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〈第3章 秋、変わる色〉
第21話
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「珍しいね。もしかしてこの間私が話した通りの事を実行したのかい?」
金住先輩に伝えると、彼女は目をぱちぱちとさせながらこう返してきた。
「はい、そんな感じで。それに金住先輩の言っている事は間違いでもないし」
「そうか、それなら今日は短めに帰れるようになんとかするから作業を始めようか」
「はい! その前に行村先輩にも伝えておきます」
そう言って僕は行村先輩にも伝えておく事にした。一つ不安があるとするなら、それを許してくれるかどうかだ。けれど、行村先輩は、
「ここ最近は詰めすぎたっていうのも否めないから別に問題ないぞ」
と答えてくれた。しっかりと配慮してくれている、というのはいつでも安心できるものだった。けれど、それに甘えてばかりもいられない。
今日は短めに作業をやる分、せめていつもと同じくらい頑張っていかないと。
そんなこんなで今日の最低限やるべき作業を終わらせた僕は先輩方に挨拶して集合場所まで来ていた。
校門前ではいずみをはじめとした友人三人がもう既に来ていた。
「おそいぞー!」
「ごめんごめん」
「まあ、皆揃ったから行こうぜ」
冗談を言われながらも、僕は皆と一緒に帰り道を歩き始めた。といっても今日は駅前のファーストフード店でちょっと話していこうと決めていたので、そちらへ行かないと折角集まった意味がない。
僕たちは軽い冗談や会話を交えながら着実に目的の場所まで歩みを進めていた。
「んじゃあ、僕はこれでー!」
お店に着くなりいずみは機嫌良くメニューを選ぶ。僕たちも続いてそれぞれメニューを選ぶ。ちなみに結構バラつきがあって、被っているメニューはあまり無かった。
「席はしっかり確保したぞー」
そう言った友人が僕たちを連れてその確保した席へと案内する。しっかり四人席だった。
「じゃあ、ここで待つか~!」
いずみはなんだか楽しそうだった。
「そういえば皆は文化祭の作業はどんな事しているの?」
頼んだメニューが運ばれてしばらく談笑していたのだが、ふいに気になった僕は皆に聞いてみる事にした。クラスでも文化祭の催しものは存在するのだが、僕は部活の作業が忙しくて詳しく聞く機会がなかったのだ。
「僕はあれだね~。文化祭仕様でも楽しめるゲームみたいなのを考えたり、実際に作ったりする作業してる~」
いずみが答える。
「俺は文化祭用の設備を作る作業をしてるな」
「俺も~」
その後に友人二人が答える。皆もしっかりと頑張っている様子だ。
「いずみは部活の文化祭作業をメインにやってるんでしょ? 文芸部は人があまりいないから結構大変そうだよね?」
「うん、まあね」
一応、部活で文化祭に参加する場合はクラスの催しは最低限の手伝いでも大丈夫という決まりがあったので、僕はそれに甘えさせて利用している。特に文芸部はこの学校でも人がかなり少ないので複数の作業を兼任したりと結構多忙なために先輩たちもこの制度を利用しているそうだ。
「クラスでもお前だけ参加しないのは寂しいって言ってるやついたからな~。クラス全員でやりたいっていうやつもいるからたまに参加してもいいんじゃない?」
「まあ、そうなんだけどあまりにやる事が多くて文芸部の方を優先せざる負えないんだよね」
「ふ~ん? 例えば」
僕は聞かれた通り、この間やった作業を一通り説明していく。最初はうんうんと頷いて聞いていた友人たちも後半の説明に行けば行くほどどんどん顔が青ざめていく様に感じた。
「……こんな感じかな?」
「……マジでそんな時間がかかる作業をやってるのか?」
人手が足りないから、と僕は答える。
すると、友人二人が顔を見合わせる。そして、首を頷かせた。……何を話していたのだろうか?
「薫、今度俺たちも手伝うわ」
「え!?」
「そうだぜ、流石にそんな大変な作業はいくらなんでも手を借りた方がいいって」
急にそんな事言われても……と思わなくもなかったが、手を借りたい程大変なのは確かでもあった。
「おまえら~、もしダメだったらどうすんの。迷惑かもしれないじゃん」
いずみが友人二人をなだめるように言う。
「どうしてさ」
「一応、四人で分担して作業しているからそこに他の人割り込んで余計時間かかったりも無い事もないじゃん。だから、安易にそんな事言ったら逆に迷惑だよ」
「た、確かに……」
そう言って、いずみの言う事に一定の理解を示した友人二人はちょっとたじろいでいた。こういう時、いずみはかなり冷静に判断する。
けれど、手伝ってくれると言ってくれたのはとても嬉しかったので、無下にもしたくない気持ちがある。
「二人とも、ありがとう。手伝っても大丈夫かどうかは明日、金住先輩に聞いてみるから」
「そ、そうか?」
「うん、大丈夫だからさ。一旦この話は終わりにして、他の話しない?」
そうして僕は話の方向を変える様に促す。いつまでもこんな話をしていたら折角集まったのに、もったいない気がしたから。
「まあ、カオルがいいならそれでいいと思うよ」
「金住先輩に聞いておいてくれよ~。もしOKだったらすぐに言っておいてくれ!」
「俺たち、いつでも手伝える準備はしとくからな!」
「あはは……」
僕の友人は、ちょっと優しすぎるかもしれない。
金住先輩に伝えると、彼女は目をぱちぱちとさせながらこう返してきた。
「はい、そんな感じで。それに金住先輩の言っている事は間違いでもないし」
「そうか、それなら今日は短めに帰れるようになんとかするから作業を始めようか」
「はい! その前に行村先輩にも伝えておきます」
そう言って僕は行村先輩にも伝えておく事にした。一つ不安があるとするなら、それを許してくれるかどうかだ。けれど、行村先輩は、
「ここ最近は詰めすぎたっていうのも否めないから別に問題ないぞ」
と答えてくれた。しっかりと配慮してくれている、というのはいつでも安心できるものだった。けれど、それに甘えてばかりもいられない。
今日は短めに作業をやる分、せめていつもと同じくらい頑張っていかないと。
そんなこんなで今日の最低限やるべき作業を終わらせた僕は先輩方に挨拶して集合場所まで来ていた。
校門前ではいずみをはじめとした友人三人がもう既に来ていた。
「おそいぞー!」
「ごめんごめん」
「まあ、皆揃ったから行こうぜ」
冗談を言われながらも、僕は皆と一緒に帰り道を歩き始めた。といっても今日は駅前のファーストフード店でちょっと話していこうと決めていたので、そちらへ行かないと折角集まった意味がない。
僕たちは軽い冗談や会話を交えながら着実に目的の場所まで歩みを進めていた。
「んじゃあ、僕はこれでー!」
お店に着くなりいずみは機嫌良くメニューを選ぶ。僕たちも続いてそれぞれメニューを選ぶ。ちなみに結構バラつきがあって、被っているメニューはあまり無かった。
「席はしっかり確保したぞー」
そう言った友人が僕たちを連れてその確保した席へと案内する。しっかり四人席だった。
「じゃあ、ここで待つか~!」
いずみはなんだか楽しそうだった。
「そういえば皆は文化祭の作業はどんな事しているの?」
頼んだメニューが運ばれてしばらく談笑していたのだが、ふいに気になった僕は皆に聞いてみる事にした。クラスでも文化祭の催しものは存在するのだが、僕は部活の作業が忙しくて詳しく聞く機会がなかったのだ。
「僕はあれだね~。文化祭仕様でも楽しめるゲームみたいなのを考えたり、実際に作ったりする作業してる~」
いずみが答える。
「俺は文化祭用の設備を作る作業をしてるな」
「俺も~」
その後に友人二人が答える。皆もしっかりと頑張っている様子だ。
「いずみは部活の文化祭作業をメインにやってるんでしょ? 文芸部は人があまりいないから結構大変そうだよね?」
「うん、まあね」
一応、部活で文化祭に参加する場合はクラスの催しは最低限の手伝いでも大丈夫という決まりがあったので、僕はそれに甘えさせて利用している。特に文芸部はこの学校でも人がかなり少ないので複数の作業を兼任したりと結構多忙なために先輩たちもこの制度を利用しているそうだ。
「クラスでもお前だけ参加しないのは寂しいって言ってるやついたからな~。クラス全員でやりたいっていうやつもいるからたまに参加してもいいんじゃない?」
「まあ、そうなんだけどあまりにやる事が多くて文芸部の方を優先せざる負えないんだよね」
「ふ~ん? 例えば」
僕は聞かれた通り、この間やった作業を一通り説明していく。最初はうんうんと頷いて聞いていた友人たちも後半の説明に行けば行くほどどんどん顔が青ざめていく様に感じた。
「……こんな感じかな?」
「……マジでそんな時間がかかる作業をやってるのか?」
人手が足りないから、と僕は答える。
すると、友人二人が顔を見合わせる。そして、首を頷かせた。……何を話していたのだろうか?
「薫、今度俺たちも手伝うわ」
「え!?」
「そうだぜ、流石にそんな大変な作業はいくらなんでも手を借りた方がいいって」
急にそんな事言われても……と思わなくもなかったが、手を借りたい程大変なのは確かでもあった。
「おまえら~、もしダメだったらどうすんの。迷惑かもしれないじゃん」
いずみが友人二人をなだめるように言う。
「どうしてさ」
「一応、四人で分担して作業しているからそこに他の人割り込んで余計時間かかったりも無い事もないじゃん。だから、安易にそんな事言ったら逆に迷惑だよ」
「た、確かに……」
そう言って、いずみの言う事に一定の理解を示した友人二人はちょっとたじろいでいた。こういう時、いずみはかなり冷静に判断する。
けれど、手伝ってくれると言ってくれたのはとても嬉しかったので、無下にもしたくない気持ちがある。
「二人とも、ありがとう。手伝っても大丈夫かどうかは明日、金住先輩に聞いてみるから」
「そ、そうか?」
「うん、大丈夫だからさ。一旦この話は終わりにして、他の話しない?」
そうして僕は話の方向を変える様に促す。いつまでもこんな話をしていたら折角集まったのに、もったいない気がしたから。
「まあ、カオルがいいならそれでいいと思うよ」
「金住先輩に聞いておいてくれよ~。もしOKだったらすぐに言っておいてくれ!」
「俺たち、いつでも手伝える準備はしとくからな!」
「あはは……」
僕の友人は、ちょっと優しすぎるかもしれない。
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漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
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地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
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