物の怪なんでも相談所

由奈(YUNA)

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●いい香りのする依頼人

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齊藤サンがオオカミに会ったバーは写真からあっさりと店は見つかった。


よくもまぁ、、人間の女が一人で行ったなぁって感心するくらいの

物の怪の溜まり場だった。



雪乃と二人で店に入ると

薄暗い店内………に、いたよ、齊藤サンが。


一人で飲みながら入ってきた俺たちを見て慌てて顔を背けたし。


「ほらぁ、私のカン、凄くない!?」


雪乃は上機嫌でカウンターに座った。


もちろん、隣は目的のオオカミ。

ついでに、オオカミの周りにはメスのオオカミも三人いた。



「ドーモ!相談所の者です!
お兄さん、“そっち系”でしょ?
私は“そっち系”なんでも相談所の雪乃です!!」


元気よく話しながら名刺を差し出した雪乃。


隣にいるオオカミは一瞬目を見開いたけど、すぐに笑った。


「ソコ、有名だよねぇ?
で?俺に何の用??」


「話早くて助かります。
単刀直入に言います。
人間に“本当の姿”をバラしましたよね?」


雪乃とオオカミのやり取りを横目に

俺はカウンターに座って酒を頼んだ。


この位置なら、雪乃とオオカミ、それから齊藤サンもよく見える。




「あぁー……あった、、ような?
人間…………に、俺バラしたっけ??」


「えぇ~?あたし知らなぁい」

「ワタシも知らない」

「ってか人間に興味なんかないでしょ?」


オオカミの取り巻きの女たちは会話に興味なさそうで

オオカミとベタベタくっついてばかり。




うーん、なんともまぁ、、


齊藤サン的には、、複雑な光景だろうなぁ。。。


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