お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!

にのまえ

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ポンコツ女神

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 女神ルルーナは自身のくしゃみで、勇者召喚をしてしまい、異世界へ巻き込んだ鈴村様の愛猫ニャン太郎の世話をして戻ってきた。

「ただいま。メロ、スア、シラ姉さん達が頼んだもの買ってきました」

 真っ白な部屋と、テーブルにアイテムボックス開き、日本で買ってきた。
 お米、お肉、お魚、野菜、調理道具、調味料、料理の本、植物図鑑、動物図鑑、お酒などなどを。まだまだ出しながら、他の女神を呼んだ。

「ルー、おかえり。美味そうなお酒だね」

「ですよね。メロ姉さんのためにたくさん買ってきました」

 どこからか。同じ真っ白なキトンを着た、女神達が集まってくる。1番先に現れたのは、真っ赤なショート髪。筋肉質の強化の女神メロ。

 次は緑色の髪をお団子にした、ふくよかな食の女神スア。

「あ、スア姉さん見てください。目についた食べ物たくさん買ってきました。私、ハンバーガー、ポテトが気に入りました!」

「よかったわね。これが日本の食べ物と調理の仕方ですか~これから調理するのが楽しみです~」

 スアは。お米の香りを確かめ、お肉、お魚を眺め、野菜を生で齧る。
「んっ、美味しい~」と、目新しい食べ物を見て嬉しそうだ。

 次は大きな欠伸と、みんなよりも低い身長る
 分厚い本と黒縁メガネ、ボブカットの黒髪、知識の女神シラ。

「ルル、図鑑ありがとう」

「いいえ。沢山あってわからなかったので、シラ姉さんのために全部買ってきました。」

「それは助かる」と持ってきた本を枕に、その場に寝転んで図鑑をめくりはじめた。

 他の女神。リネとタミは日本の女神との話し合いの後。2人で日本見学すると言っていたと、ルルーナは姉さん女神に伝えた。

 そして、アイテムボックスから最後に、コロンと出てきたのは。まんまんるとした、鈴村様の愛猫ニャン太郎だった。

「ニャン?」

 姉さん女神達は。

 飲んでいた日本酒を吹き出し。
 齧りかけの、キュウリを持って。
 本を読みながら、驚きの声を上げた。

「「「ルルーナ⁉︎」」」

 当の本人、ルルーナは。

「あー! この子、荷物と間違えて……連れてきてしまいましたぁ!」

 と、テヘッと首を傾げた。
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