物の怪なんでも相談所

由奈(YUNA)

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●いい香りのする依頼人

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「女子……高生?」


明らかに怪しい目で俺を見てくるからちょっと焦った。


「ウチの所員兼居候の山野サン。
齊藤サンが怪しむような関係じゃ、ありません」


雪乃が帰ってきたせいかちょっと話が脱線しかけた。

話を戻して、齊藤サンには現実を突き付けないといけないよな。


「齊藤サン。申し上げにくいが、彼はオオカミの物の怪だ。
オオカミは総じてチャラいし信用はできない。
写真からも分かるように女は齊藤サン一人じゃない。
恋をするなら、人間は人間同士がいい」


ハッキリと言い切ると、隣から手が伸びてきて写真を取られた。


「わぁ~……確かに男はオオカミ……。
オオカミって総じてこういう顔して女を集めて騙すから……やめた方がいいですよ?
ウチで調べるまでもなくチャラ男のクズ。間違いなし」


雪乃まで嫌な物を見る目で写真を睨みつけながらハッキリと言い切った。


齊藤サンは雪乃の言葉が気に入らなかったのか、勢いよく立ち上がった。


「ここはなんでもやる店でしょ!?
私の依頼は彼を調査してって事で、この女の子の評価なんて聞いてない!!
彼がどんな人?オオカミ?なのか知りたいのよっ!!」


齊藤サンが真剣になるような相手じゃないんだよなぁ……間違いなく。

だから、なんでもやる店とはいえ、調べて泣くのが分かってて引き受けるのも……。



「あっ、OKです。私やります!」



って、俺が悩んでる間に雪乃が手をあげながらあっさりと引き受けた!!?


困惑する俺をよそに、雪乃は齊藤サンに一つの条件を突き付けた。


「ただしっ!
私たちの報告までお姉さんは彼に会わない。
それが条件です」



「えぇ、構わないわ。宜しくお願いします。」




齊藤サンは頭を下げて俺たちに依頼をした。
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