三十歳、アレだと魔法使いになれるはずが、異世界転生したら"イケメンエルフ"になりました。

にのまえ

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空森島

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 話し相手でも、添い寝でも、飯を一緒に食べよう……いいなと思い、エンをテイムしちまった。

(いいのかなぁ? エンも竜騎士団忙しいくせに……俺がいなくて寂しいのか?)

「悩むことはない。ローリスと話すのは楽しい……たまに変なこという」

 ――ん? 変なこと?

「初めて王都についたとき。ゲームみてぇ、ファンタジーかよ! とかな、聞いていて初めて聞く言葉で、不思議に思ったが。迷子札とローリスが楽しげにいうから……意味はわからなかったが怖い思いが薄れた、周りの連れてこられた、連中も同じだったと思う」
 
(迷子札、忘れてた。ハズカシィな俺。そして、心の声も漏れていたのかぁ! ――エンも平然としているが怖かったのか、だよな、まだ十歳だったな)

  ――クッソ、本音をいうぞ!

「お、俺、嬉しい! ここに来て、魔王を撃退したあとスゲェ孤独を感じたんだ……怖かった。友達をテイムとかイヤだけど、森空島は選ばれたものしか来れない。ありがとう、エン!」

 スライム達もピンピン飛び跳ねて、喜んでいるようだ。エンは俺の話聞き豪快に笑った。

「ハハハッ、ようやくいったな。毎日は難しいが、たまに呼んでくれ!」

「ああ、コレからもよろしくな!」

 エンは明日早く遠征があるから帰した。スライムとエンがいる、俺頑張れる!



 
 ――グェッ、魔王さん、たまには休んでぇ!

 空森島にきて一ヶ月くらい経つ。温室、畑にポーションの材料も、野菜を植えた。エンもあれから数回来て、酒を飲んだり、たこ焼きもどき、お好み焼きもどきなどの料理を振る舞った。
 
 はじめは恐る恐る食べたが、いまは気に入ったのか、リクエストするくらい。こんどパスタ、パン、ピザ、クッキーを作るかな。


 一人じゃないのはいいなぁ。

「ニシシッ、結界はよし、怨念を攻撃する! 終わったらエンを呼んで酒盛りじゃ!」

 自分で製作したポーション飲みつつ、数うちゃ当たる作戦だ! 数時間、ドロドロした怨念を雷魔法で撃退した。何度かやっているうちに、雷魔法が一番効率がよかった。

 ――複数だせるから。

 最初以来、魔力の使い方、回復の仕方、栄養のバランス、運動して体力がついたからか倒れなくなった。

 サン先生に手紙を送って、転移魔法陣に届く料理も肉、野菜、スープ、デザートになったしな。

「やるぞ! どんときやがれぇ!」

 あと五日だ――。五日過ぎれば王都に降りれる!
 テンション、アゲアゲで攻撃し続けた。
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