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再会、そして、決着
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「お前に聞きたい事がある……解放団の情報はある程度はムウから聞いたがお前のが詳しいだろう」
「拷問?あたしは何されても、絶対に解放団の情報は漏らさない」
父を睨んでそう言ったら父は首を振った。
「拷問は後だ……個人的な話だ…」
お父さんがいきなり個人的な話なんて言うから少し驚いた。
少し休めたからか、あたしも冷静に話せると思い父を見つめた。
「お前が想う相手とは……アベルか?」
「……え!?」
この質問は予想外だった。
てっきり解放団について聞かれる覚悟だから冷静にって思った矢先にこの質問。
「お前のそのイヤリングは覚えがある。アベルがまだカナリーが生きてる時に話した……自分が生涯を共にしたい者が現れたら渡す…そしてその際は家を出たい…とな。
結婚しない場合は一生うちにいろと当時私はそうアベルに言った………その会話の時に見せた母親の形見というイヤリングに似ている」
アベルはそんな話をお父さんにしてたんだってちょっと意外だと思ってしまった。
「……アベルが、さっさと結婚したら……あたしの付き人はいなかったんだ…」
そう思うとアベルは一体いつからあたしを“女性”として見ていたか気になった。
「この国は15で結婚できる……お前はカナリーやゼシカのように将軍や兵士ではなく一人の女として幸せになってほしく散々縁談話を持ってきたが……結局この様か」
「そうだったんだ……だからあたしが剣にのめり込むの嫌がったんだね…」
まるで、普通の親子のような会話が柵越しに繰り広げられていた。
「拷問?あたしは何されても、絶対に解放団の情報は漏らさない」
父を睨んでそう言ったら父は首を振った。
「拷問は後だ……個人的な話だ…」
お父さんがいきなり個人的な話なんて言うから少し驚いた。
少し休めたからか、あたしも冷静に話せると思い父を見つめた。
「お前が想う相手とは……アベルか?」
「……え!?」
この質問は予想外だった。
てっきり解放団について聞かれる覚悟だから冷静にって思った矢先にこの質問。
「お前のそのイヤリングは覚えがある。アベルがまだカナリーが生きてる時に話した……自分が生涯を共にしたい者が現れたら渡す…そしてその際は家を出たい…とな。
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