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CASE5 武器と魔法
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「それから、たまに自我を取り戻した時の夢も見るよ。俺が人を殺した時の事、花将軍の……夜の相手をした時の事」
思わず、触ったままの右手を掴みそうになった。
アゲハから……なんて言葉が出たの?
「人を殺した後、血塗れの自分が怖くなってどこかに逃げ出そうとして……でもすぐに意識を乗っ取られる。最悪なのは花将軍と関係を持ってる最中に自我を取り戻した瞬間。あの女は嬉しそうだったけど……。自分が表に出てくるのは何回かあったけど、どんどん減っていってた」
「アゲハが、、、異界人だから、またに自我を取り戻せたのかな?」
「たぶんね。新人類になった人は総じて自我をなくして命令しかきかなくなる。たまに、自分の中から自分を見てるような時もあったけど……数えきれないくらいの人は殺したし、かなり花将軍のお気にいりだったようで、夜の相手をする奴隷は俺だけだったみたいだよ」
奴隷……。
そうか、奴隷は、そんな事もさせられるのか……。
「引いた?」
「驚いた……けど、アゲハが望んだ事じゃない……って分かるから……」
頭の中は、だいぶパニックだけどね。
だからベタベタとアゲハに触っていたのかあの女……。
マジか……。許せん。
「俺は自分自身が気持ち悪くて。核埋め込まれたりいいように身体を使われたし、人殺しだし。奴隷の証を消せただけ少しはマシだけど」
「どうやって、消したの?」
「エドガーに頼んだ。彼は火炎使いだから焼いて消した」
それ、かなり痛いよね?
だけど、痛みより消したかったんだね。
話予想以上で、手にじんわり汗をかいてきた。
「まだ話があるけど、大丈夫?もう辛そうだよ」
「うん……アゲハが話してくれるなら………」
大丈夫って、言えなかった。
だって、もし自分なら?って考えちゃったんだもん。
私なら、耐えきれないかもしれない。
「昨日、寝れなかった話になるけど……俺が皇帝にやられた時に俺を助けようとして死んだ人がいるんだ。空はその人が誰か知ってる?」
「知らない……けど、前に名前を聞いた、シブキって人?」
この名前を聞いて、ぐっと手を強く握った。
あたり、なんだね。
「……シブキは俺と同い年で、、、人生ではじめてできた友達でもあった。すごい明るくていい奴で…エドガーの長男でもある奴だった」
やっぱり、エドガーの息子さんなんだね。
予想はしていたけど、アゲハの友達だったなんて……。
「俺を助けようとしなきゃ生きていたのに……俺の目の前で殺された。何も手出しできなかった。俺が、ここの家族から、、、奪った……」
そうか。
この時のこと、夢に見るんだね。
自分の怪我とかよりも
ずっとずっと
友達を失った事が、辛いんだね。
アゲハ、辛いことだらけじゃん。
「もしさ、もし、アゲハが逆の立場なら……アゲハは自分が死んだとしてもシブキさんを助けたんじゃない?だって、友達、なんでしょ?」
「うん、もちろん……そうしたと思う」
「同じ気持ちだったんじゃない?シブキさんも。自分が死んでもアゲハを助けたいって。だから……アゲハはシブキさんの分まで生きなきゃね」
それから、アゲハは黙ったまま
鼻を啜る音だけが
部屋に響いていた―――――
思わず、触ったままの右手を掴みそうになった。
アゲハから……なんて言葉が出たの?
「人を殺した後、血塗れの自分が怖くなってどこかに逃げ出そうとして……でもすぐに意識を乗っ取られる。最悪なのは花将軍と関係を持ってる最中に自我を取り戻した瞬間。あの女は嬉しそうだったけど……。自分が表に出てくるのは何回かあったけど、どんどん減っていってた」
「アゲハが、、、異界人だから、またに自我を取り戻せたのかな?」
「たぶんね。新人類になった人は総じて自我をなくして命令しかきかなくなる。たまに、自分の中から自分を見てるような時もあったけど……数えきれないくらいの人は殺したし、かなり花将軍のお気にいりだったようで、夜の相手をする奴隷は俺だけだったみたいだよ」
奴隷……。
そうか、奴隷は、そんな事もさせられるのか……。
「引いた?」
「驚いた……けど、アゲハが望んだ事じゃない……って分かるから……」
頭の中は、だいぶパニックだけどね。
だからベタベタとアゲハに触っていたのかあの女……。
マジか……。許せん。
「俺は自分自身が気持ち悪くて。核埋め込まれたりいいように身体を使われたし、人殺しだし。奴隷の証を消せただけ少しはマシだけど」
「どうやって、消したの?」
「エドガーに頼んだ。彼は火炎使いだから焼いて消した」
それ、かなり痛いよね?
だけど、痛みより消したかったんだね。
話予想以上で、手にじんわり汗をかいてきた。
「まだ話があるけど、大丈夫?もう辛そうだよ」
「うん……アゲハが話してくれるなら………」
大丈夫って、言えなかった。
だって、もし自分なら?って考えちゃったんだもん。
私なら、耐えきれないかもしれない。
「昨日、寝れなかった話になるけど……俺が皇帝にやられた時に俺を助けようとして死んだ人がいるんだ。空はその人が誰か知ってる?」
「知らない……けど、前に名前を聞いた、シブキって人?」
この名前を聞いて、ぐっと手を強く握った。
あたり、なんだね。
「……シブキは俺と同い年で、、、人生ではじめてできた友達でもあった。すごい明るくていい奴で…エドガーの長男でもある奴だった」
やっぱり、エドガーの息子さんなんだね。
予想はしていたけど、アゲハの友達だったなんて……。
「俺を助けようとしなきゃ生きていたのに……俺の目の前で殺された。何も手出しできなかった。俺が、ここの家族から、、、奪った……」
そうか。
この時のこと、夢に見るんだね。
自分の怪我とかよりも
ずっとずっと
友達を失った事が、辛いんだね。
アゲハ、辛いことだらけじゃん。
「もしさ、もし、アゲハが逆の立場なら……アゲハは自分が死んだとしてもシブキさんを助けたんじゃない?だって、友達、なんでしょ?」
「うん、もちろん……そうしたと思う」
「同じ気持ちだったんじゃない?シブキさんも。自分が死んでもアゲハを助けたいって。だから……アゲハはシブキさんの分まで生きなきゃね」
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鼻を啜る音だけが
部屋に響いていた―――――
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