桐谷さんと僕の甘い生活(ショタ救済BL)

月歌(ツキウタ)

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◆◆◆◆◆



ボロいアパートが僕の家。お母さんは今はいない。どこ行ったか分かんないって、お父さん言ってる。


「はぁ、お前のおかんがいた時は、あいつが結構稼いでたのになぁ。お前は怠けもんやから、あかんわ。指二本入れられただけで、熱出すとか、ほんまあかん」


「ごめんなさい、お父さん」

「まあ、ええわ。はよ、チャーハン食べ」

「うん」


食欲ないけど、食べないと怒るから口に無理矢理チャーハンを詰め込んだ。まずい。お父さんのチャーハンは、なんか臭い。お母さんのは、よく覚えてないけど、美味しかった。たぶん。


「はあ、大金欲しい。お前が女の子やったら、もっと客はおると思うねんけどなぁ。男やと、需要があんまりないからなぁ」


お父さんはやくざだけど、何時も家でゴロゴロしてる。やくざはいま冬の時代だって父さんが言ってた。意味わかんないけど。


「なあ、そろそろアナルにぺニス入れられへんか?それで客から取れる金が大分違うねんけどなぁ。どないや?あかんか?」


「・・わかんない」


「んー、まあ無理かぁ。でも、細いバイブで、ズブズブはできるやろ?指と同じ大きさやったら、可能と違うか?一度試さなあかんな?」


僕はチャーハンを吐いてしまった。気持ち悪い。胃が痛い。


「ん?やっぱ、卵腐ってたか?やば、食べんでよかった~。掃除しときや、涼」


「お父さん、お腹いたい」


「まあ、腐ってるの食べたらブリブリやろ。おお、エエこと思い付いた。ブリブリ出すなよ!そのうんちは商売になるから!」


うんち出したい。



◇◇◇◇◇



「山村さん、借金あるのによう顔出せたな?返済の目処はついたんか?」


「金が全然ないんです・・すんません。それで、地下の部屋は借りれます?今、息子がブリブリやから、チャンスやと思って。動画を、今すぐに撮りたいんです」


お父さんに連れられて、風俗店にきた。うんちでそう。


「ん?息子に排泄プレイさせるんか?」

「動画とって、闇サイトに売ろかと思って」


「まあ、金払うならシャワー室付きの部屋貸すけど。でも、俺は風俗店の雇われ店長だからな。オーナーはガキ扱うの禁止してんだよ。ガキ扱うと、警察の目が厳しなるからな」


「警察にびびってどうするのん。あんたも、やくざやろ?」


「山村さん、あんたも身に染みてるやろ?暴対法ができてから、全くあかん。素人の方が怖いわ。山村さんも素人舐めてたら、痛い目にあうで。まあ、部屋は貸すけど後始末は頼むわ。SMクラブも不況やから、売り上げあげんとな」


「感謝、感謝」


「山村さん。あんた、俺の名前忘れてるやろ?一回も名前言ってないで。薬やってんのか?」


「金ないのに、どうやって買うのん?でも、確かに・・名前が思い出せんわ。なんでやろ?」


「奥さんおったとき、金あったから薬やってたやろ?あの頃に出回ってた薬が、えらい質が悪かったらしい。脳を萎縮させるらしいわ。知り合いが、最近後遺症で死んでな。なんか、その知り合いと、山村さんの様子が似てるから心配や。借金返してから死んでや?」


「いや、俺は元気ですから問題ないですわ」

「お父さん・・」


「なんや?今、大事な話をしてるんや。お前は黙っとれ、涼!」


「出た」

「ああ?」


「あーあ。涼ちゃん、我慢できんかったみたいやな?まあ、シャワールーム貸したるから、汚れ落としながら動画撮ったらいいのと違う?」


「そうしますわ!涼もお礼して!」

「・・ありがとうございます」


「涼ちゃんはええ子やな」



◇◇◇◇◇



SMクラブは初めて。お父さんに連れられて、個室に入った。シャワー室に入ると、手錠をもった父さんがうろうろする。


「よし、始めるか?」

「手錠で何するの?」


「雰囲気作りや、涼。お前は、無理矢理排便させられた後って設定な。そして、尻洗う。うーん、需要あるんか、これ?まあ、いいか」


いきなり手錠を手首に嵌められた。シャワールームに転がされて、僕は頭打った。


「痛い」


「くそ、臭いな!動画にこの臭さが伝わったら、匂いフェチが飛びついてきそうやのにな。ほんなら、動画とるから」


「恥ずかしい」


「今さら恥ずかしいはないやろ?お前は、玩具や。なんも考えんと、床を這っとけ」


「うん」


服を脱がされた。尻に冷たいシャワーが掛かって、ぶるぶる震えた。僕は指示に従って、手錠したまま、シャワールームを這いまわる。冷たいシャワーが、辛い。


「ほら、次は熱湯や!」

「ぎゃあ!!」


熱くて、僕は本気で逃げた。逃げながら、お父さんを見たら嗤ってた。


「熱いよ、お父さん!ひぃ!」

「熱湯消毒ーー!」

「痛い、体痛い、お父さん!」


「良いぞ。この動画は高く売れそうや!」


僕は泣きながら逃げ回って、バスタブに転げ落ちた。湯は入っていない。お父さんが更に熱湯を掛けてきた。


「熱いーー!痛いっーー!」


僕はバスタブの中で気を失った。




◆◆◆◆◆◆
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