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第25話 アンコウと行燈と 後
しおりを挟む少女は暗くなりかけた平原を懸命に走っている……後ろにはモンスターの群れだ
追われている少女は汗だくだ
走りやすい薄手の恰好をしているが、汗で貼り付いて少女の発展途上の身体のラインを沿っている
あどけないそばかすのある頬にも止めどなく玉の汗を流しているが、パッチリとした瞳にはハッキリとまだ走れる、という意志を宿していた
「ハァハァ、フーッ……ハァハァ、フーッ……」
追いつかれれば待ち受ける当然の結果……言葉通り、必死の速度で走ってはいるが呼吸はリズムを保っている
狼型のモンスター『ワイルドハウンド』に追われているにも関わらず距離が離れる事はなくても縮まる事もない、一定距離を置いている
「μ!こっちです!!」
暗がりに見える銀髪の輝き……肌は褐色で闇に紛れるが、その銀の輝きは闇夜になる今にこそ映える光だ
迷わず、そちらの方向に向かう……ラストスパートで一気に少女の速度が駆け上がる!
「こちら囮部隊!まもなくそちらに到着します!数はワイルドハウンド8!」
銀髪褐色のダークエルフが石に向かって話しかけている、石からも何か還って来ている様だが少女の耳にまでは届かない
長い距離を命がけで走って来たのだ……そろそろ限界も近いのだろう
だがゴールはもう超えた、少女は詰まれた藁の上に飛び込むように倒れていった……
それに迫り狂う8匹の狼の群れ!……だが
破裂音の集中で重なる音の爆発が突如鳴り響く!
バァーンという乾いた音が幾つにも重なりバババババババッッと聞こえる爆音の演奏が迫っていたワイルドハウンド達に降りかかる
「GYAN!」「GYANN!」「GYAIINNNNNNN!!」
音源の火力……集中砲火の暴力に晒されたワイルドハウンド達は、断末魔の合唱をおこなった後に魔石へと姿を変えていった……8個の魔石だけが地面に転がっている
「お~、エルナ班の皆お疲れい。そろそろ日も暮れたし切り上げるとしますかぁ」
「なぁ、おっちゃんこれ何作ってんの?」「なになに~私にも見せて~」「こらお前たち!アンドンさんの邪魔をするんじゃありません!」
通信石での会話中も、俺の作業の手は止まる事はない。一々電話の応対で作業の手を止めている様では社畜のデスマーチは乗り切れない
口と手を別の生き物にして動かしながら、今後の指示を出していく
今俺は村の中央にある教会にいる、大人たちが出払い託児所となっている現在の光景だが、俺の作る物に興味津々の子供達が周りでうろちょろしながら質問してくる
「ん~これでお前等の父ちゃん母ちゃん達がモンスター倒してる危ないモンだから触ったら駄目だぞ~」
「「「「は~いっ」」」」
子供は素直だ、アンリもここにいたら友達が出来るのだろうが今はオミと一緒に集会所で衛生班をやっている
この村に来て大分、人に打ち解けているアンリだがやはりまだ壁がある様だ……それでもマシになっている方だと思う
俺の巣であった洞窟に引き篭もる事も考えたが、やはり人は人里で暮らすべきだと危険を踏まえた上でもそう思える
まぁ目下、目先の人里の脅威であったモンスターの大量発生は粗方処理し終えた
やり方は単純だ、見つかって・集めて・おびき寄せて・倒す
通っぽい言い方にすると軍法戦術の妙、釣り野伏せである!
そもそも相手はモンスター、発見者絶対殺すマシーンである
遭遇したらどちらかが死ぬまで戦うか、見失うまで追って来るか。モンスターの方には逃げるなんて選択肢がない
なので見つかる為の囮部隊に、村の中でも若い・運動神経の高い人達を3人一班にしてリーダーを付けて、合計4人×3班の12人
リーダーは1班がユウメ、2班が大姉さん、3班がエルナだ
大姉さんはオミの許可の許、激しい戦闘行為はしないという約束付きで無理矢理参加してきた
本来なら俺の立ち位置だったがリハビリがてらの運動という事でお任せした
村の人達もリーダーがアイアンとゴールドでは安心感が違うだろうしね
しかし確かに囮部隊のリーダーは戦闘ではなく囮の護衛が目的なので、ゴールドクラスの実力者には軽い運動程度の内容らしい
気配察知で見つけたモンスターの群れに囮達がわざと見つかり、それを通信でやり取りしながら目標地点まで群れをおびき寄せる間の護衛
おびき寄せたモンスター群は村の大人達、総勢25人が俺の作った銃で目標目掛けて十字砲火で倒す
リロード機構のない銃を20丁……撃ちつくしたら弾切れになり、魔石を交換する必要のある簡易版だが作るのもスグで、威力だけなら変わらない
急ピッチで作り上げたが単純な構造だけに誤作動もなく、順調に発射されていく弾丸の雨
20人が6発全弾撃ちつくし、120発の銃弾の嵐でモンスターを処理していく。
一応、俺の試作段階で作ってあったリロード式のハンドガンを5丁……撃ち漏らしや、撃ち尽くし式の魔石交換時の弾幕用に渡してあるが最初の1班の大群を処理して以来、一度の許容撃破範囲数を掴んだのか一定量運んでくるので出番が無くなっている
そしてモンスターが落とす魔石で使えそうな奴はそのまま射撃部隊に、使い終わった魔石や小さすぎたり・大きすぎたり規格の合わない魔石を分けて運び、この教会に持ってくる
持ってきた使用済みの魔石を集まった村の非戦闘要員……老人や子供が魔力を使って再チャージ
魔力量の大小はあるが、総勢40人程の人海戦術で老若男女問わず作業を行い、また射撃部隊へ……
最初の頃は正に自転車操業だったが、狩ったモンスターから落ちた大量の魔石で、今は老人たちが魔力を込め子供たちが遊びまわる余裕も出来た。
魔力が切れたら瞑想してリラックスする必要があるのだが、子供達が遊んでいるのをにこやかに見守る老人達は十分リラックス出来ているだろう空間になっている
1班が1時間囮を務めたら、次は通信石を2班に渡し休憩に、次が同じく2班から3班へ、3班からまた1班に戻るサイクルで、1時間走って2時間休憩を2サイクル終えて6時間で狩ったモンスターの数はもう数えていないが、大量の魔石が集会所と射撃部隊の在庫に置いてあるので、終わったら村長に渡して皆で分配すれば今年の不作だったって問題も解決するだろう
モンスターは狩られれば脅威だが、狩れるなら美味しい
最初はおっかなびっくりの始まりだったが、今ではすっかり慣れたムードだ。リロード式持ちの予備兵5人を休憩に回し、射撃部隊も独自のサイクルで休憩しながら殲滅作業を進めてきた
昼から始めたのだがもうすっかり暗くなっている、後は射撃部隊の責任者の所に行って、今後どうするかを各自の受け持ちの長を集めて相談するだけだ
すっかり暗くなってしまったが夜に活発になるモンスターもいる、夜道はこちらも危険なので続行か終了して明日へ持ち越しかは俺一人で決める事じゃないしな
「それじゃあ俺は今から外に出るけど、皆はじいちゃんばあちゃんのいう事を聞いていい子にしてるんだぞ」
「「「「は~いっ」」」」
最初は俺の悪役面にびびっていた子供達もすっかり慣れてくれて、さながら気分は保父さんである。組長先生と呼ばれる類ではないはずだ……
「皆揃ってるな、囮部隊・射撃部隊・衛生班・輜重班の全員ご苦労だった!」
「来たかい婿殿、やる事なくて不完全燃焼だよ」
「ワシはずっと座ってて、腰が痛いワイ。老人を酷使しよって……前線を思い出して滾るではないか」
「アンコウ殿、こちらの班もケガ人なく。夜でも通信石がある以上は問題なくいけます!いつでも出発合図を!」
「エルナ班も異常なしです、休憩が済み次第続行する事に皆さん乗り気ですね!」
「衛生班はお昼頃に一名転倒して擦りむいた囮班の負傷者以外ケガ人がいませんので、ずっと手持ち無沙汰です……裁縫が捗ります……」
「アンコウちゃん!わたしがけがのちりょうしたんだよ!」
偉そうだが司令官の立場にいる俺、2班リーダー大姉さん、射撃部隊長の爺様、1班リーダーユウメ、3班リーダーエルナ、衛生班リーダーオミにアンリがついて来た様だ
輜重班を任せている村長にも挨拶をして、夜をどうするか相談するが士気は高く皆乗り気の様だ
「全く、モンスターが溢れていると発見の報告を聞いた時には肝が冷えましたが……今では嬉しい悲鳴が出てしまいそうです、これもアンコウ殿のお蔭です」
「とんでもない、終わったら事後処理は全部村長さんに丸投げしてしまう形になってしまうので……それに村人総出で事に当たっているので上手くいってホッとしてますよ」
そう、結構な量になった魔石を村人全員に分配とか、人の名前を理解出来ない俺に出来るはずがない。どの人達が家族でどれだけ配ればいいのか名前で判断出来ない時点でアウトだ
まぁ今は終わった後の事よりも
「なあ爺様、周りの反応は後どの位残ってる?夜になって動き出した反応は?」
「昼間動いておった反応は全て片付けた、南東8kmの所に纏まった反応があるのう、それをやってしまえば今夜中の脅威は無くなるじゃろ」
なんとこの爺様、さすがユウメや大姉さん……今ではアンリとエルナの師匠でもあるのだが、なんと作戦級師団長……プラチナカードの凄腕だったのだ
寄る年波で戦闘は全盛期に及ぶべくもないが気配察知や指揮能力は今でも健在、農民である村人達を纏め上げ鉄砲武者にクラスチェンジさせた作戦級指揮官だったのである
この爺様がいなければ、臆病な村人達の何人かはこの作戦に首を縦に振らなかっただろう
まぁもっとも今では
「この年で師団相手に10分戦おうもんなら30分は休憩せんといかんワイ、ガッハッハッハ!」
なんて言っていたが裏返せば万の敵と10分は戦えるって言う辺りとんでもないジジイである
その爺様のこの中ではピカイチの気配察知が判断した以上間違いないだろう、後はその集団を叩いて今夜は終わりでよさそうだ
「んじゃ後は俺達でその集団を叩きに行くとしよう、村の人達は一度集会所と教会に行って貰って解散して下さい。後の事は村長さんお願いします」
「分かりました、どうか皆さんお気を付けください」
「アンコウさん!家事も得意じゃなくて脚の速さしか取柄のなかった私でも人の役に立てたよ!本当はもっと頑張りたいけどこれ以上は素人の出る幕はないから応援してる!がんばってね!」
「そんな事ありませんよμ!あなたのお蔭で未熟な私でもリーダーを務める事が出来ました、本当に感謝しています」
「やめてよエルナ!私達もう友達でしょ!」
愛称なのか短い名前なのか、かろうじて俺にも理解できる名の少女はこの村で最速の女の子である。狼すらぶっちぎっていた……年もエルナに近いようですっかり友達になった様だ
面と向かって友達宣言されたエルナが恥ずかしがっているがとても嬉しそうである。若いっていいのう……
「最後位、私も身体を動かさせて貰うよ。オミ先生もいるしいいだろ?」
「うむ、血が滾って今夜は寝れんワイ!婆さんにぶつける訳にもいかんしのう、ワシも行くとしよう!」
……自重しない病人と老人じゃのう……俺の方が年寄り臭いかな?今日一日ずっと予備の銃作りながら、現場指揮してただけだし……
結局いつもの5人に大姉さんと爺様を加えたプラチナ・ゴールド揃踏みのPTで結構な数を殲滅した後、見える範囲で拾うだけ拾った魔石をマジックバックに入れて戻って来た
楽勝過ぎて、蹴散らされるモンスター達に同情する位の戦力差だったよ……
戻って来る頃にはもうこの世界では寝る時間なので、教会に道具だけ取りに戻ったら衛生班に入ってもらっていた教会の神父さんに銀材を分けてくれとお願いされた
了承すると魔石を取り出し、銀に向かって何かを唱えると銀の輝きが増していく……一目でさっき迄とは違う輝きを放つ銀を手に取り
「これは祝福された銀と言いまして、魔法金属の一種です。我々教会の者は魔石の力を借りて銀に付与する事によって、幾何かの糧を得ているのです。オミ様なら同じ事が出来るはずです」
おお!ミスリル!
どうやらオミも初めて知ったらしく、やり方等を教えて貰っている。
余り作りすぎて我々の売る余地まで無くさないで下さいねと笑いながら言っていた
人の良い神父さんだと思うが知識は分け与える物が教義な辺り信仰に忠実なのだろう
しかしまいったな……ミスリルが手に入ったのなら、また一からやり直しである……折角、今まで作った物が全部劣化版になってしまったよ……
「アンコウちゃん、なんかうれしそうだね?おかおがニヤニヤしてるよ?」
おいおい、そんな訳ないだろう。かー!つれーわー!また一からやり直しで超つれーわー!いかんな口がにやけてしまう……
別の素材になる事でパワーアップする事と上がった技術でまたワンランク上の火力になるかと思うと作り甲斐も上がるってもんだ!
かーつれーわー今日も徹夜だわーまじつれーわー、ニヤニヤ
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