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アンパンとショクパン兄上の窯入り
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◆◆◆◆◆
王城から帰ったショクパン兄上は、僕を自室に呼び出した。呼び出された理由が分かるだけに、足取りは重い。兄上の部屋に入るなり、僕は詰問された。
「アンパン、ちょっとこちらに来なさい。学園で怪我を負ったそうだね?その経緯を詳しく知りたい」
ショクパン兄上が真面目な表情で僕を見つめてくる。僕は気恥ずかしくなり、少し顔をそらした。
「同級生とゲームをしていて転びました。幼いと思われるかも知れませんが、円を描きその中に二人入って押し合う遊びです。僕は押し負けて円をはみ出て転びました」
「相手は誰?」
「幼馴染のクロワッサンです」
「彼か・・」
「そうです」
「学園に迎えに行った者の話では、臀部を打撲したらしいね?だが、治療を拒否したと聞いている。私に患部を見せなさい、アンパン」
「はい!?」
「さあ、アンパン。ソファーに横になり、お尻を出しなさい」
「あの、その必要はないかと。転んでお尻を打っただけです。打撲とは大袈裟です、ショクパン兄上」
不意に兄上が僕に近づき腕を掴んだ。そして、顔を近づけて囁く。
「何か兄に見られては疚しいことでもあるのかい、アンパン?」
「そのような事はありません」
「では、手間を掛けさせるな。ソファーまで運ぶよ、アンパン?」
「ひゃ!」
ショクパン兄上にお姫様抱っこされて、そのままソファーに寝かされた。
「さあ、うつ伏せになって」
「兄上~、本当に大したことはなくて、ひゃ!勝手にズボンを脱がしに掛からないで。恥ずかしいです、ショクパン兄上!」
「パンツも脱がすから安心しなさい」
ショクパン兄上が器用にズボンを脱がす。パンツだけになった僕は、尻の完全露出を防ぐために妥協案を口にする。
「いやいや、脱がす必要はないでしょ!ずらせば傷は見えます。痛いのはここです!ずらして見てください」
「ふむ」
半分ほどおろされたパンツから、プリっと半けつが現れる。兄上はその尻を指で触る。
「ふぎゃ、痛い!」
「内出血しているね。痛そうだ」
「痛いから触らないで、兄上」
「ああ、すまない。しかし、ふっくらした臀部をしているね。やはり、アンパン系の系譜だからだろうか?」
ショクパン兄上とは腹違いの兄弟だ。兄上はショクパン系譜の母から生まれ、僕はアンパン系譜の母から生まれた。ちなみに父上はショクパン系譜だ。
「もういいでしょ、兄上?」
「ああ。疑いは晴れた」
「ちょっと待ってください!」
「なんだい?」
「疑いが晴れたとはどういう事ですか、ショクパン兄上?」
パンツを正式な位置に戻し、ソファーに座る。座ってからズボンをはいていないことに気がついたが、今は質問に集中する。
「実は、アンパンとクロワッサンが恋仲にあるとの噂を耳にしてね。しかも、不純パン行為を既に済ませていると聞けば・・兄としては確認せねばなるまい。尻穴周辺を」
「な、なっ!み、見たのですか!?」
「清らかな処女だった。安心した」
「兄上!げ、下品すぎます!」
僕の言葉に兄上が言い返す。
「私は君の亡き母から、『アンパンをよろしく』と頼まれた。父母が領地にいて、私とアンパンは王都にいる。この場合、兄の私がアンパンをよろしくする必要がある。分かるね、アンパン」
「わかりません!ショクパン兄上は僕に過保護だとは思っていましたが、もはや過干渉です。今すぐにやめて欲しいです。それに、僕が誰と仲良くしようとも、兄上には関係ありません」
「バカな!まさか、アンパンはクロワッサンと付き合うつもりなのか?バターまみれの男と抱き合うアンパンなど想像したくもない!この兄のようなあっさり毎日食べられる相手を選びなさい。絶対に飽きるから!」
「クロワッサンとは毎日顔を合わせていますが、ちっとも飽きません。彼からはよい香りがするのです!」
「バター臭いだけだ」
「芳しく男らしいです。それに比べて、僕は桜あんこだから甘い香りがします。全く男らしくなくて、子供の頃はよく苛められました。でも、クロワッサンがいつも構ってくれて・・」
興奮して涙が出てきた。僕の涙を見て兄上が慌てて僕の肩を抱き、ハンカチを差し出す。僕が不貞腐れて受け取らずにいると、涙をぬぐってくれた。
「ふっくらした頬が濡れては大変だ。私たちパン属は湿気が大敵だからね。不治の病のカビが取りつかねようにしないとね」
「ショクパン兄上、僕とクロワッサンは幼馴染で不純パン行為などしていません。信じてください、あにうえ~」
「ああ、可愛いアンパン。疑って済まなかったね。アンパンを信じるとも。しかし、この桜あんこの香りで苛めがあったとは気がつかなかった。すまない、アンパン」
「いえ、黙っていた僕が悪いのです。兄上からは繊細なバターの香りと小麦の大地の香りがして素敵なのに、どうして僕は桜アンパンに生まれてしまたのでしょう。せめて、普通のアンパンに生まれたかった」
「ああ、これ以上泣いてはいけない。仕方ないね。これは一度焼いて体を癒した方がいい。本当に病気になってしまう」
「焼くのは苦手です。いつも失敗してしまって。前回は危うく丸焦げになるところでした」
「アンパンは火加減が難しいからね。しかし、なぜプロに任せないんだい?私などはプロに任せているが」
「だって、僕たちを焼くプロの焼き師がすごく恥ずかしい事を呟きながら焼くので。羞恥プレイみたいで嫌なんです!」
「何を言われたんだ?」
「美味しそうとか。ふっくら膨らんで・・桜あんこが漏れそうとか。全然漏れそうでも、噴出しそうでもないのに・・厭らしく言ってきて。それに、具合はどうかとぷにぷにと指で膨らみを確認するんですよ!」
「そいつは、セクハラ焼き師だな。抹殺・・いや、何でもない。やはり、ショクパン系とアンパン系では扱いも違うようだね。ふむ、なるほど!」
「どうされました、兄上?」
「君の亡き母上より、焼きレシピを渡されていたのだが、『アンパンをよろしく』とはアンパンの焼きの面倒をみるようにとの意味だったのかもしれないね。母上はアンパン系譜の苦労をご存知だったのだろう。デリケートなアンパンの為に、この役目を私に託して下さった。なのに、今まで気づかずにいたとは・・申し訳ない」
「そんな、ショクパン兄上」
「では、アンパン。私と共に窯に入ろう。そういえば、幼い頃はよく一緒に窯に入っていたね、アンパン」
「そうですが、普通は大人になったパン属は同じ窯には入りませんよ?それは、夫婦の行為です・・兄上」
「嫌かい?」
「うー、その」
「?」
「兄上の焼き上がりの姿はすごく素敵で、憧れで・・香りもよくて。パフっと抱きしめられたい仕上がりで」
「よし、窯に入るぞ!」
「わ、ショクパン兄上!」
僕はショクパン兄上に、またもお姫様抱っこされていた。しかも、下半身がパンツしかはいてないのだが!
「兄上、ズボン!」
「窯に入れば裸だ。問題ない!」
「問題あります、ショクパン兄上!」
ショクパン兄上は僕の言葉を軽く流した。明らかに悪ふざけが過ぎる。ショクパン系は結構意地悪だからなぁ。そして、アンパン系はそれを許しちゃうんだよな~。
窯入り。
こんがり。
こんがり。
こんがり。
こんがり。
「ふかふかです~、ショクパン兄上」
「アンパンもふかふかだ」
「今日は一緒に寝てもかまいませんか、あにうえ?」
「おや、甘えるね」
「たまには、よいでしょ?」
「毎日でも構わないよ、アンパン」
「それはお断りいたします、兄上」
「残念だ」
僕と兄上はぽかぽかしたまま、その日はベッドで添い寝した。焼き上がりの添い寝は、最高に贅沢。互いの柔らかい香りを楽しみながら、ゆっくりと眠りに落ちた。
end
◆◆◆◆◆
王城から帰ったショクパン兄上は、僕を自室に呼び出した。呼び出された理由が分かるだけに、足取りは重い。兄上の部屋に入るなり、僕は詰問された。
「アンパン、ちょっとこちらに来なさい。学園で怪我を負ったそうだね?その経緯を詳しく知りたい」
ショクパン兄上が真面目な表情で僕を見つめてくる。僕は気恥ずかしくなり、少し顔をそらした。
「同級生とゲームをしていて転びました。幼いと思われるかも知れませんが、円を描きその中に二人入って押し合う遊びです。僕は押し負けて円をはみ出て転びました」
「相手は誰?」
「幼馴染のクロワッサンです」
「彼か・・」
「そうです」
「学園に迎えに行った者の話では、臀部を打撲したらしいね?だが、治療を拒否したと聞いている。私に患部を見せなさい、アンパン」
「はい!?」
「さあ、アンパン。ソファーに横になり、お尻を出しなさい」
「あの、その必要はないかと。転んでお尻を打っただけです。打撲とは大袈裟です、ショクパン兄上」
不意に兄上が僕に近づき腕を掴んだ。そして、顔を近づけて囁く。
「何か兄に見られては疚しいことでもあるのかい、アンパン?」
「そのような事はありません」
「では、手間を掛けさせるな。ソファーまで運ぶよ、アンパン?」
「ひゃ!」
ショクパン兄上にお姫様抱っこされて、そのままソファーに寝かされた。
「さあ、うつ伏せになって」
「兄上~、本当に大したことはなくて、ひゃ!勝手にズボンを脱がしに掛からないで。恥ずかしいです、ショクパン兄上!」
「パンツも脱がすから安心しなさい」
ショクパン兄上が器用にズボンを脱がす。パンツだけになった僕は、尻の完全露出を防ぐために妥協案を口にする。
「いやいや、脱がす必要はないでしょ!ずらせば傷は見えます。痛いのはここです!ずらして見てください」
「ふむ」
半分ほどおろされたパンツから、プリっと半けつが現れる。兄上はその尻を指で触る。
「ふぎゃ、痛い!」
「内出血しているね。痛そうだ」
「痛いから触らないで、兄上」
「ああ、すまない。しかし、ふっくらした臀部をしているね。やはり、アンパン系の系譜だからだろうか?」
ショクパン兄上とは腹違いの兄弟だ。兄上はショクパン系譜の母から生まれ、僕はアンパン系譜の母から生まれた。ちなみに父上はショクパン系譜だ。
「もういいでしょ、兄上?」
「ああ。疑いは晴れた」
「ちょっと待ってください!」
「なんだい?」
「疑いが晴れたとはどういう事ですか、ショクパン兄上?」
パンツを正式な位置に戻し、ソファーに座る。座ってからズボンをはいていないことに気がついたが、今は質問に集中する。
「実は、アンパンとクロワッサンが恋仲にあるとの噂を耳にしてね。しかも、不純パン行為を既に済ませていると聞けば・・兄としては確認せねばなるまい。尻穴周辺を」
「な、なっ!み、見たのですか!?」
「清らかな処女だった。安心した」
「兄上!げ、下品すぎます!」
僕の言葉に兄上が言い返す。
「私は君の亡き母から、『アンパンをよろしく』と頼まれた。父母が領地にいて、私とアンパンは王都にいる。この場合、兄の私がアンパンをよろしくする必要がある。分かるね、アンパン」
「わかりません!ショクパン兄上は僕に過保護だとは思っていましたが、もはや過干渉です。今すぐにやめて欲しいです。それに、僕が誰と仲良くしようとも、兄上には関係ありません」
「バカな!まさか、アンパンはクロワッサンと付き合うつもりなのか?バターまみれの男と抱き合うアンパンなど想像したくもない!この兄のようなあっさり毎日食べられる相手を選びなさい。絶対に飽きるから!」
「クロワッサンとは毎日顔を合わせていますが、ちっとも飽きません。彼からはよい香りがするのです!」
「バター臭いだけだ」
「芳しく男らしいです。それに比べて、僕は桜あんこだから甘い香りがします。全く男らしくなくて、子供の頃はよく苛められました。でも、クロワッサンがいつも構ってくれて・・」
興奮して涙が出てきた。僕の涙を見て兄上が慌てて僕の肩を抱き、ハンカチを差し出す。僕が不貞腐れて受け取らずにいると、涙をぬぐってくれた。
「ふっくらした頬が濡れては大変だ。私たちパン属は湿気が大敵だからね。不治の病のカビが取りつかねようにしないとね」
「ショクパン兄上、僕とクロワッサンは幼馴染で不純パン行為などしていません。信じてください、あにうえ~」
「ああ、可愛いアンパン。疑って済まなかったね。アンパンを信じるとも。しかし、この桜あんこの香りで苛めがあったとは気がつかなかった。すまない、アンパン」
「いえ、黙っていた僕が悪いのです。兄上からは繊細なバターの香りと小麦の大地の香りがして素敵なのに、どうして僕は桜アンパンに生まれてしまたのでしょう。せめて、普通のアンパンに生まれたかった」
「ああ、これ以上泣いてはいけない。仕方ないね。これは一度焼いて体を癒した方がいい。本当に病気になってしまう」
「焼くのは苦手です。いつも失敗してしまって。前回は危うく丸焦げになるところでした」
「アンパンは火加減が難しいからね。しかし、なぜプロに任せないんだい?私などはプロに任せているが」
「だって、僕たちを焼くプロの焼き師がすごく恥ずかしい事を呟きながら焼くので。羞恥プレイみたいで嫌なんです!」
「何を言われたんだ?」
「美味しそうとか。ふっくら膨らんで・・桜あんこが漏れそうとか。全然漏れそうでも、噴出しそうでもないのに・・厭らしく言ってきて。それに、具合はどうかとぷにぷにと指で膨らみを確認するんですよ!」
「そいつは、セクハラ焼き師だな。抹殺・・いや、何でもない。やはり、ショクパン系とアンパン系では扱いも違うようだね。ふむ、なるほど!」
「どうされました、兄上?」
「君の亡き母上より、焼きレシピを渡されていたのだが、『アンパンをよろしく』とはアンパンの焼きの面倒をみるようにとの意味だったのかもしれないね。母上はアンパン系譜の苦労をご存知だったのだろう。デリケートなアンパンの為に、この役目を私に託して下さった。なのに、今まで気づかずにいたとは・・申し訳ない」
「そんな、ショクパン兄上」
「では、アンパン。私と共に窯に入ろう。そういえば、幼い頃はよく一緒に窯に入っていたね、アンパン」
「そうですが、普通は大人になったパン属は同じ窯には入りませんよ?それは、夫婦の行為です・・兄上」
「嫌かい?」
「うー、その」
「?」
「兄上の焼き上がりの姿はすごく素敵で、憧れで・・香りもよくて。パフっと抱きしめられたい仕上がりで」
「よし、窯に入るぞ!」
「わ、ショクパン兄上!」
僕はショクパン兄上に、またもお姫様抱っこされていた。しかも、下半身がパンツしかはいてないのだが!
「兄上、ズボン!」
「窯に入れば裸だ。問題ない!」
「問題あります、ショクパン兄上!」
ショクパン兄上は僕の言葉を軽く流した。明らかに悪ふざけが過ぎる。ショクパン系は結構意地悪だからなぁ。そして、アンパン系はそれを許しちゃうんだよな~。
窯入り。
こんがり。
こんがり。
こんがり。
こんがり。
「ふかふかです~、ショクパン兄上」
「アンパンもふかふかだ」
「今日は一緒に寝てもかまいませんか、あにうえ?」
「おや、甘えるね」
「たまには、よいでしょ?」
「毎日でも構わないよ、アンパン」
「それはお断りいたします、兄上」
「残念だ」
僕と兄上はぽかぽかしたまま、その日はベッドで添い寝した。焼き上がりの添い寝は、最高に贅沢。互いの柔らかい香りを楽しみながら、ゆっくりと眠りに落ちた。
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感想コメントありがとうございます。
全作品を読んでいただいているなんて!感謝しかありません。嬉しすぎる~。夜中に突然、アンパン君の窯入りを思いつき・・おバカな話ですが、書かずにはいられず。めちゃくちゃ、ノリノリで書きました。
読んでくださり嬉しいです
( ≧∀≦)ノ🌸