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解放団旗揚げ
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「私とクリックとサンとクレイル、そしてアニエスさんの謀りよ。セシルの考えを知りたかった……」
「なぜあたしなのですか?」
「あなたがカナリーさんの娘だからよ」
そうあたしを見て言った。
「セシル、俺は元々リーダーなんて器じゃない。それは俺自身が1番わかっている……でもお前は違う。
カナリーさんの娘ってだけで人は集まる。それにお前を見てきてわかったがお前は誰よりも人に優しい。
リーダーにはそういう優しさが必要だ」
「じゃあクリックは?レイは?あたしがリーダーになったらどうなるの?」
クリックは笑って答えた。
「俺は戦士でレイは副リーダーだ。それだけだよ」
現在、リーダーを務める者がその立場をあたしに譲って一人の戦士となる道を選ぶと言ってくれるくらいあたしは必要な人なの?
カナリーという名前はどこまで人を集められる名前なんだろう……
そして、あたしはどうしたらいいの?
「セシル殿には時間が必要ですね。解放団の旗揚げは3日後、カナリー殿の処刑された命日とします……この日までにセシル殿のご決断を」
アニエスに言われて頷くしかできなかった。
あたしにリーダーなんか務まるだろうか……?
「なぜあたしなのですか?」
「あなたがカナリーさんの娘だからよ」
そうあたしを見て言った。
「セシル、俺は元々リーダーなんて器じゃない。それは俺自身が1番わかっている……でもお前は違う。
カナリーさんの娘ってだけで人は集まる。それにお前を見てきてわかったがお前は誰よりも人に優しい。
リーダーにはそういう優しさが必要だ」
「じゃあクリックは?レイは?あたしがリーダーになったらどうなるの?」
クリックは笑って答えた。
「俺は戦士でレイは副リーダーだ。それだけだよ」
現在、リーダーを務める者がその立場をあたしに譲って一人の戦士となる道を選ぶと言ってくれるくらいあたしは必要な人なの?
カナリーという名前はどこまで人を集められる名前なんだろう……
そして、あたしはどうしたらいいの?
「セシル殿には時間が必要ですね。解放団の旗揚げは3日後、カナリー殿の処刑された命日とします……この日までにセシル殿のご決断を」
アニエスに言われて頷くしかできなかった。
あたしにリーダーなんか務まるだろうか……?
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