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集う仲間
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「あなたが噂のセシル様で……」
キリュイに案内された先にいたのは歳老いたお婆さんだった。
この人がレイクサイドの長らしい。
「この度は本当にありがとうございました。あなた様のおかげで我々の生活は元に戻ります」
「いえ……そんな……まだ街は元に戻ってません」
「でも、必ず戻ります。今日はわざわざお越しいただたいて………――――――」
長い感謝の言葉ののちあたしがレイクサイドの安全を約束するために副市長を紹介していた。
そうしたらより一層感謝とお礼を延々と言われて横目で窓を見たら外は暗かった。
「長!もう夜が更けました。セシル様たちはお疲れでしょうからそろそろ……」
キリュイが長に言ってくれたおかげであたしたちは解放された。
今日は日帰りのはずがレイクサイドにある宿に泊まる事になってしまった。
「あたしが話す隙がなかったね」
ゼシカとレンゲに話し掛けたら2人とも頷いていた。
「全く……長が元気な証拠ですが、さすがに私も疲れました」
レンゲがそう言ってベッドに腰かけた。
「私はシャワーあびて早くに休ませてください。お嬢様、明日は早めに城に帰りましょう」
早めを強調してゼシカが部屋を出ていった。
「ゼシカさんの言う通りですね。私も話に疲れたのでもう聞かないで戻りたいです」
レンゲの言葉にあたしは思わず吹き出してしまった。
キリュイに案内された先にいたのは歳老いたお婆さんだった。
この人がレイクサイドの長らしい。
「この度は本当にありがとうございました。あなた様のおかげで我々の生活は元に戻ります」
「いえ……そんな……まだ街は元に戻ってません」
「でも、必ず戻ります。今日はわざわざお越しいただたいて………――――――」
長い感謝の言葉ののちあたしがレイクサイドの安全を約束するために副市長を紹介していた。
そうしたらより一層感謝とお礼を延々と言われて横目で窓を見たら外は暗かった。
「長!もう夜が更けました。セシル様たちはお疲れでしょうからそろそろ……」
キリュイが長に言ってくれたおかげであたしたちは解放された。
今日は日帰りのはずがレイクサイドにある宿に泊まる事になってしまった。
「あたしが話す隙がなかったね」
ゼシカとレンゲに話し掛けたら2人とも頷いていた。
「全く……長が元気な証拠ですが、さすがに私も疲れました」
レンゲがそう言ってベッドに腰かけた。
「私はシャワーあびて早くに休ませてください。お嬢様、明日は早めに城に帰りましょう」
早めを強調してゼシカが部屋を出ていった。
「ゼシカさんの言う通りですね。私も話に疲れたのでもう聞かないで戻りたいです」
レンゲの言葉にあたしは思わず吹き出してしまった。
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