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絡まる糸
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しばらくしてアベルとゼシカと共にアニエスの部屋に行った。
部屋にはアニエスとサンとレイがいて、三人共困った顔をしていた。
「なにか…あった?」
あたしの問いに戸惑いながらもサンが答えた。
「前までは、帝国は60,000の兵力でしたが……現在70,000です」
「なっ……短期間でそんなっ!」
「皇帝陛下が一派市民に『兵役をすれば税を減らす』と言い出して……重税に苦しむ市民が参加に殺到したようです……」
「兵士でも刃を向けたくないのに、一般市民にまで刃を向けるなんて……」
レイも視線を下に向けて悲しんでいる。
「それで、どのように配置を?」
あたしの問いにアニエスが教えてくれてた。
南、30,000
西、13,000
北、13,000
東、7,000
水上砦、7,000
「東……が少ないのは?」
「東を諦めたか……または何か裏があるか……まだわかりませんね」
アニエスの言葉に全員が言葉をなくした。
「一方我々はロックライフとロックルックの戦士からの協力3,000と解放団創立からいた2,000。
我々を慕い募った兵士が1,000で合わせて約6,000……。
数は劣りますが、東地方の解放ができるだけの人数はいます。ただ……相手の出方が読めない以上むやみに戦いは挑めませんね」
「そうだね……」
アニエスの話に期待と不安が入り混じった。
もし、東が解放できたら東は平和になれる……でも戦いがおきたら死者もでるし、何より裏がありそうで怖かった。
「とりあえず…セシル殿は1番気にかけていらっしゃるレイクサイドへ行きたいのですよね?」
「うん!明日いい?」
アニエスは笑顔で了承してくれた。
キリュイはあたしを待ってレイクサイドにいるらしい。
ハスとレンゲ、あたしとクリックとゼシカが行く事になった。
アベルはあえて行くメンバーから外した。
あたしもいつもアベルといたらいけない気がした。
リーダーなんだから、私情を挟んだらいけないから……。
アニエスとレイクサイドに行ったゼシカとあたしと最後まで行動を共にしたクリック、そしてレイクサイドの人々を安心させるために両副市長を選んだ。
「では、セシル殿おやすみなさいませ」
アニエスたちと話し込みすぎて食事までアニエスの部屋で取っていたら
もう夜になっていた――――
部屋にはアニエスとサンとレイがいて、三人共困った顔をしていた。
「なにか…あった?」
あたしの問いに戸惑いながらもサンが答えた。
「前までは、帝国は60,000の兵力でしたが……現在70,000です」
「なっ……短期間でそんなっ!」
「皇帝陛下が一派市民に『兵役をすれば税を減らす』と言い出して……重税に苦しむ市民が参加に殺到したようです……」
「兵士でも刃を向けたくないのに、一般市民にまで刃を向けるなんて……」
レイも視線を下に向けて悲しんでいる。
「それで、どのように配置を?」
あたしの問いにアニエスが教えてくれてた。
南、30,000
西、13,000
北、13,000
東、7,000
水上砦、7,000
「東……が少ないのは?」
「東を諦めたか……または何か裏があるか……まだわかりませんね」
アニエスの言葉に全員が言葉をなくした。
「一方我々はロックライフとロックルックの戦士からの協力3,000と解放団創立からいた2,000。
我々を慕い募った兵士が1,000で合わせて約6,000……。
数は劣りますが、東地方の解放ができるだけの人数はいます。ただ……相手の出方が読めない以上むやみに戦いは挑めませんね」
「そうだね……」
アニエスの話に期待と不安が入り混じった。
もし、東が解放できたら東は平和になれる……でも戦いがおきたら死者もでるし、何より裏がありそうで怖かった。
「とりあえず…セシル殿は1番気にかけていらっしゃるレイクサイドへ行きたいのですよね?」
「うん!明日いい?」
アニエスは笑顔で了承してくれた。
キリュイはあたしを待ってレイクサイドにいるらしい。
ハスとレンゲ、あたしとクリックとゼシカが行く事になった。
アベルはあえて行くメンバーから外した。
あたしもいつもアベルといたらいけない気がした。
リーダーなんだから、私情を挟んだらいけないから……。
アニエスとレイクサイドに行ったゼシカとあたしと最後まで行動を共にしたクリック、そしてレイクサイドの人々を安心させるために両副市長を選んだ。
「では、セシル殿おやすみなさいませ」
アニエスたちと話し込みすぎて食事までアニエスの部屋で取っていたら
もう夜になっていた――――
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