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第286話 結局品質が悪いと消えるよね
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大企業でも業績悪化で経営状態が悪くなってますね。
下期に生産は回復するのかな?
それでは本編いってみましょう。
いつものように暇な午後。
冒険者ギルドの自分の席で、コーヒーを飲みながら欠伸を噛み殺していると、疲れた顔のシャレードがやってきた。
眉間のシワがいつもよりも2ミリは深いだろうか。
「どうしました?」
そう聞くと、シャレードは相談というよりも、愚痴を言い始めた。
「最近よそよりも安い価格で荷馬車を納入できるって業者がやってきたので、早速そこに注文をいれたんだが、これがとんでもない業者でな。走行中に車輪は外れるわ、シャフトは新品なのに折れる。寸法はバラバラと酷いもんだぜ。おまけに直させようとしたら、自分のところは組み立てるノウハウしかないから、どこが悪いのかわからないときた。部品を色々な工房で安く作らせて、それを組み立てているだけだったんだよ」
「安ければいいってもんじゃないとわかったでしょう?」
俺の言葉にシャレードは苦笑した。
「ああ、骨身に染みたね。ところが困ったことに、値段を武器にどんどんシェアを伸ばしそうなんだよな」
確かに、同じ製品なら誰しもが安い方を選ぶだろう。
だが、それは同じ品質であればの事だ。
当然、安ければいいやと割りきって、使い捨てで購入するものもある。
一回だけ人を刺すのなら、安い包丁でも十分だが、何度も人を斬るならそれなりの刃物を用意するのと同じ理屈だな。
例えがおかしいですか?
「どうした?アルトまで笑って」
シャレードに言われて、自分が笑っているのに気がついた。
これは思い出し笑いだな。
とある部品メーカーが、安さを売りにシェアを伸ばしていたのだが、兎に角品質が悪かった。
どれくらい悪いかというと、どこの車両メーカーに行っても愚痴を聞くくらいには悪かった。
関係の無い製品の部品メーカーには口が緩くなるんですかね?
※この物語はフィクションです。
ライバルメーカーの評判が相対的に上がってましたね。
※この物語はフィクションです。
調達担当が値段だけで飛び付くからだと聞きました。
という夢を見たことにしておいてください。
さて、どこのメーカーのことでしょうかね。
「どこでも安物買いの銭失いってのがあるんだなと思いましてね」
そう言われて、シャレードは少しムッとした表情を見せた。
「金は払うから、そこの品質管理をしてくれないか?」
「お断りします」
「何故?」
シャレードの依頼を断ると、その理由を求められた。
理由は単純明快だ。
「その価格で他と同じ品質を求めたら利益がなくなります。つまり、品管管理をするなら、そこは馬車の仕事から撤退するでしょうね」
「確かに……」
そう、利益を出すために、管理費を削っているのだから、管理しろと言ったら利益が出なくなる。
そんなことを続けるかと言われたら、答えはノーだ。
「それに――」
そこで一呼吸おいた。
「それに?」
シャレードが続きを促してくる。
「そんなところはそのうちつぶれて無くなるはずですよ」
俺はそう続けた。
シャレードも頷く。
「二度と買わんよ」
その後、その馬車メーカーは消えたとか。
※作者の独り言
どの会社とは言いませんけどね。
ヒントだけ置いておくと、ヒロイン。
車両メーカーではないです。
なお、この物語はフィクションです。
下期に生産は回復するのかな?
それでは本編いってみましょう。
いつものように暇な午後。
冒険者ギルドの自分の席で、コーヒーを飲みながら欠伸を噛み殺していると、疲れた顔のシャレードがやってきた。
眉間のシワがいつもよりも2ミリは深いだろうか。
「どうしました?」
そう聞くと、シャレードは相談というよりも、愚痴を言い始めた。
「最近よそよりも安い価格で荷馬車を納入できるって業者がやってきたので、早速そこに注文をいれたんだが、これがとんでもない業者でな。走行中に車輪は外れるわ、シャフトは新品なのに折れる。寸法はバラバラと酷いもんだぜ。おまけに直させようとしたら、自分のところは組み立てるノウハウしかないから、どこが悪いのかわからないときた。部品を色々な工房で安く作らせて、それを組み立てているだけだったんだよ」
「安ければいいってもんじゃないとわかったでしょう?」
俺の言葉にシャレードは苦笑した。
「ああ、骨身に染みたね。ところが困ったことに、値段を武器にどんどんシェアを伸ばしそうなんだよな」
確かに、同じ製品なら誰しもが安い方を選ぶだろう。
だが、それは同じ品質であればの事だ。
当然、安ければいいやと割りきって、使い捨てで購入するものもある。
一回だけ人を刺すのなら、安い包丁でも十分だが、何度も人を斬るならそれなりの刃物を用意するのと同じ理屈だな。
例えがおかしいですか?
「どうした?アルトまで笑って」
シャレードに言われて、自分が笑っているのに気がついた。
これは思い出し笑いだな。
とある部品メーカーが、安さを売りにシェアを伸ばしていたのだが、兎に角品質が悪かった。
どれくらい悪いかというと、どこの車両メーカーに行っても愚痴を聞くくらいには悪かった。
関係の無い製品の部品メーカーには口が緩くなるんですかね?
※この物語はフィクションです。
ライバルメーカーの評判が相対的に上がってましたね。
※この物語はフィクションです。
調達担当が値段だけで飛び付くからだと聞きました。
という夢を見たことにしておいてください。
さて、どこのメーカーのことでしょうかね。
「どこでも安物買いの銭失いってのがあるんだなと思いましてね」
そう言われて、シャレードは少しムッとした表情を見せた。
「金は払うから、そこの品質管理をしてくれないか?」
「お断りします」
「何故?」
シャレードの依頼を断ると、その理由を求められた。
理由は単純明快だ。
「その価格で他と同じ品質を求めたら利益がなくなります。つまり、品管管理をするなら、そこは馬車の仕事から撤退するでしょうね」
「確かに……」
そう、利益を出すために、管理費を削っているのだから、管理しろと言ったら利益が出なくなる。
そんなことを続けるかと言われたら、答えはノーだ。
「それに――」
そこで一呼吸おいた。
「それに?」
シャレードが続きを促してくる。
「そんなところはそのうちつぶれて無くなるはずですよ」
俺はそう続けた。
シャレードも頷く。
「二度と買わんよ」
その後、その馬車メーカーは消えたとか。
※作者の独り言
どの会社とは言いませんけどね。
ヒントだけ置いておくと、ヒロイン。
車両メーカーではないです。
なお、この物語はフィクションです。
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