悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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それからしばらく落ち着くまで部屋にいて、落ち着いてから船着き場に行った。



アベルや兵士、拠点内・近隣の島に住む人々が後片付けの手伝いで溢れていた。


船も整理されていてだいぶ朝よりマシになっていた。


それだけの時間、あたしは一人でいたんだろうけど。




「セシル」



名前を呼ばれて振り向いたらナタリーがいた。



「テリィさんから将は話を聞いたよ。3時間交代でやろうって勝手に決めちゃった。セシルは夜になるけどいい?」



「あたし夜型人間だからちょうどいい」



「だと思ったのよ!」




ナタリーはそう言って笑っていた。
つられてあたしも小さく笑った。



「お城の増築、終わったらしいわ。ココの片付けやるって決めたとアベルに聞いたけど…こんだけ人が手伝ってくれてるなら用はないでしょ?見に行きましょ!」




半ば強引に船着き場から新しく増築した屋内へ入った。



ナタリーは1度すでに見たらしく案内をしてくれた。

案外全てが広く、個々の部屋も多数あり、今まで1つだった大広間がもう1つ作られていたのに1番驚いた。




「アニエスさんが大広間を2つ……今より大きいのをって作ったらしいわ。人数増えてきているからね。」



「すごい……かなりの人数を収容できるね…」



「船も今は簡単な造りのが多数だけど改めて東に持っていけば立派なのがいくつもできる……湖は全て制覇したわ。この増築部分を見ているだけで解放団の力の大きさを物語るようだわ……」



元々がかなり大きな城をより大きな物にした。


あたしもナタリー同様の考えが頭を過ぎった。



湖、東、西は制覇した……あとは北と皇帝がいる南だけだと。


兵力がどうなっているのか気になったけど、おそらくはお父さんが知る情報かアニエスが持ち帰る情報を待つしかないと思った。

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