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マリー地方へ
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翌日―――――まだ夜が明けきる前にあたしたちは旅立った。
距離としてマニの村は遠くない……でもアベルを気にしながらの旅は思うほど早くは進まなかった。
でも、野宿に慣れてるクルーとクリックがいたおかげで特に不自由な事もなく旅を続けられた。
クルーとクリックに解放団入る前は何をしていたかを聞いたら、クリックはお母さんの部下だった。
お母さんの右腕と言われるくらい腕がたった彼は、お母さんの国への想いを知り、解放団創立に力を貸したそうだ。
一方クルーはただの旅人。
18歳の時から色々な国を回り、7年前たまたま立ち寄った三日月帝国の傾き具合を知り、気がついたら解放団に力を貸していた……と話してくれた。
クルーは一人で旅をするうちに自分が力を貸すべき場所というのが本能でわかるようになった……と笑って話してくれた。
そして何より驚いたのはクルーとクリックとアベルが同い年ということだった。
「全く同い年に見えないな」
ゼシカがズバっと言い捨ててあたしは思わず笑ってしまった。
「おいおい!俺のどこを見たら30代に見えるんだ!?まだ29だって!」
「鏡、貸そうか?」
そう言って鏡を差し出すゼシカにあたしもクリックも爆笑だった。
距離としてマニの村は遠くない……でもアベルを気にしながらの旅は思うほど早くは進まなかった。
でも、野宿に慣れてるクルーとクリックがいたおかげで特に不自由な事もなく旅を続けられた。
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一方クルーはただの旅人。
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