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CASE8 君がいない日々
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――――――――――
――――――――――
レオンがやっているお店っていうのが、エナメって町にある。
レオンがって言うよりかレオンとアゲハが一緒にやっているお店で
アゲハは調剤師って言ったけど正確には薬師らしい。
「アゲハさん適当だねぇ」って言ったミオの言う通り。
まぁまぁ大きな町は、西洋っぽい町並みで
同じような色の可愛らしい建物が並んでて、統一感あってきれいだって感じた。
「ここだ」
レオンが立ち止まったのは小さな家。
三角屋根の……可愛らしい家。
玄関には、小さな看板。
私は字が読めないけど、これはお店の看板なのかな?
玄関を開けると、ハーブっぽいいい香り。
真っ白な壁にはいくつもの薬草とかハーブがあって、レオンっぽさがない内装。
玄関を開けた先にはカウンターと窓際には椅子もあった。
「ここが店。昼間でしかも不定休だけど、開ければまぁまぁ人は来る。椅子もあるから暇な奴と座りながら世間話したりしてるって感じだな」
「へぇ……あまりにお洒落すぎて驚いたよ。レオンってこういう趣味なの?」
ルーラが中をキョロキョロしながら聞いているけど……ちょっと失礼な言い方したね。
だけどレオンは気にした様子はなくって笑っていた。
「ほとんどがアゲハの趣味だ!薬草とか取り扱う店ならそれっぽくしろってさ!こうしたら客も増えるし俺もやる気が出たから凄いよな!」
「……やる気は最初から出しなさいよ」
レオンと話しているとツッコミどころばかり。
カウンターの中に入ると、薬を作るための道具や作業スペースみたいなのがあって
さらに奥に扉がひとつ。
「こっちが居住スペースだ」
そう言われた先は、テーブルと椅子もちゃんとあるダイニングキッチンと、ソファがあるリビング、それから階段。
キッチンには勝手口もあるから、もう普通の家だよ。
「レオンとアゲハだけの生活でここまで快適な生活空間があるのは驚きだよ……」
「ルーラ……さっきから若干失礼だよ、、」
私も同じことを思ったけど。
たぶん、レオンだけじゃこうはならなかったと思う。
アゲハだろうな……部屋が綺麗に保たれているのも、、
アゲハは綺麗好きだし、ちょっと神経質な面もあるからね。
向こうの世界でも……アゲハの部屋も家も全部、綺麗だったなぁ。
「二階は三部屋あるが、ルーラたちは真ん中、ミオは俺と一緒で向かって左の部屋を使ってくれ」
「右の部屋は?」
「アゲハの部屋。さすがに部屋の主に許可なく使えねーよ」
二階を見上げて苦笑い。
この家には
アゲハを強く感じてるものばかりだよ……―――――。
**********
「注意すべき点だけ伝える」
レオンがコーヒーを淹れてくれてテーブルに座って話始めた。
「まず、女は一人で外に出ない。日中もだ。俺かミオを連れていけ。あと、町の北側にはなるべく近寄るな」
この町は治安が悪い。
とくに町の北側は、人身売買が行われて、密売人に捕まれば売られて奴隷になるらしい。
お金持ちが救済者の真似事をして奴隷を持とうとするからこそ、この商売が成り立っている。
失業者や浮浪者も北側に集まるらしく、今いる南側は比較的平和らしいけど、油断はできないって。
「ここは平気なの?」
「ここはまぁ……俺やアゲハがちょいと厄介者を退治したから……この場所はそっち系の人からは恐れられている的な?」
二人は何したんだ一体……?
ルーラも白い目で見ていた。
「あと、アゲハが新人類だとか、俺たちがレジスタンスだとかは禁句。救済者の支配地域だからそっちよりも多いし、新人類にイタイ目にあわされた奴等も多い。
ここではお前らは俺の弟子って設定でしばらく暮らすぞ」
そこから、レオンによるこの町での設定を細かく指導された。
兄弟子がアゲハで、私たちは見習い。
だから、本気でレオンの仕事を一緒にやるらしい。
こうして、新しい生活がはじまった。
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レオンがやっているお店っていうのが、エナメって町にある。
レオンがって言うよりかレオンとアゲハが一緒にやっているお店で
アゲハは調剤師って言ったけど正確には薬師らしい。
「アゲハさん適当だねぇ」って言ったミオの言う通り。
まぁまぁ大きな町は、西洋っぽい町並みで
同じような色の可愛らしい建物が並んでて、統一感あってきれいだって感じた。
「ここだ」
レオンが立ち止まったのは小さな家。
三角屋根の……可愛らしい家。
玄関には、小さな看板。
私は字が読めないけど、これはお店の看板なのかな?
玄関を開けると、ハーブっぽいいい香り。
真っ白な壁にはいくつもの薬草とかハーブがあって、レオンっぽさがない内装。
玄関を開けた先にはカウンターと窓際には椅子もあった。
「ここが店。昼間でしかも不定休だけど、開ければまぁまぁ人は来る。椅子もあるから暇な奴と座りながら世間話したりしてるって感じだな」
「へぇ……あまりにお洒落すぎて驚いたよ。レオンってこういう趣味なの?」
ルーラが中をキョロキョロしながら聞いているけど……ちょっと失礼な言い方したね。
だけどレオンは気にした様子はなくって笑っていた。
「ほとんどがアゲハの趣味だ!薬草とか取り扱う店ならそれっぽくしろってさ!こうしたら客も増えるし俺もやる気が出たから凄いよな!」
「……やる気は最初から出しなさいよ」
レオンと話しているとツッコミどころばかり。
カウンターの中に入ると、薬を作るための道具や作業スペースみたいなのがあって
さらに奥に扉がひとつ。
「こっちが居住スペースだ」
そう言われた先は、テーブルと椅子もちゃんとあるダイニングキッチンと、ソファがあるリビング、それから階段。
キッチンには勝手口もあるから、もう普通の家だよ。
「レオンとアゲハだけの生活でここまで快適な生活空間があるのは驚きだよ……」
「ルーラ……さっきから若干失礼だよ、、」
私も同じことを思ったけど。
たぶん、レオンだけじゃこうはならなかったと思う。
アゲハだろうな……部屋が綺麗に保たれているのも、、
アゲハは綺麗好きだし、ちょっと神経質な面もあるからね。
向こうの世界でも……アゲハの部屋も家も全部、綺麗だったなぁ。
「二階は三部屋あるが、ルーラたちは真ん中、ミオは俺と一緒で向かって左の部屋を使ってくれ」
「右の部屋は?」
「アゲハの部屋。さすがに部屋の主に許可なく使えねーよ」
二階を見上げて苦笑い。
この家には
アゲハを強く感じてるものばかりだよ……―――――。
**********
「注意すべき点だけ伝える」
レオンがコーヒーを淹れてくれてテーブルに座って話始めた。
「まず、女は一人で外に出ない。日中もだ。俺かミオを連れていけ。あと、町の北側にはなるべく近寄るな」
この町は治安が悪い。
とくに町の北側は、人身売買が行われて、密売人に捕まれば売られて奴隷になるらしい。
お金持ちが救済者の真似事をして奴隷を持とうとするからこそ、この商売が成り立っている。
失業者や浮浪者も北側に集まるらしく、今いる南側は比較的平和らしいけど、油断はできないって。
「ここは平気なの?」
「ここはまぁ……俺やアゲハがちょいと厄介者を退治したから……この場所はそっち系の人からは恐れられている的な?」
二人は何したんだ一体……?
ルーラも白い目で見ていた。
「あと、アゲハが新人類だとか、俺たちがレジスタンスだとかは禁句。救済者の支配地域だからそっちよりも多いし、新人類にイタイ目にあわされた奴等も多い。
ここではお前らは俺の弟子って設定でしばらく暮らすぞ」
そこから、レオンによるこの町での設定を細かく指導された。
兄弟子がアゲハで、私たちは見習い。
だから、本気でレオンの仕事を一緒にやるらしい。
こうして、新しい生活がはじまった。
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