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からくり師の張形
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◆◆◆◆◆
若い陰間の尻に動く張形が挿さっている。陰間は張形の受け入れも実地で学ぶ。だが、陰間を長くつとめる散花も、動く張形は初めて見る。
「散花さん、あかんの。尻が変になる~」
「えぇ。ちょっと待って。すぐに‥‥え~」
散花が戸惑っていると、桔梗屋の旦那が肩を抱き込み囁いた。
「散花も初めて見るやな?これは稀代のからくり師に作らせた『動く張形』や!」
「からくり師に張形を作らせたんですか?とにかく陰間が嫌がってますから取ります!」
「俺が大金払って買った陰間や。勝手な事されると困るで、散花」
男客が散花を抱き寄せて、胸に手を差し込んできた。頭にきた散花は語気を強めて反論する。
「陰間は茶屋の大事な商品です!陰間を壊して出禁になったのに、また同じことをしますか!弥太郎さん、部屋に入ってきて。陰間を介抱してあげて」
『承知した』
ふすまの向こうから声が聞こえ、すぐに弥太郎が座敷に入ってきた。その弥太郎は背中に男衆を担いでいる。どうやら気を失っている様子だ。
「弥太郎さん、彼はどないしたん?」
「陰間に付けてた男衆やが、くすり盛られて便所で吐いて気絶してた。」
「ええ!?」
散花は驚いて声を上げた。そんな無茶をするのは、今も散花の乳首をもみもみしている男客しかありえない。散花は桔梗屋の旦那の手を弾き飛ばして距離を置いた。
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若い陰間の尻に動く張形が挿さっている。陰間は張形の受け入れも実地で学ぶ。だが、陰間を長くつとめる散花も、動く張形は初めて見る。
「散花さん、あかんの。尻が変になる~」
「えぇ。ちょっと待って。すぐに‥‥え~」
散花が戸惑っていると、桔梗屋の旦那が肩を抱き込み囁いた。
「散花も初めて見るやな?これは稀代のからくり師に作らせた『動く張形』や!」
「からくり師に張形を作らせたんですか?とにかく陰間が嫌がってますから取ります!」
「俺が大金払って買った陰間や。勝手な事されると困るで、散花」
男客が散花を抱き寄せて、胸に手を差し込んできた。頭にきた散花は語気を強めて反論する。
「陰間は茶屋の大事な商品です!陰間を壊して出禁になったのに、また同じことをしますか!弥太郎さん、部屋に入ってきて。陰間を介抱してあげて」
『承知した』
ふすまの向こうから声が聞こえ、すぐに弥太郎が座敷に入ってきた。その弥太郎は背中に男衆を担いでいる。どうやら気を失っている様子だ。
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「ええ!?」
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