なら、家族になりませんか?

青波 三笠

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初めての結婚記念日

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結婚して丸1年が経過した。
初めての結婚記念日。浮き足立つ。

「今日は何の日でしょーか?」
「結婚記念日ですね」
「だいせーかーい」

我ながらウザイ

「今日は平日なのに有給ーーー!イエーイ」
いつも通りイチゴジャムトーストを食べる夫
「テンション上がってる?⤴︎⤴︎」
「結が俺の分までテンション上がってるから足りてるよ」
「足りねーよ」

私もいつも通りにマーマレードトーストを食べる
「今日はどこか行くよね?」
「行きますよ」
「どこ?」
「初の結婚記念日はディズニーに行きます」
「神」
「しかも、ミラコスタに泊まります」
「キャーーー~」
「今日はシーで明日はランドね」
「やるやん!」
「パン食べたら行くよ」
「はーい」

シーを思う存分堪能し、ホテルの部屋に戻った。窓からパークが見える。
机の上に明らかなプレゼント箱がある。

「俺からささやかなプレゼントです。」
「開けていい?」

リボンを解くと、中にはウェディング仕様のミッキーとミニーが。

「うわー。可愛い!」
「これをwelcomeボードに置くか」
「?」
「いつか式を挙げないか?見たいんだ。……嫌?」
「キスをハグに変えれるなら。人目につかない、2人きりの所がいいから。」
「分かった。それと、やっぱり子供が欲しい。父になりたい。」
「うん」


「今日から付けないでもいい?」
「いいよ」
深く長い夜が始まった

首筋に体温を感じながら手際良く脱がされる。
「お、初めて見る」
「だって結婚記念日だもん」
この日の為にハレンチな下着を買ったのだ。
もはや下着と言える機能は無いのだが。
「可愛いよ」
暑そうだったので脱がせる
「はいバンザーイ」
「ムードもクソもない」
ベッドに倒され体温が交わる
深いキスと共に触られ溶かされていく
「ん、んん」
「ここがいいの」
ニヤニヤしながらいじめられる
「そんな格好でそんな顔されたら、優しく出来ないよ」
「今日は色んな格好用意してますよ」
「クマが出来てしまうよ」
「明日は昼からでいいよ」
「では遠慮なく。全て見るまで寝かせない」
入ってくる
「あ、ん」
「エロい」

「あ、やばい」
「いいよ。奥に。」

「次は何かな」
「チャイナドレスに手錠です」
「いいね。いただきます。」

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