39 / 47
空森島
十八
しおりを挟む
トマト鍋、白飯はみんなに大盛況だった。オッサンが喜んでたから、また王都でおむすび屋が流行りそう。
鍋の締めはリゾットだ!
残った汁にご飯とチーズを鍋に投入した。
「「おお、なんだこれ!」」
オッサンとサン先生、エンとヌヌは驚きで、瞳をまんまるにした。
「ハハッ、これはリゾットっていうんだ。鍋の汁にはいろんなエキスが溶けこんでる。そこにご飯とチーズをいれるとこれまた美味いよ!」
器によそって渡すと、オッサンまでキラキラした目をしていた。
食べて、リゾットに驚くみんなをみて笑った。
「どうだ、美味しいだろう?」
「「うん、美味しい!」」
つぎはコタツで、熱々のおでんもいいな。
空森島にきて三年が経った。
十八となった俺はさらにイケメンになったし、ヌヌは大人っぽくて綺麗になった。
(ちょっとした仕草でドキッとする)
俺たちの間も相変わらずで。
あいも変わらず時間があえば、みんなとご飯を食べている。
「ヌヌ、オッサンに渡すポーション持った?」
「はい、マジックバッグにしまいました」
「そんじゃ、行くか」
「あ、ローリス君、迷子札忘れてますよ」
「……うっ、それは忘れてぇ。とは言えないな」
エンに渡したポーションの効き目がいいらしくて、それの噂が広まり、一年前から注文が入るようになった。
いま騎士団とギルドにおろしている。
まあ、人間ようには工夫をしなくちゃならんのがめんどいが、いいお金になる。
手伝ってくれる、ヌヌも貯金ができて嬉しそうだ。
「ここに五時前に集合ね」
「はい、ローリス君は迷子にならないようにねぇ」
「なるかよ!」
王都――ギルド裏に降りて、ヌヌは施設の友達と買い物に行き。俺はポーションを渡しに、裏口からギルドにはいる。
「オッサン、ポーション五十本持ってきたよ」
「お、ローリス。いつも悪いなぁ」
「いいや、オッサンには助けてもらってるから、ギブアンドテイクだ!」
「ハハハッ、そうだな!」
オッサンに騎士団まで連れて行ってもらい。
ポーションを納品して、きょう日番のエンと合流する。
彼はさらに身長が伸びて、男らしくなり、俺からみてもカッコよくなった。
――ますます、女性にモテモテらしい。
「オッサン、ありがとう!」
「おう、またなぁ!」
オッサンと別れて、エンを待つ。
騎士団の宿舎から現れたエン。
「ローリス!」
「エン、久しぶりだな」
「そうだな……」
今年になってさらに――モンスターの動きが活発になり、騎士団は遠征に出る回数がさらに増えたのだとか。
衛生兵たちもヘトヘトで回復が追いつかない。
そこに俺のポーションが役に立つ。
人と亜人ように五十本ずつ作り納品して、あと傷薬、腹痛などの常備品と、風呂に入れるハーブの香り玉も納品した。
「これエンに、使ってくれ」
「ありがとう。これはお返しだ」
エン用に作ったポーションと、米を交換した。
「昼飯なに食べる?」
「そうだな、カツ丼とかどう?」
「カツ丼かぁ、いいねぇ」
俺が空森島でみんなに作った料理が、オッサンを通じて王都に広まり、カツ丼、親子丼、牛丼などの店ができた。
(異世界風の日本料理はちょっと元の味は違うが……うまい。いまはカレーライスが作れないか研究中だ)
「そうだ、ローリスが考案したハンゴウ、ゴトク、フウボウができたと、ドワーフたちが言っていたぞ」
「マジか」
それがあれば火の魔石を使って、どこでも簡単にご飯が炊ける。
「ローリス、昼飯が終わったら鍛冶屋にいこう」
「おう、楽しみだ!」
鍋の締めはリゾットだ!
残った汁にご飯とチーズを鍋に投入した。
「「おお、なんだこれ!」」
オッサンとサン先生、エンとヌヌは驚きで、瞳をまんまるにした。
「ハハッ、これはリゾットっていうんだ。鍋の汁にはいろんなエキスが溶けこんでる。そこにご飯とチーズをいれるとこれまた美味いよ!」
器によそって渡すと、オッサンまでキラキラした目をしていた。
食べて、リゾットに驚くみんなをみて笑った。
「どうだ、美味しいだろう?」
「「うん、美味しい!」」
つぎはコタツで、熱々のおでんもいいな。
空森島にきて三年が経った。
十八となった俺はさらにイケメンになったし、ヌヌは大人っぽくて綺麗になった。
(ちょっとした仕草でドキッとする)
俺たちの間も相変わらずで。
あいも変わらず時間があえば、みんなとご飯を食べている。
「ヌヌ、オッサンに渡すポーション持った?」
「はい、マジックバッグにしまいました」
「そんじゃ、行くか」
「あ、ローリス君、迷子札忘れてますよ」
「……うっ、それは忘れてぇ。とは言えないな」
エンに渡したポーションの効き目がいいらしくて、それの噂が広まり、一年前から注文が入るようになった。
いま騎士団とギルドにおろしている。
まあ、人間ようには工夫をしなくちゃならんのがめんどいが、いいお金になる。
手伝ってくれる、ヌヌも貯金ができて嬉しそうだ。
「ここに五時前に集合ね」
「はい、ローリス君は迷子にならないようにねぇ」
「なるかよ!」
王都――ギルド裏に降りて、ヌヌは施設の友達と買い物に行き。俺はポーションを渡しに、裏口からギルドにはいる。
「オッサン、ポーション五十本持ってきたよ」
「お、ローリス。いつも悪いなぁ」
「いいや、オッサンには助けてもらってるから、ギブアンドテイクだ!」
「ハハハッ、そうだな!」
オッサンに騎士団まで連れて行ってもらい。
ポーションを納品して、きょう日番のエンと合流する。
彼はさらに身長が伸びて、男らしくなり、俺からみてもカッコよくなった。
――ますます、女性にモテモテらしい。
「オッサン、ありがとう!」
「おう、またなぁ!」
オッサンと別れて、エンを待つ。
騎士団の宿舎から現れたエン。
「ローリス!」
「エン、久しぶりだな」
「そうだな……」
今年になってさらに――モンスターの動きが活発になり、騎士団は遠征に出る回数がさらに増えたのだとか。
衛生兵たちもヘトヘトで回復が追いつかない。
そこに俺のポーションが役に立つ。
人と亜人ように五十本ずつ作り納品して、あと傷薬、腹痛などの常備品と、風呂に入れるハーブの香り玉も納品した。
「これエンに、使ってくれ」
「ありがとう。これはお返しだ」
エン用に作ったポーションと、米を交換した。
「昼飯なに食べる?」
「そうだな、カツ丼とかどう?」
「カツ丼かぁ、いいねぇ」
俺が空森島でみんなに作った料理が、オッサンを通じて王都に広まり、カツ丼、親子丼、牛丼などの店ができた。
(異世界風の日本料理はちょっと元の味は違うが……うまい。いまはカレーライスが作れないか研究中だ)
「そうだ、ローリスが考案したハンゴウ、ゴトク、フウボウができたと、ドワーフたちが言っていたぞ」
「マジか」
それがあれば火の魔石を使って、どこでも簡単にご飯が炊ける。
「ローリス、昼飯が終わったら鍛冶屋にいこう」
「おう、楽しみだ!」
1
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる