“絶対悪”の暗黒龍

alunam

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第22話 アンコウと昼下がりと

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  午後に入り少したった程度の時間……薄着をした俺達3人は新居となったリビングにいる
同じく薄着のユウメとオミ……スタイルのいい彼女達二人のそんな恰好はとても刺激的だ……
 アンリは新しく手に入れたマジックバックのお蔭で、おつかいに買い物へ行くのがうれしいようで後1時間は帰ってこないだろう
 エルナはその付き添いだ、つまりチャンスは今って事だ……

 「アンコウ殿は……その、男の人って……凄く固いんですね……///」

 俺の正面に立ったユウメが俺の手を握り、恥ずかしそうに目を逸らす。

 「面と向かって言われると、少し恥ずかしいが……頑張ってみるよ///」

 思わずこちらも赤面してしまうが仕方ない……こっちも久しぶり過ぎて上手くやれるか不安もある……

 「大丈夫ですアンコウ様……私達二人で精一杯、御相手を務めさせて頂きます。全て任せて下さい……」

 「そうだな……俺達はもう家族だ……恥ずかしがってばかりもいられない。始めようか……」

 背中に密着してくるオミの吐息を感じる……俺に寄り添う様に体重を預けてくる、オミのふたつの弾力を背に受けるだけでこのまま時間が止まってしまえばいいのに……なんて思ってしまう

 二人の美女に挟まれた背徳感……それだけ俺は幸せ者なのだろう……

 ……しかし俺も男だ……これ以上焦らされるのも……そろそろ我慢の限界だ

 「それじゃあ、まずはお願いするよオミ……」

 「はい、修行中の身ではありますが…このオミ、全力で御相手させて頂きますね……楽にして下さい、アンコウ様……」

 これ以上言葉は不要だ……全身、全体重を俺に預ける様に覆いかぶさってくるオミを背中で受け止める!

 そして俺は……









 「いででででででででででででぇぇぇ!いてぇー!!スッゲー痛てえぇぇッ!!」

 「アンコウ殿はやはり体が固いなぁ……お爺様はもっと柔らかかったのですが」

 「柔軟性は基本ですからね、股割りから始めるその御心掛けにこのオミ感服いたしました!任せて下さい必ずや全力でアンコウ様をサポートします!!」

 俺の手を握り前に引っ張るユウメと、俺を身体ごと体重をかけて押すオミ
二人掛かりで俺の曲がらない身体を、限界を超えて広げようとしてくれている
 そう、武道や格闘技の基本。否、基本中の基本
技の段階では無く、その前のもっと基礎の段階。準備運動である共通項目、股割りである
 日々、身体と身体で肉体言語する格闘のトップアスリート達なら準備運動だけで3時間なんてザラにある世界
それほど柔軟性や準備運動で身体をほぐしておくのが大事だという事を何よりも物語っている
 戦う上で柔軟性は武器であり、防具だ。身体のバネは攻撃の威力を増し、相手からのダメージを吸収する。又、稼働関節が広がる事で届かない所にも届く様になる基本にして奥義に通ずる項目である

 残念な事に俺の身体はチートだが、その分かどうかは知らんがバッキバキに硬かった。
魔法を蹴飛ばした時や、ダンジョンでモンスターから攻撃を受けた時もあったが確かに固いのが良い事もある。
 しかし固いからこそガラスは割れる、やわらかい金属等は自分からへこみ衝撃を吸収する事によって割れる事を防いでいる、固さだけではそれ以上の衝撃に耐えられないという事である
 そして何より今現在、人間時の俺の最有力攻撃手段が蹴りな以上柔軟性は必須だ!回し蹴りやかかと落としなんかのカッコイイ蹴り技は股の稼働関節が物を言う。このままでは俺は前蹴りして踏み潰すしか出来ない……どこのチンピラだよ!?

 そんな訳で学校の体育の授業位でしか柔軟運動なんてやった事ない俺は、二人に協力して貰い股割りに励んでいる
 しかしまぁこれが超痛い!拷問と言ってもいいのではなかろうか!?情けない叫び声をあげるのを子供達二人にだけは聞かれたくない……

 そして、やはり流石なのだが戦術級として武術に優れているこの二人は、そらもう見事な股割りである
ユウメは金の髪の矢をつがえた白い弓となり、スラリとした白い脚を開いては腹・胸・顎が地面にベタっとついていた
 オミも赤い矢に灰色の弓となりこれまたベタっと……胸から潰れたふたつの饅頭が主張してたけど、あれは見てて圧巻だった!

 それどころか成長途中のエルナもグニャグニャ曲がる、骨の固まってない幼女のアンリもベタっと脚を開いておでこを地面につけれるのである……おまえらタコかよ!?

 昨日ダンジョントライと買い物を終え帰宅した俺達の、夕食後のそんな光景から今朝、一念発起して今に至るのだがそれにしてもオミ先生スパルタである……

 「オミ!?あの、もうちょっとお手柔らかに……ぬおおぅ!?」

 「大丈夫ですっ!火の民であるオークに諦めるなんて言葉は存在しません!頑張れ頑張れできるできる絶対できる頑張れもっとやれるってやれる気持ちの問題だ頑張れ頑張れそ(ry」

 「オークの事嫌いだったじゃないですかぁ!それ火の民関係ないじゃないですかぁ!ヤダァーッ!……オミさん!?待って!それ以上いけない!!らめぇぇ~壊れひゃうのほぉ~主に!主に俺の股関節が!!ひぎぃ!らめぇ!俺の軟骨がみさくらになっひゃう~~~///」

 また新たな別のソウルを宿したオミ造さんの熱血指導は段々エスカレートしていく、彼女が俺に体重をかける度にポヨンポヨンと背中にふたつの爆弾が落ちてくるが激痛でそれどころではない……

 「アンコウ殿!頑張ってください!いい感じに身体が地面に近づいてきてますよ!」

 ユウメからの声に顔を上げるとそこには……俺の手を取り開脚して座るユウメの姿があった!
ショートパンツ姿のユウメにいつもの脚甲はない!惜しげもなく素足を晒している!そう、ここは自宅のリビングなのだから当然だ!
 目の前に広がる脚線美が、オミに押される度に近づく……おお、これが桃源郷か……いざゆかん!クッ、届け!私とてチートボディのはずだ!オミ!私を導いてくれ!!

 「…きらめんなそこで!諦めんなそこでっ!!ネバーギブアップッ!!」全体重ドーーン

 「またがマギカァッ!?!?」

 残念私の冒険はここで終わってしまった……
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