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9話
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ルーカスの家族に会うって事で緊張していた俺は、楽しげに近況報告をする彼らを眺めながら、聞き役に徹していた。
そうこうするうちに時間は経ち、ティアーナに夕食を勧められ、有り難く頂く事になった。
広く丸いテーブルを、ティアーナ、ダンザ、ライ、俺、そしてルーカスとで囲みながら穏やかな時間を過ごしていると、玄関のベルの音が響いてきた。
「ルーカス、君に急ぎの用事だって」
ライが席を立ち玄関に赴いたが、程なくして戻りそう声を掛けてきた。
「誰?」
「名主の使いだって」
「分かった」
一つ頷くと、ルーカスは玄関の方へと向かった。
何事かとルーカスの後ろ姿を見送っていると、カタリと音を立て隣の席に腰を下ろしたライがのんびりと口を開いた。
「多分、魔物駆除の依頼だと思うよ」
「魔物駆除?」
俺がライの方に顔を向けると、彼は俺を安心させるようににこりと微笑んだ。
「うん。基本的に獣族の郷には冒険者ギルドが存在しないんだ。大事な番やパートナー、子供がいる郷に、よく分からない人間を入れたくないって理由でね。だから、魔物が出没した時には、今、この郷に滞在を許可されている冒険者に依頼を出すんだ」
「ああ、成る程」
確かにこの郷に入る時に、俺もルーカスも門の所で身分証明としてギルドカードを提示した。
もっとも、本来ルーカスの場合はこの郷出身だから、家主であるダンザの名前を出せば郷には入れたそうだが、冒険者であればギルドカードをと提示を求められたのだ。
その時はなんでだろうと思っていたけど、こういう時のためだったのかと納得する。
「わりぃ、討伐の依頼が入った」
玄関から戻ってきたルーカスは俺が座る椅子の背凭れに手を着くと、申し訳なさそうな顔をして、ちゅっと俺の額に唇を落してきた。
「今からか?」
「ああ。郷の東側にある池で、蛇型の魔物が発見されたらしい。冬眠する前に片づけないと、ヤツら春になる頃にはめちゃくちゃデカくなるから」
最近、朝晩が冷え込むようになっていた。もう冬も目の前で、その蛇型の魔物もいつ冬眠してもおかしくない。その前に片付けて欲しいのだろう。
「俺も行く」
ルーカスは強いし大丈夫だと思うけれど、陽も暮れたこの時間帯の討伐が危険な事には変わりない。
立ち上がろうとする俺の肩に手を置いて押し留めると、ルーカスは首を振った。
「いや、俺だけで行く。丁度その場に居合わせたハウツが確認したらしいけど、この蛇くらいなら俺一人でも大丈夫だろうってさ。それに池の周りには灯りがないから、ノアには危険だ」
Sランクのルーカスにそう言われると、人族の俺には反論ができない。確かに俺は夜目も効かないし、土地勘もないのだ。無理に付いていっても、足手まといに成りかねない。
それに魔物の専門家であるハウツが、ルーカスだけで大丈夫と判断したのなら、そう心配する必要もないのかもしれない。
渋々頷いた俺の耳に、少し戸惑うような声が聞こえてきた。
「ノア君は……冒険者なの? もしかして、孤児、なのかしら?」
顔を向けると、ティアーナが不安そうな目で俺を見ていた。
なんと返事をしようか悩んでいる間に、慌てて立ち上がったタンザが厳しい声を上げる。
「母さん、ノアに失礼だ」
「でも……。人族の冒険者は、その……孤児が殆どだって。ハウツ君のところの話も聞いたばかりだし。私は……心配なのよ。孤児上りの人は、どうしても愛情に乏しいと聞くから……」
ここで何故ハウツの名前が出るのかは分からないけど、一気に場の空気が悪くなったのを感じて、俺は気まずくなって無言で立ち上がった。
俺の背後に黙って立っていたルーカスを見上げると、ヤツは酷く冷たい目で自分の家族を見つめている。その目つきに嫌な予感を覚えた俺は、ルーカスの気を逸らすためにトンと胸元を指の背で軽く叩いた。
「ルーカス、そろそろ俺は戻るよ。お前はこのまま討伐に行くんだろ?」
「……ああ。でもノアを送ってから向かうから、一緒に出るぞ」
そう言うと俺の肩に腕を回し、歩くように促してきた。そして振り返りながら、吐き捨てるように言ったのだ。
「もう、ここには来ねぇ」
「っ! ルーカス!」
思わず声を荒げた俺に、ルーカスは冷たい瞳のまま唇を歪めるように笑った。
「獣人にとっての運命の番は、己の命そのものだ。見つけた以上、手に入れないと生きていけないし、失くしてしまえば狂うしか道はねぇ。身内より番の方が遥かに大事なんだよ、ノア。そんなこと獣人なら誰でも知っている。なのに、お前にあんな態度取るなんて論外だ」
目を細めうっとりと俺を見つめると、頬に唇を落す。その狂気じみた様子に、俺の背筋がぞわりと粟立った。
勿論、ルーカスを恐れての事じゃない。番のために家族を躊躇なく捨てようとする、その行動そのものに対してだ。
俺だって、獣人にとって番が何者にも代えがたい大事なものである事も、番を失った獣人が正気を失くしやすい事も、知識としては知っている。
でも、こうもあっさり家族の絆を捨て去るのを目の前にすると、その獣人特有の本能が恐ろしく感じられた。
俺はごくっと唾を飲み込みチラリとテーブル側に視線を流すと、ルーカスの家族も気まずそうに一様に視線を逸らしている。
俺は自分を落ち着かせるために小さく息を吐き出すと、さっさとその場を後にしようとしているルーカスに静止の声を掛けた。
「落ち着けよ、ルーカス」
「落ち着けるか。お前を否定しようとしたんだぞ」
宥めようとした意図が伝わったのか、俺までヤツに睨まれる。負けじと俺も目に力を入れて、ルーカスを見つめた。
「それが何だっていうんだ。俺が恐れるのは、お前が俺の存在を否定する事だけだ。お前の家族の態度なんて問題じゃない。勝手に結論を出してんじゃねぇよ」
その言葉に、ぴたりとルーカスの行動が止まった。
「……だけど」
「だけど、じゃない。それにお前、今から魔物の討伐に行くんだろ。そんな気が立った状態で剣を振るえんのかよ? 集中できなくて怪我するだけだぞ。そのままの状態で討伐に出向くっていうなら、俺も着いていく」
「………………分かった」
長い沈黙の後に苛たたしそうな舌打ちを洩らすと、ルーカスは如何にも渋々といった様子で頷いた。ぐしゃっと乱雑に自分の前髪を搔き上げると、ふぅ~っと長い息を吐き出す。
そして顔だけ後ろを振り返り、自分の家族を目を眇めて見つめた。
「でも、お前らがノアに近づくことは許さなからな」
厳しい口調でそう言い残すと、もう振り返る事なくその場を後にした。
ルーカスに肩を抱かれたまま家を出て、陽が落ちて真っ暗になった夜道を進む。暫く逡巡したけれど、滞在先の家の屋根が見えてきたところで、俺は意を決してゆっくりと口を開いた。
「ハウツの身内になにかあったのか?」
俺の言葉に、肩を抱くルーカスの手にぐっと力が入る。言い淀む気配に、俺は隣を歩くルーカスを見上げた。
「ハウツに対しても、お前、気をつけろって言ったよな。それと、お前の家族の態度はそれと関係あるんだろ? なら教えて貰わないと、気をつけることもできないし……。それにお前の家族に受け入れて貰う努力もできない」
「努力なんてする必要ない」
この件に関しては会話を続ける気がないのかバッサリと切り捨てるルーカスに、俺は小さく笑った。
「義理とはいえ、俺に親兄弟ができる機会もくれないのか?」
「――え?」
予想もしない言葉だったのか、ルーカスの足がぴたりと止まる。つられて俺も足を止めて、ルーカスを見上げた。
「さっきも言ったけど、俺はお前がいればそれでいい。でもお前の家族が孤児だった俺を受け入れてくれるなら、俺にも家族ができるのかなって少しだけ思ったんだよ」
正直、俺は家族ってものに対しての思い入れはない。でも、ルーカスは違う。
俺を郷に連れていきたがっていたし、家族に合わせたがっていた。きっと仲の良い家族だったんだろうって思える。
そんな家族を、あっさり手放させるわけにはいかない。
「ノア……」
「俺も子供の頃に『家族』ってものに憧れてた時もあったんだ。絶対的な味方でなにがあっても裏切らない相手、見返りのない愛情をくれる相手。想像するだけでドキドキしてた。まぁ、大人になって現実を知れば、孤児上がりには叶うことのない夢だって分かったけどさ」
俺の言葉を、ルーカスは神妙な面持ちで聞いている。
それも当然だ。俺が持っていた家族への思いなんて、今まで口にしたこともなかったんだから。もう今はなんとも思っていないから、本当ならルーカスにも話すつもりはなかった。
――でもコイツが家族を切り捨てようとするから……。
それも俺のために、だ。
コイツが身内に嫌気が差して縁を切るっていうんなら、俺も止めない。でも俺に対する態度が問題ってだけなら、話は別だ。
息子の番が忌避すべき孤児なのだから、あんな態度になるのも理解できるつもりだ。その上で『俺』を知ってもらうように努力するつもりだった。
俺を受け入れて欲しいからじゃなく、ルーカスの番である『俺』を知って欲しいから……。
そうこうするうちに時間は経ち、ティアーナに夕食を勧められ、有り難く頂く事になった。
広く丸いテーブルを、ティアーナ、ダンザ、ライ、俺、そしてルーカスとで囲みながら穏やかな時間を過ごしていると、玄関のベルの音が響いてきた。
「ルーカス、君に急ぎの用事だって」
ライが席を立ち玄関に赴いたが、程なくして戻りそう声を掛けてきた。
「誰?」
「名主の使いだって」
「分かった」
一つ頷くと、ルーカスは玄関の方へと向かった。
何事かとルーカスの後ろ姿を見送っていると、カタリと音を立て隣の席に腰を下ろしたライがのんびりと口を開いた。
「多分、魔物駆除の依頼だと思うよ」
「魔物駆除?」
俺がライの方に顔を向けると、彼は俺を安心させるようににこりと微笑んだ。
「うん。基本的に獣族の郷には冒険者ギルドが存在しないんだ。大事な番やパートナー、子供がいる郷に、よく分からない人間を入れたくないって理由でね。だから、魔物が出没した時には、今、この郷に滞在を許可されている冒険者に依頼を出すんだ」
「ああ、成る程」
確かにこの郷に入る時に、俺もルーカスも門の所で身分証明としてギルドカードを提示した。
もっとも、本来ルーカスの場合はこの郷出身だから、家主であるダンザの名前を出せば郷には入れたそうだが、冒険者であればギルドカードをと提示を求められたのだ。
その時はなんでだろうと思っていたけど、こういう時のためだったのかと納得する。
「わりぃ、討伐の依頼が入った」
玄関から戻ってきたルーカスは俺が座る椅子の背凭れに手を着くと、申し訳なさそうな顔をして、ちゅっと俺の額に唇を落してきた。
「今からか?」
「ああ。郷の東側にある池で、蛇型の魔物が発見されたらしい。冬眠する前に片づけないと、ヤツら春になる頃にはめちゃくちゃデカくなるから」
最近、朝晩が冷え込むようになっていた。もう冬も目の前で、その蛇型の魔物もいつ冬眠してもおかしくない。その前に片付けて欲しいのだろう。
「俺も行く」
ルーカスは強いし大丈夫だと思うけれど、陽も暮れたこの時間帯の討伐が危険な事には変わりない。
立ち上がろうとする俺の肩に手を置いて押し留めると、ルーカスは首を振った。
「いや、俺だけで行く。丁度その場に居合わせたハウツが確認したらしいけど、この蛇くらいなら俺一人でも大丈夫だろうってさ。それに池の周りには灯りがないから、ノアには危険だ」
Sランクのルーカスにそう言われると、人族の俺には反論ができない。確かに俺は夜目も効かないし、土地勘もないのだ。無理に付いていっても、足手まといに成りかねない。
それに魔物の専門家であるハウツが、ルーカスだけで大丈夫と判断したのなら、そう心配する必要もないのかもしれない。
渋々頷いた俺の耳に、少し戸惑うような声が聞こえてきた。
「ノア君は……冒険者なの? もしかして、孤児、なのかしら?」
顔を向けると、ティアーナが不安そうな目で俺を見ていた。
なんと返事をしようか悩んでいる間に、慌てて立ち上がったタンザが厳しい声を上げる。
「母さん、ノアに失礼だ」
「でも……。人族の冒険者は、その……孤児が殆どだって。ハウツ君のところの話も聞いたばかりだし。私は……心配なのよ。孤児上りの人は、どうしても愛情に乏しいと聞くから……」
ここで何故ハウツの名前が出るのかは分からないけど、一気に場の空気が悪くなったのを感じて、俺は気まずくなって無言で立ち上がった。
俺の背後に黙って立っていたルーカスを見上げると、ヤツは酷く冷たい目で自分の家族を見つめている。その目つきに嫌な予感を覚えた俺は、ルーカスの気を逸らすためにトンと胸元を指の背で軽く叩いた。
「ルーカス、そろそろ俺は戻るよ。お前はこのまま討伐に行くんだろ?」
「……ああ。でもノアを送ってから向かうから、一緒に出るぞ」
そう言うと俺の肩に腕を回し、歩くように促してきた。そして振り返りながら、吐き捨てるように言ったのだ。
「もう、ここには来ねぇ」
「っ! ルーカス!」
思わず声を荒げた俺に、ルーカスは冷たい瞳のまま唇を歪めるように笑った。
「獣人にとっての運命の番は、己の命そのものだ。見つけた以上、手に入れないと生きていけないし、失くしてしまえば狂うしか道はねぇ。身内より番の方が遥かに大事なんだよ、ノア。そんなこと獣人なら誰でも知っている。なのに、お前にあんな態度取るなんて論外だ」
目を細めうっとりと俺を見つめると、頬に唇を落す。その狂気じみた様子に、俺の背筋がぞわりと粟立った。
勿論、ルーカスを恐れての事じゃない。番のために家族を躊躇なく捨てようとする、その行動そのものに対してだ。
俺だって、獣人にとって番が何者にも代えがたい大事なものである事も、番を失った獣人が正気を失くしやすい事も、知識としては知っている。
でも、こうもあっさり家族の絆を捨て去るのを目の前にすると、その獣人特有の本能が恐ろしく感じられた。
俺はごくっと唾を飲み込みチラリとテーブル側に視線を流すと、ルーカスの家族も気まずそうに一様に視線を逸らしている。
俺は自分を落ち着かせるために小さく息を吐き出すと、さっさとその場を後にしようとしているルーカスに静止の声を掛けた。
「落ち着けよ、ルーカス」
「落ち着けるか。お前を否定しようとしたんだぞ」
宥めようとした意図が伝わったのか、俺までヤツに睨まれる。負けじと俺も目に力を入れて、ルーカスを見つめた。
「それが何だっていうんだ。俺が恐れるのは、お前が俺の存在を否定する事だけだ。お前の家族の態度なんて問題じゃない。勝手に結論を出してんじゃねぇよ」
その言葉に、ぴたりとルーカスの行動が止まった。
「……だけど」
「だけど、じゃない。それにお前、今から魔物の討伐に行くんだろ。そんな気が立った状態で剣を振るえんのかよ? 集中できなくて怪我するだけだぞ。そのままの状態で討伐に出向くっていうなら、俺も着いていく」
「………………分かった」
長い沈黙の後に苛たたしそうな舌打ちを洩らすと、ルーカスは如何にも渋々といった様子で頷いた。ぐしゃっと乱雑に自分の前髪を搔き上げると、ふぅ~っと長い息を吐き出す。
そして顔だけ後ろを振り返り、自分の家族を目を眇めて見つめた。
「でも、お前らがノアに近づくことは許さなからな」
厳しい口調でそう言い残すと、もう振り返る事なくその場を後にした。
ルーカスに肩を抱かれたまま家を出て、陽が落ちて真っ暗になった夜道を進む。暫く逡巡したけれど、滞在先の家の屋根が見えてきたところで、俺は意を決してゆっくりと口を開いた。
「ハウツの身内になにかあったのか?」
俺の言葉に、肩を抱くルーカスの手にぐっと力が入る。言い淀む気配に、俺は隣を歩くルーカスを見上げた。
「ハウツに対しても、お前、気をつけろって言ったよな。それと、お前の家族の態度はそれと関係あるんだろ? なら教えて貰わないと、気をつけることもできないし……。それにお前の家族に受け入れて貰う努力もできない」
「努力なんてする必要ない」
この件に関しては会話を続ける気がないのかバッサリと切り捨てるルーカスに、俺は小さく笑った。
「義理とはいえ、俺に親兄弟ができる機会もくれないのか?」
「――え?」
予想もしない言葉だったのか、ルーカスの足がぴたりと止まる。つられて俺も足を止めて、ルーカスを見上げた。
「さっきも言ったけど、俺はお前がいればそれでいい。でもお前の家族が孤児だった俺を受け入れてくれるなら、俺にも家族ができるのかなって少しだけ思ったんだよ」
正直、俺は家族ってものに対しての思い入れはない。でも、ルーカスは違う。
俺を郷に連れていきたがっていたし、家族に合わせたがっていた。きっと仲の良い家族だったんだろうって思える。
そんな家族を、あっさり手放させるわけにはいかない。
「ノア……」
「俺も子供の頃に『家族』ってものに憧れてた時もあったんだ。絶対的な味方でなにがあっても裏切らない相手、見返りのない愛情をくれる相手。想像するだけでドキドキしてた。まぁ、大人になって現実を知れば、孤児上がりには叶うことのない夢だって分かったけどさ」
俺の言葉を、ルーカスは神妙な面持ちで聞いている。
それも当然だ。俺が持っていた家族への思いなんて、今まで口にしたこともなかったんだから。もう今はなんとも思っていないから、本当ならルーカスにも話すつもりはなかった。
――でもコイツが家族を切り捨てようとするから……。
それも俺のために、だ。
コイツが身内に嫌気が差して縁を切るっていうんなら、俺も止めない。でも俺に対する態度が問題ってだけなら、話は別だ。
息子の番が忌避すべき孤児なのだから、あんな態度になるのも理解できるつもりだ。その上で『俺』を知ってもらうように努力するつもりだった。
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