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第1章:エルフの国編
第11話 模擬戦②
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昼食を済ませた大和たちは食堂を出て、さっきリンとギャットマンが戦った場所まで戻ってきた。
「んじゃ、大和準備はいいか?」
「いいけど、でも色々と大丈夫かな?」
「心配すんな。剣は使わないでおいてやるからよ。安心してかかってこい」
「わかったよ。できる限りやってみる」
大和とヴォルドは模擬戦でを始めようとしていた。
その2人の間にセーナが立った。
どうやら審判をしてくれるそうだ。
「これより、大和対ヴォルドの模擬戦を始める。」
セーナの言葉に大和とヴォルドは緊張感を高める。
「両者構えて。始め!!」
セーナの声と共に、ヴォルドが地面を蹴り、大和に殴りかかっていく。
(うわっ!?いきなりかよ!)
大和は焦りながらも何とか躱していた
ヴォルドは体制を変えて大和に回し蹴りを放つ。
(次は回し蹴りか!クソッ!避けられない)
大和は避けられないと悟り、ヴォルドの攻撃に備え、防御体制に入った・・・が、突然時間が止まったように大和の前に光のようなものが一瞬見えた。
(ん?なんだこれ?この通りを動けってことか?)
とりあえず大和は思った通りに動いてみることにした。
すると、なんと回し蹴りを躱すことが出来た。
そして大和は感じたままに攻撃し、ヴォルドにカウンターの胴回し回転蹴りを喰らわせることが出来た。
「なにっ!?」
ヴォルドは大和の攻撃を喰らい、後ろに弾き飛ばされていった。
これにはヴォルド本人だけでなく、審判のセーナや護衛で身を潜めてる王室特殊兵団の隊員たちも驚いているようだ。
大和は自分でも驚きを隠せない。
まさか自分がこんなことをできるなんて思いもしなかったのだ。
「やるじゃねーか大和。この俺にカウンターを入れるなんてな」
「いや、自分でも何で出来たかよくわからなくてさ」
「ははっ、言うじゃねーか。じゃあこれならどうだ?」
ヴォルドはそう言うと空中に飛び上がり大和に右手を向けて魔法を発動させる。
「大風切!」
ヴォルドによって発動された風属性魔法は、大きな風の刃を形成し、大和に襲いかかる。
「くっ!!」
「どうした大和?お前も魔法を使ってみたらどうだ?」
(魔法?確かに仕組みは理解出来たけど発動できるのか?いや、でもやるしかないか)
大和は帝王眼の観察能力で得た知識で魔法を形成してみる。
足の裏から呼吸をするイメージで、心臓の辺りまでエネルギーを上昇させ、それらを放出する体の部位を選び、大和は脚から魔力を放出する。
大和は脚にエネルギーを纏わせると、何かかっこよかったので《破壊属性》を付与するようにイメージしてみたら、なんとこれが上手くいった。
大和はそのまま大地を蹴りあげ、風の刃に向かっていく。
「いい感じだな大和。じゃあ続きいくぜ」
大きな風の刃が大和に降り注ぐが、帝王眼の空間支配能力と、破壊属性の特性でいつの間にかヴォルドの大風刃を無効化していた。
「なっ!?無効化だと?」
大和はヴォルドの前まで辿りついた。
(あれ?技放つ前に技名言うんだっけ?とりあえず適当でいいよな?)
大和は即興で考えた技名を叫びながら回転蹴りを放つ。
「壊転死滅脚!」
紫のオーラを纏った脚を回転させ、ヴォルドの体を狙い、蹴りを入れる。
ヴォルドはマズイと思い、咄嗟に防御魔法を発動させる。
「万物障壁!」
ヴォルドが魔法を唱えると、障壁がヴォルドの体のを覆うように広がる。
次の瞬間、大きな衝撃波とともにバリッという音が聞こえ、ヴォルドが張った障壁が崩れ去り、大和の魔法を纏った蹴りがヴォルドの脇腹に直撃した。
蹴り受けたヴォルドは、地面に叩きつけられた。
「へっ、やってくれるじゃねえか。今回は俺の負けだ」
ヴォルドは悔しそうに笑みを浮かべながら言うと、自分の敗北を宣言した。
「両者それまで!ただいまの勝負、大和の勝利とする」
大和は地面まで降りてきて、力尽きたように座り込むと、セーナが手を差し伸べてくれた。
「お疲れ様。すごいね!大和は」
「いや、全然だよ。まだ力のコントロールが出来てなさそうだし、相手がヴォルドじゃなかったら殺してたかもしれない」
「これからきっとできるようになるよ!応援してるから頑張って!」
「セーナさん・・・ありがとう」
セーナが大和を労っていると、今度はヴォルドが大和に話をかけてくる。
「大和、やるじゃねーか。いくらハンデがあったとはいえ俺に勝つなんてな。しかも初めてなんだろ?これからの成長が楽しみってもんよ!」
「ありがとなヴォルド。今度は本気で相手して貰えるように頑張るよ」
「その言葉、覚えておくぜ」
ヴォルドと大和は握手を交わし、再戦を約束したのだった。
「じゃあ私はこの後明日の式典の打ち合わせがあるからまた今度ね!」
「あっ、俺も明日の警備の打ち合わせがあるんだった」
「明日って、セーナさんの祝帰還式か?」
「ああそうだよ。王都シャーリスを中心にお祝いするんだ。屋台とかも出るらしいから、お前も楽しむといいぞ」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「じゃあ俺とセーナ様は失礼するよ」
「おう、頑張れよ」
ヴォルドとセーナは大和に手を振りながら演習場を後にした。
□□□□□
セーナとヴォルドは、演習場から北側にある王宮に向かうのだが、ここでヴォルドが疑問に思っていたことをセーナに問う。
「あの、セーナ様、一つ質問をお許し願いたいのですが」
「あら、何かしら?言ってみなさい」
「ありがとうございます。セーナ様は何故、大和を鍛えようと思ったのでしょうか。」
「え?」
「帰る手段を探すだけでいい大和を無理に鍛える必要もないですし、鍛えるにしてもやり方がセーナ様らしくないといいますか・・・その・・・」
「その・・・?何かしら?」
「その、とても焦っておられるようにお見受け致しましたのでそう感じたのですが、まさかとは思いますがセーナ様・・・」
ヴォルドにそう言われた途端、セーナ様の顔が赤くなりだした。
「なっ!?ヴォルド!?き、きき、気づいてたの!?」
「いえ、私はセーナ様が大和に一目惚れなさった上、鍛え上げて婚約戦に出場させようとしているなどとは気づいておりませんよ」
「思いっきり気づいてるじゃない!!」
セーナはさらに顔を真っ赤にしながらヴォルドに言い返す。
「ご安心くださいセーナ様。この秘密は墓場まで持っていくと約束致します。そして陰ながら応援しますよ」
「ありがとうヴォルド。でももし万が一口を滑らせでもしたら・・・わかるわよね?」
「はっ、はい!もちろんです!このヴォルド、いかなる拷問を受けたとしても、この秘密を口にしません!」
「それならいいけどね」
「あっ、国王陛下はご存知なのですか?」
「いいえ、知らないわ。それに言うつもりないし」
「言ってないんですか!?」
「ええ、そうよ。言ったらどうせしきたりを守れとかうるさいのは目に見えてるし。だからそのしきたりを逆に利用しようってことなのよ」
「なるほど・・・」
「もちろん、父上にも言っちゃダメよ?わかった?」
「はい、心得ました・・・」
ヴォルドはセーナが産まれてから、セーナの護衛任務に就くことが多く、しょっちゅう振り回されてきた。
そして、エルフの成人年齢の21歳になり、大人になったセーナにもまた、昔のように振り回されているのである。
自分の好奇心でセーナに聞いたつもりが、いつの間にか周りの者たちだけでなく、国王にも隠し事をしなくてはならないという状況に陥り、ヴォルドは聞かなきゃよかったと後悔した。
そして、そんなこととは関係なしに明日のセーナ祝帰還式の打ち合わせが待っているのだった。
「んじゃ、大和準備はいいか?」
「いいけど、でも色々と大丈夫かな?」
「心配すんな。剣は使わないでおいてやるからよ。安心してかかってこい」
「わかったよ。できる限りやってみる」
大和とヴォルドは模擬戦でを始めようとしていた。
その2人の間にセーナが立った。
どうやら審判をしてくれるそうだ。
「これより、大和対ヴォルドの模擬戦を始める。」
セーナの言葉に大和とヴォルドは緊張感を高める。
「両者構えて。始め!!」
セーナの声と共に、ヴォルドが地面を蹴り、大和に殴りかかっていく。
(うわっ!?いきなりかよ!)
大和は焦りながらも何とか躱していた
ヴォルドは体制を変えて大和に回し蹴りを放つ。
(次は回し蹴りか!クソッ!避けられない)
大和は避けられないと悟り、ヴォルドの攻撃に備え、防御体制に入った・・・が、突然時間が止まったように大和の前に光のようなものが一瞬見えた。
(ん?なんだこれ?この通りを動けってことか?)
とりあえず大和は思った通りに動いてみることにした。
すると、なんと回し蹴りを躱すことが出来た。
そして大和は感じたままに攻撃し、ヴォルドにカウンターの胴回し回転蹴りを喰らわせることが出来た。
「なにっ!?」
ヴォルドは大和の攻撃を喰らい、後ろに弾き飛ばされていった。
これにはヴォルド本人だけでなく、審判のセーナや護衛で身を潜めてる王室特殊兵団の隊員たちも驚いているようだ。
大和は自分でも驚きを隠せない。
まさか自分がこんなことをできるなんて思いもしなかったのだ。
「やるじゃねーか大和。この俺にカウンターを入れるなんてな」
「いや、自分でも何で出来たかよくわからなくてさ」
「ははっ、言うじゃねーか。じゃあこれならどうだ?」
ヴォルドはそう言うと空中に飛び上がり大和に右手を向けて魔法を発動させる。
「大風切!」
ヴォルドによって発動された風属性魔法は、大きな風の刃を形成し、大和に襲いかかる。
「くっ!!」
「どうした大和?お前も魔法を使ってみたらどうだ?」
(魔法?確かに仕組みは理解出来たけど発動できるのか?いや、でもやるしかないか)
大和は帝王眼の観察能力で得た知識で魔法を形成してみる。
足の裏から呼吸をするイメージで、心臓の辺りまでエネルギーを上昇させ、それらを放出する体の部位を選び、大和は脚から魔力を放出する。
大和は脚にエネルギーを纏わせると、何かかっこよかったので《破壊属性》を付与するようにイメージしてみたら、なんとこれが上手くいった。
大和はそのまま大地を蹴りあげ、風の刃に向かっていく。
「いい感じだな大和。じゃあ続きいくぜ」
大きな風の刃が大和に降り注ぐが、帝王眼の空間支配能力と、破壊属性の特性でいつの間にかヴォルドの大風刃を無効化していた。
「なっ!?無効化だと?」
大和はヴォルドの前まで辿りついた。
(あれ?技放つ前に技名言うんだっけ?とりあえず適当でいいよな?)
大和は即興で考えた技名を叫びながら回転蹴りを放つ。
「壊転死滅脚!」
紫のオーラを纏った脚を回転させ、ヴォルドの体を狙い、蹴りを入れる。
ヴォルドはマズイと思い、咄嗟に防御魔法を発動させる。
「万物障壁!」
ヴォルドが魔法を唱えると、障壁がヴォルドの体のを覆うように広がる。
次の瞬間、大きな衝撃波とともにバリッという音が聞こえ、ヴォルドが張った障壁が崩れ去り、大和の魔法を纏った蹴りがヴォルドの脇腹に直撃した。
蹴り受けたヴォルドは、地面に叩きつけられた。
「へっ、やってくれるじゃねえか。今回は俺の負けだ」
ヴォルドは悔しそうに笑みを浮かべながら言うと、自分の敗北を宣言した。
「両者それまで!ただいまの勝負、大和の勝利とする」
大和は地面まで降りてきて、力尽きたように座り込むと、セーナが手を差し伸べてくれた。
「お疲れ様。すごいね!大和は」
「いや、全然だよ。まだ力のコントロールが出来てなさそうだし、相手がヴォルドじゃなかったら殺してたかもしれない」
「これからきっとできるようになるよ!応援してるから頑張って!」
「セーナさん・・・ありがとう」
セーナが大和を労っていると、今度はヴォルドが大和に話をかけてくる。
「大和、やるじゃねーか。いくらハンデがあったとはいえ俺に勝つなんてな。しかも初めてなんだろ?これからの成長が楽しみってもんよ!」
「ありがとなヴォルド。今度は本気で相手して貰えるように頑張るよ」
「その言葉、覚えておくぜ」
ヴォルドと大和は握手を交わし、再戦を約束したのだった。
「じゃあ私はこの後明日の式典の打ち合わせがあるからまた今度ね!」
「あっ、俺も明日の警備の打ち合わせがあるんだった」
「明日って、セーナさんの祝帰還式か?」
「ああそうだよ。王都シャーリスを中心にお祝いするんだ。屋台とかも出るらしいから、お前も楽しむといいぞ」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「じゃあ俺とセーナ様は失礼するよ」
「おう、頑張れよ」
ヴォルドとセーナは大和に手を振りながら演習場を後にした。
□□□□□
セーナとヴォルドは、演習場から北側にある王宮に向かうのだが、ここでヴォルドが疑問に思っていたことをセーナに問う。
「あの、セーナ様、一つ質問をお許し願いたいのですが」
「あら、何かしら?言ってみなさい」
「ありがとうございます。セーナ様は何故、大和を鍛えようと思ったのでしょうか。」
「え?」
「帰る手段を探すだけでいい大和を無理に鍛える必要もないですし、鍛えるにしてもやり方がセーナ様らしくないといいますか・・・その・・・」
「その・・・?何かしら?」
「その、とても焦っておられるようにお見受け致しましたのでそう感じたのですが、まさかとは思いますがセーナ様・・・」
ヴォルドにそう言われた途端、セーナ様の顔が赤くなりだした。
「なっ!?ヴォルド!?き、きき、気づいてたの!?」
「いえ、私はセーナ様が大和に一目惚れなさった上、鍛え上げて婚約戦に出場させようとしているなどとは気づいておりませんよ」
「思いっきり気づいてるじゃない!!」
セーナはさらに顔を真っ赤にしながらヴォルドに言い返す。
「ご安心くださいセーナ様。この秘密は墓場まで持っていくと約束致します。そして陰ながら応援しますよ」
「ありがとうヴォルド。でももし万が一口を滑らせでもしたら・・・わかるわよね?」
「はっ、はい!もちろんです!このヴォルド、いかなる拷問を受けたとしても、この秘密を口にしません!」
「それならいいけどね」
「あっ、国王陛下はご存知なのですか?」
「いいえ、知らないわ。それに言うつもりないし」
「言ってないんですか!?」
「ええ、そうよ。言ったらどうせしきたりを守れとかうるさいのは目に見えてるし。だからそのしきたりを逆に利用しようってことなのよ」
「なるほど・・・」
「もちろん、父上にも言っちゃダメよ?わかった?」
「はい、心得ました・・・」
ヴォルドはセーナが産まれてから、セーナの護衛任務に就くことが多く、しょっちゅう振り回されてきた。
そして、エルフの成人年齢の21歳になり、大人になったセーナにもまた、昔のように振り回されているのである。
自分の好奇心でセーナに聞いたつもりが、いつの間にか周りの者たちだけでなく、国王にも隠し事をしなくてはならないという状況に陥り、ヴォルドは聞かなきゃよかったと後悔した。
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