨーナス上手くやってね」
「お任せを。ただ、相場が急変したときはどうしましょうかね?私が学園に行ってもいいのですが」
「その時はブリュンヒルデに連絡をしてくれたらいい」
「ブリュンヒルデ様ですか?」
ヨーナスは難色を示した。
「何か問題でも?」
「エリーゼ様を売るときにはお会いいたしましたが、私達が相場でブリュンヒルデ様を凹ませたのを恨んでませんかね?」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことじゃないですよ。公爵令嬢の恨みを買ったとなれば、何をされるかわかったもんじゃないですからね」
「それなら大丈夫だよ。うちの夫婦仲は良好だ。未だにあの相場を引きずっている事はないよ」
「マクシミリアン様に対してはそうかもしれませんが、私はどうですかねえ」
「ブリュンヒルデの行動は単純だよ。アンネリーゼの勢力を削ぐことを目的としている。たとえヨーナスを恨んでいたとしても、今回アンネリーゼの取り巻きのオットマーを叩くことができるとわかっていれば、自ら不利になるようなことはしない。感情よりも実利を取ると言えばわかりやすいかな」
「それなら確かに。わたしも商人ですからよくわかります」
ヨーナスは納得してくれた。
さて、これで下準備は出来た。
あとはオットマーが上手く罠に嵌ってくれるのを祈るばかりだ。
屋敷に帰り、夜ベッドの上で三人にこれからの計画を話す。
「わかりました。日中ヨーナスが訪ねてきたら、私の方で対応しておきます」
ブリュンヒルデが昼間の対応を約束してくれる。
エリーゼは不満そうに口吻を尖らせた。
「何もお役に立てなくて悔しい」
「エリーゼにもマルガレータにもやってもらいたい事はあるよ」
「どんな?」
僕の言葉にエリーゼの声は明るくなった。
「お茶会で僕がエルマーの店を守るために株を買い増ししている話を広めてほしいんだ」
「広めてもよろしいのですか?」
マルガレータが驚いて確認してきた。
僕は頷く。
「今週はこっそり買い増しするから、来週からになるけどね。株価を吊り上げるのに他の貴族にも加わってもらおうと思ってね」
「そういうことなら、一生懸命お茶会で話を広めます」
「よろしくね」
マルガレータはコクリと頷くと、婀娜な表情を浮かべて顔を近づけてくる。
「先にご褒美をいただいておきます」
「んっ」
そう言うと僕の唇を自らの唇で塞いできた。
僕の唇は上下にさかれて、その隙間から舌が入り込んでくる。
暫く舌を絡めたキスをしたあと、僕は舌で彼女の上の前歯を舐めた。
マルガレータは満足したのか、唇を放すとそこにエリーゼが割り込んできた。
「わたしも」
そう言われて、また唇を塞がれた。
息苦しくて、ブリュンヒルデに助けを求める視線を送ったが、ブリュンヒルデも何かを狙う獰猛な目をしているのが見えた。
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