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三国志シリーズ
赤壁の戦い、火攻めを
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#創作BL #BL小説 #AIイラスト #BL漫画
「周瑜どの、曹操の大軍をみて俺は決めた。曹操に投降する!」
「正気ですか、黄蓋どの?」
「だが、曹操に偽りの投降と見破られてはまずい。そこで俺は策を講じることにした。」
「なるほど‥偽りの投降ですか」
「当然だろ?」
「‥そうですね、黄蓋どの。それで、策とはどのようなものですか?」
「周瑜どの、俺を棒で叩いて欲しい」
「は?」
「皆の前で周瑜どのに罵られたい」
「どちらも遠慮したいです」
「周瑜どの、断らないでくれ。貴方でないと曹操を騙せない。我々が不仲であることを、蔡和や蔡仲を含む諸将に見せつけるのです!そして、周瑜どのから棒叩きの刑に処された俺は、屈辱を晴らすために曹操軍に降るのです!」
「‥ようやく話が見えてきました。もしや、火攻めをお考えですか?」
「曹操軍に投降すると見せかけ船を間近に寄せて、火矢を放つつもりだ」
「なるほど。では、冬至の後に吹く東南の風を待つだけですね。しかし、気がかりが一つ」
「なにか問題でも、周瑜どの?」
「諸葛亮どのからも火攻めを進言された。彼はこの時期に東南の風が吹くことを知っているようです。ならば、曹操軍にも東南の風が吹くことを知る知恵者がいるかもしれない。」
「ふむ、伏龍どのは神通力があると聞いだぞ?それで、風向きを知ったのではないのか?」
「はっ、馬鹿らしい。神通力などありはしません。諸葛亮どのの恐ろしさは、大きく広げられた情報網です。厄介な事です」
「諸葛亮どのは神通力で、周瑜どのは星占で先が見えると噂に聞いたが違ったか」
「そのような噂があるとは。では、星占の周瑜より黄蓋どのに忠告を一つ」
「お、なんだ?」
「長江に落ちぬように気をつけて下さいね、黄蓋どの?」
「俺はそれほど愚図ではないぞ?」
「そう願います、黄蓋どの」
◇◇◇
三国志シリーズ
✿✿❀❀
黄蓋公覆 こうがいこうふ
周瑜公瑾 しゅうゆこうきん
三国志演義と正史のごちゃ混ぜ~💕
赤壁の戦いは演義では最大の見せ場。
でも、私は呉の公瑾すきなので、孔明に主役は渡しません!www💕
「周瑜どの、曹操の大軍をみて俺は決めた。曹操に投降する!」
「正気ですか、黄蓋どの?」
「だが、曹操に偽りの投降と見破られてはまずい。そこで俺は策を講じることにした。」
「なるほど‥偽りの投降ですか」
「当然だろ?」
「‥そうですね、黄蓋どの。それで、策とはどのようなものですか?」
「周瑜どの、俺を棒で叩いて欲しい」
「は?」
「皆の前で周瑜どのに罵られたい」
「どちらも遠慮したいです」
「周瑜どの、断らないでくれ。貴方でないと曹操を騙せない。我々が不仲であることを、蔡和や蔡仲を含む諸将に見せつけるのです!そして、周瑜どのから棒叩きの刑に処された俺は、屈辱を晴らすために曹操軍に降るのです!」
「‥ようやく話が見えてきました。もしや、火攻めをお考えですか?」
「曹操軍に投降すると見せかけ船を間近に寄せて、火矢を放つつもりだ」
「なるほど。では、冬至の後に吹く東南の風を待つだけですね。しかし、気がかりが一つ」
「なにか問題でも、周瑜どの?」
「諸葛亮どのからも火攻めを進言された。彼はこの時期に東南の風が吹くことを知っているようです。ならば、曹操軍にも東南の風が吹くことを知る知恵者がいるかもしれない。」
「ふむ、伏龍どのは神通力があると聞いだぞ?それで、風向きを知ったのではないのか?」
「はっ、馬鹿らしい。神通力などありはしません。諸葛亮どのの恐ろしさは、大きく広げられた情報網です。厄介な事です」
「諸葛亮どのは神通力で、周瑜どのは星占で先が見えると噂に聞いたが違ったか」
「そのような噂があるとは。では、星占の周瑜より黄蓋どのに忠告を一つ」
「お、なんだ?」
「長江に落ちぬように気をつけて下さいね、黄蓋どの?」
「俺はそれほど愚図ではないぞ?」
「そう願います、黄蓋どの」
◇◇◇
三国志シリーズ
✿✿❀❀
黄蓋公覆 こうがいこうふ
周瑜公瑾 しゅうゆこうきん
三国志演義と正史のごちゃ混ぜ~💕
赤壁の戦いは演義では最大の見せ場。
でも、私は呉の公瑾すきなので、孔明に主役は渡しません!www💕
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