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第19話 作業観察と宮廷料理
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俺はシルビアと一緒に冒険者ギルドの食堂で遅いランチを食べていた。
昼時は冒険者で混雑するため、彼らが食事を終えた時間帯に昼食を取るようにしている。
俺もシルビアも比較的自由に時間を使えるので、こうした事ができるのだ。
「あら、見かけない女性ね」
シルビアが食堂に来た女性を見てそう言う。
年齢は25歳くらいだろうか、短い栗色の髪の毛に同じ色の瞳をした小柄な女性だ。
彼女はそのまま厨房の中へと入っていったので、俺とシルビアは彼女の後を追い、厨房へと入った。
部外者が厨房に入るなど、普通じゃないからな。
「クリオ、やっと見つけたわ」
女性が厨房で働くスタッフのクリオに声を掛けた。
二人は知り合いか?
「帰ってくれ」
クリオは野菜を刻む手を止めて、女性の方をみてそう叫ぶ。
やはり二人は知り合いのようだ。
「王都からやっとここまで来たのよ。料理長が倒れてしまって、来月の周辺各国を招いてのパーティーに出す料理が作れないのよ」
「俺はもう宮廷の料理人は辞めたんだ。関わらないでくれ」
そう言うと、クリオは厨房から走って出ていってしまった。
女性はその後を追おうとしたが、シルビアが彼女の肩を掴んでそれを止めた。
「どうやら事情があるようね。話して頂戴」
シルビアは首を突っ込む気満々だ。
彼女に任せておくと、腕力で解決しそうで心配なので、俺も一緒に女性の話を聞くことにした。
一先ず厨房から出て、食堂のテーブルに座って話を聞く。
「私の名前はセリカ。宮廷で給仕の仕事をしています。クリオとはかつて同じ職場で働いていました」
「クリオは宮廷料理人だったってことか。奴がここに来て1年も経ってないからな」
最近雇われた俺は知らなかったが、クリオもここに来てからそんなに経ってないそうだ。
「クリオは若いのにその腕を買われて、将来は料理長になると思われていました。だけど、ある時彼が指導していた新人が出した料理が大失敗で、来賓達にとても不評だったのです。クリオはその事に責任を感じて職を辞して姿を消したのです。私はなんとか彼を探そうと、色々と手を尽くした結果、迷宮都市ステラに彼が居ると突き止めました」
「何で直ぐに来なかったのよ」
「いや、それはおかしいぞ。探すのも大変だけど、王都からここまで2週間は掛かる。そんなに簡単な旅でもないだろ」
シルビアの考えを批判したが、それは大きな間違いだった。
「は?アルトは判ってないのね」
「何がだよ」
「セリカはクリオの事が好きなのよ。好きな男の居場所を見つけたなら、直ぐにでも向かうべきだわ」
「はへ?」
俺は馬鹿みたいな声を出してしまった。
そうなのか。
「はい……。私も仕事の都合をつけたらここに向かおうと思っていました」
真っ赤になって下を向くセリカ。
シルビアの言う通りなのか。
「それで、来月の晩餐会の大仕事を終えたらと思っていたのですが、料理長が病で倒れてしまい、代わりを務められる程の料理人がいないものですから、こうしてクリオを連れ戻しにきたのです」
「そういうことか。でも、あの態度を見ると厳しそうだな」
俺がそう言うと、セリカは悲しそうな顔をして下を向いてしまった。
「そう言う事なら、アルトがなんとかするわよ」
「俺が?」
シルビアが俺を見る。
「あんたならクリオがその時どうすれば良かったか判るでしょ」
「そう言われてもなぁ」
「目の前で女の子が困っているのよ。助けてあげなさいよ」
「そうだな」
とりあえずクリオを探して話をしてみようか。
セリカにはここで待っているようにお願いし、俺とシルビアでクリオを探しに行く。
取り敢えずクリオの部屋に行ってみたら、クリオはそこにいた。
「クリオ、ちょっと話を聞かせてくれないか」
「俺は王都には戻らない」
俺がお願いしたのには訳がある。
後ろには口よりも先に手が出るお姉さんがいるからだ。
案の定手が出た。
「クリオ!女の子が危険を顧みず、王都からステラまで来たっていうのに、なんでそんな事言ってるのよ」
クリオは吹っ飛んで壁に激突する。
会話ができる程度には留めて欲しいな。
と思ったら、そこでクリオが話し合いに応じる気になったようだ。
大門軍団か!
クリオが昔のことを話し始める。
「自分で言うのもなんですが、当時の私は料理長に負けないくらいの料理の腕が有りました。料理人のジョブを与えてくれた神に毎日感謝しながら仕事の腕を磨いていたのです。実力を認められ、後輩の指導を任せられたのですが、その後輩に任せた料理を晩餐会に出した所、来賓達にとても不評で、私は王の顔に泥を塗ってしまったのです。罰こそ無かったのですが、私は自分が許せず職を辞して、気がつけばここにいたって訳です。ジョブは料理人ですから、結局どこかで料理をしないと生きてはいけないのですから、ギルドの食堂で雇ってもらえないかとギルド長に土下座して頼み込みました」
「どーりで、クリオが来てから食堂の味が良くなったと思ったのよ。そんな腕前だったなんてね」
「私は料理をすること自体は辞めようとは思いませんが、もう人を使って料理をするのは止めたんです。あんな思いはしたくないですからね」
遠い目をしながらクリオは語ってくれた。
彼の気持ちも判るが、それではセリカはどうするというのだ。
彼女は仕事というのもあるが、クリオに会いたくてここまで来たというのに。
「クリオ、あんたセリカの気持ちはどうするのよ」
「彼女は仕事で自分を連れ戻しに来たのでしょう」
「違うわよ、セリカはあんたに会いたくてここまで来たのよ。そんな彼女の気持ちに応えてあげようと思わないの?」
「――まさか、彼女が俺のことを?」
クリオは驚いた顔を見せた。
俺もクリオも、男はこういう時鈍くて嫌だね。
「さて、クリオの話を聞いていて、判らなかったことがあるのだが、後輩の力量はどうやって確認したんだ?彼は客に料理を出せるレベルだったのか?」
「焼きは問題なかったから、料理人として十分だろうと思ってスープを任せたんだ。それが失敗だった」
「そうか。スープの腕前は確認しなかったんだな」
「ああ、それも確認すべきだったな」
「俺は料理のことは判らないので、何ができれば一人前なのか教えてくれ」
俺はクリオから料理人としての能力は何ができればよいのかを教えてもらった。
それを元に作業観察シートを作成し、誰がどの料理をどの程度できるのかを確認できるようにした。
評価は1~5までで、合格点が4以上。
3以下は確認しないと客に提供出来ないレベル。
コピー機が無いので、全て手書きとなるが、数枚作ってこれを後は自分で書き写してもらおう。
クリオが文字が読めて良かった。
文字が読めない場合は、また別の対策を考えなければならなかったからな。
これがあれば、料理人の腕前を、調理方法毎に評価できて、仕事の割り振りも問題なくできるだろう。
前世の工場で例えるなら、NCベンダーが使えるからって、成型機が使える訳じゃないからな。
ひとくくりに加工というが、全くの別物だ。
料理だってそういうことだろう。
「これで宮廷料理人の力量を確認して、晩餐会当日の仕事を割り振ればいい。今から王都に戻ればなんとか間に合うだろ」
「アルト……」
「まずはセリカに謝りなさいよ」
クリオはシルビアに尻を叩かれて、食堂で待つセリカの元に向かった。
まったく、暴力を振るわないと気が済まないのかと苦笑いするが、クリオみたいなのはその方がいいのかも知れないな。
この世界にコンプライアンスなど無い!
「セリカ、さっきはすまなかった」
「いいのよクリオ、私の方こそ無理を言ってごめんなさい。今から王都に戻って皆でどうするか考えるわ」
「いや、俺も一緒に行くよ」
「え!?」
セリカの顔が一気に明るくなる。
先程までクリオ抜きでどうしたらいいか悩んでいたセリカだったが、クリオの決意で問題が解決したのだ。
その後クリオはみんなに挨拶を済ませて、直ぐに王都に向かって出発した。
「あーあ、これでまたギルドの食堂の味が落ちるわね」
シルビアが残念そうに言うが、顔は笑っている。
「シルビアさん、私だってクリオから教えてもらって腕が上がっているんですからね」
メガーヌがむっとしてシルビアを睨む。
まあ、今後食堂の味がどう変わるか確認させて貰いましょう。
官能評価って難しいから、クリオの思い出が強いと正統な評価が出来ないんだよね。
昼時は冒険者で混雑するため、彼らが食事を終えた時間帯に昼食を取るようにしている。
俺もシルビアも比較的自由に時間を使えるので、こうした事ができるのだ。
「あら、見かけない女性ね」
シルビアが食堂に来た女性を見てそう言う。
年齢は25歳くらいだろうか、短い栗色の髪の毛に同じ色の瞳をした小柄な女性だ。
彼女はそのまま厨房の中へと入っていったので、俺とシルビアは彼女の後を追い、厨房へと入った。
部外者が厨房に入るなど、普通じゃないからな。
「クリオ、やっと見つけたわ」
女性が厨房で働くスタッフのクリオに声を掛けた。
二人は知り合いか?
「帰ってくれ」
クリオは野菜を刻む手を止めて、女性の方をみてそう叫ぶ。
やはり二人は知り合いのようだ。
「王都からやっとここまで来たのよ。料理長が倒れてしまって、来月の周辺各国を招いてのパーティーに出す料理が作れないのよ」
「俺はもう宮廷の料理人は辞めたんだ。関わらないでくれ」
そう言うと、クリオは厨房から走って出ていってしまった。
女性はその後を追おうとしたが、シルビアが彼女の肩を掴んでそれを止めた。
「どうやら事情があるようね。話して頂戴」
シルビアは首を突っ込む気満々だ。
彼女に任せておくと、腕力で解決しそうで心配なので、俺も一緒に女性の話を聞くことにした。
一先ず厨房から出て、食堂のテーブルに座って話を聞く。
「私の名前はセリカ。宮廷で給仕の仕事をしています。クリオとはかつて同じ職場で働いていました」
「クリオは宮廷料理人だったってことか。奴がここに来て1年も経ってないからな」
最近雇われた俺は知らなかったが、クリオもここに来てからそんなに経ってないそうだ。
「クリオは若いのにその腕を買われて、将来は料理長になると思われていました。だけど、ある時彼が指導していた新人が出した料理が大失敗で、来賓達にとても不評だったのです。クリオはその事に責任を感じて職を辞して姿を消したのです。私はなんとか彼を探そうと、色々と手を尽くした結果、迷宮都市ステラに彼が居ると突き止めました」
「何で直ぐに来なかったのよ」
「いや、それはおかしいぞ。探すのも大変だけど、王都からここまで2週間は掛かる。そんなに簡単な旅でもないだろ」
シルビアの考えを批判したが、それは大きな間違いだった。
「は?アルトは判ってないのね」
「何がだよ」
「セリカはクリオの事が好きなのよ。好きな男の居場所を見つけたなら、直ぐにでも向かうべきだわ」
「はへ?」
俺は馬鹿みたいな声を出してしまった。
そうなのか。
「はい……。私も仕事の都合をつけたらここに向かおうと思っていました」
真っ赤になって下を向くセリカ。
シルビアの言う通りなのか。
「それで、来月の晩餐会の大仕事を終えたらと思っていたのですが、料理長が病で倒れてしまい、代わりを務められる程の料理人がいないものですから、こうしてクリオを連れ戻しにきたのです」
「そういうことか。でも、あの態度を見ると厳しそうだな」
俺がそう言うと、セリカは悲しそうな顔をして下を向いてしまった。
「そう言う事なら、アルトがなんとかするわよ」
「俺が?」
シルビアが俺を見る。
「あんたならクリオがその時どうすれば良かったか判るでしょ」
「そう言われてもなぁ」
「目の前で女の子が困っているのよ。助けてあげなさいよ」
「そうだな」
とりあえずクリオを探して話をしてみようか。
セリカにはここで待っているようにお願いし、俺とシルビアでクリオを探しに行く。
取り敢えずクリオの部屋に行ってみたら、クリオはそこにいた。
「クリオ、ちょっと話を聞かせてくれないか」
「俺は王都には戻らない」
俺がお願いしたのには訳がある。
後ろには口よりも先に手が出るお姉さんがいるからだ。
案の定手が出た。
「クリオ!女の子が危険を顧みず、王都からステラまで来たっていうのに、なんでそんな事言ってるのよ」
クリオは吹っ飛んで壁に激突する。
会話ができる程度には留めて欲しいな。
と思ったら、そこでクリオが話し合いに応じる気になったようだ。
大門軍団か!
クリオが昔のことを話し始める。
「自分で言うのもなんですが、当時の私は料理長に負けないくらいの料理の腕が有りました。料理人のジョブを与えてくれた神に毎日感謝しながら仕事の腕を磨いていたのです。実力を認められ、後輩の指導を任せられたのですが、その後輩に任せた料理を晩餐会に出した所、来賓達にとても不評で、私は王の顔に泥を塗ってしまったのです。罰こそ無かったのですが、私は自分が許せず職を辞して、気がつけばここにいたって訳です。ジョブは料理人ですから、結局どこかで料理をしないと生きてはいけないのですから、ギルドの食堂で雇ってもらえないかとギルド長に土下座して頼み込みました」
「どーりで、クリオが来てから食堂の味が良くなったと思ったのよ。そんな腕前だったなんてね」
「私は料理をすること自体は辞めようとは思いませんが、もう人を使って料理をするのは止めたんです。あんな思いはしたくないですからね」
遠い目をしながらクリオは語ってくれた。
彼の気持ちも判るが、それではセリカはどうするというのだ。
彼女は仕事というのもあるが、クリオに会いたくてここまで来たというのに。
「クリオ、あんたセリカの気持ちはどうするのよ」
「彼女は仕事で自分を連れ戻しに来たのでしょう」
「違うわよ、セリカはあんたに会いたくてここまで来たのよ。そんな彼女の気持ちに応えてあげようと思わないの?」
「――まさか、彼女が俺のことを?」
クリオは驚いた顔を見せた。
俺もクリオも、男はこういう時鈍くて嫌だね。
「さて、クリオの話を聞いていて、判らなかったことがあるのだが、後輩の力量はどうやって確認したんだ?彼は客に料理を出せるレベルだったのか?」
「焼きは問題なかったから、料理人として十分だろうと思ってスープを任せたんだ。それが失敗だった」
「そうか。スープの腕前は確認しなかったんだな」
「ああ、それも確認すべきだったな」
「俺は料理のことは判らないので、何ができれば一人前なのか教えてくれ」
俺はクリオから料理人としての能力は何ができればよいのかを教えてもらった。
それを元に作業観察シートを作成し、誰がどの料理をどの程度できるのかを確認できるようにした。
評価は1~5までで、合格点が4以上。
3以下は確認しないと客に提供出来ないレベル。
コピー機が無いので、全て手書きとなるが、数枚作ってこれを後は自分で書き写してもらおう。
クリオが文字が読めて良かった。
文字が読めない場合は、また別の対策を考えなければならなかったからな。
これがあれば、料理人の腕前を、調理方法毎に評価できて、仕事の割り振りも問題なくできるだろう。
前世の工場で例えるなら、NCベンダーが使えるからって、成型機が使える訳じゃないからな。
ひとくくりに加工というが、全くの別物だ。
料理だってそういうことだろう。
「これで宮廷料理人の力量を確認して、晩餐会当日の仕事を割り振ればいい。今から王都に戻ればなんとか間に合うだろ」
「アルト……」
「まずはセリカに謝りなさいよ」
クリオはシルビアに尻を叩かれて、食堂で待つセリカの元に向かった。
まったく、暴力を振るわないと気が済まないのかと苦笑いするが、クリオみたいなのはその方がいいのかも知れないな。
この世界にコンプライアンスなど無い!
「セリカ、さっきはすまなかった」
「いいのよクリオ、私の方こそ無理を言ってごめんなさい。今から王都に戻って皆でどうするか考えるわ」
「いや、俺も一緒に行くよ」
「え!?」
セリカの顔が一気に明るくなる。
先程までクリオ抜きでどうしたらいいか悩んでいたセリカだったが、クリオの決意で問題が解決したのだ。
その後クリオはみんなに挨拶を済ませて、直ぐに王都に向かって出発した。
「あーあ、これでまたギルドの食堂の味が落ちるわね」
シルビアが残念そうに言うが、顔は笑っている。
「シルビアさん、私だってクリオから教えてもらって腕が上がっているんですからね」
メガーヌがむっとしてシルビアを睨む。
まあ、今後食堂の味がどう変わるか確認させて貰いましょう。
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