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CASE10 傷痕
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ただ、やっぱり先生の治療は、、駄目だった。
「殺される」って言葉まで出てきたし過呼吸みたいな状態になったから、治療を中断しては再開するを繰り返していた。
身体の傷は治っても、心の傷は深くなるばかりな気がしたよ。
グッタリしてベッドで仰向けに寝転ぶアゲハの傍にはエドガーがついていて
レオンは廊下で先生と話をしていた。
アゲハの昨日の様子とか、今日までに食べた物とかを聞いていた。
「本当は今すぐに点滴をするべきです。あと薬も……飲まないと治りが遅くなる一方ですよ?」
「分かってはいるが……本人の気持ちが追いついていないって状況なんだよ」
「見ていれば分かりますが……人間、熱が続くのは身体に良くない。彼が新人類だとしても、身体のつくりは人間と同じですよ」
そんな会話を聞いてからアゲハを見ると、魂が抜けたようにベッドで仰向けになって天井を見上げてて、、、
そんな姿を見たら、これ以上アゲハに何かを求めるのは無理な気がした。
「ごめんね……もう、色々と、、」
先生が帰ってから、アゲハの部屋に戻るとエドガーとアゲハが話始めたところだったみたい。
エドガーはずっとアゲハの隣にいてアゲハの頭を撫でていた。
「何も気にするな。それに、アゲハが悪いんじゃないから謝らなくていい」
「ん、、、ありがと。あっ、空……先生は帰ったの?」
私に気づいて視線だけは私に向けてくれたけど、起き上がる元気はないみたい。
「帰ったよ。レオンが送るって出ていった」
テーブルに置いてあるコップに水を注いでアゲハに見せたら起き上がった。
「……自分が普通じゃないのが、、不甲斐ないね」
「別にいいんじゃない?アゲハはしっかりしすぎで真面目だから……しっかりしてない時もあったっていいよ」
私が口をつけた物じゃなきゃ食べたり飲んだりできなくても
暴れずに治療を受けれなくても
時が経てば、きっとアゲハは大丈夫になるもん。
「空って俺に甘いよね……」
「私だけじゃなくてレジスタンス全員がアゲハには甘いと思うなぁ……。とくにホラ、隣の人とか」
チラッとエドガーに視線を送ると、当然だって態度とドヤ顔された。
「私は親馬鹿だからな!仕方ない。アゲハは子供たちの中でも一番手がかからない子だったから、逆に今くらいがちょうどいい」
「シュナも手がかからないいい子に見えるけど?」
大人しいし、女の子だし。
お兄ちゃんであるイブキとは、性格が違うもん。
「シュナは内向的すぎるからね。だから、なかなか手のかかる時もある、手のかかる子ほど可愛いんだけどな!」
「つまり……今までのアゲハは手がかからないから可愛くない?」
「まさか!!アゲハは手がかからなくても可愛い息子だ!」
私とエドガーの会話を聞いて
ようやく少し、アゲハの表情が和らいできたように見えたよ。
「でも、最初に会った時は……俺を嫌っていたよね?」
アゲハの言葉にエドガーが硬直して、、気まずそうな顔になった。
さっきまでの勢いはなくて、アセアセしている。
「それは………まぁ、、出会ってすぐは、、、アゲハが危険な存在だと疑っていたから、、、」
エドガーが気まずそうにアゲハをチラチラ見ているけど
アゲハは少し楽しそうな表情だから、ちょっとからかっているのかな?
「聞かせてよ、二人が出会った時の話」
きっと、嫌な思い出もあるだろうけど、いい思い出もたくさんあるはず。
アゲハがレジスタンスに入るきっかけを詳しくは聞いていないから、気になっていたし……。
エドガーとアゲハは顔を見合わせて、それからエドガーが説明をしてくれた。
アゲハにはじめて会った日の話を……―――――
「殺される」って言葉まで出てきたし過呼吸みたいな状態になったから、治療を中断しては再開するを繰り返していた。
身体の傷は治っても、心の傷は深くなるばかりな気がしたよ。
グッタリしてベッドで仰向けに寝転ぶアゲハの傍にはエドガーがついていて
レオンは廊下で先生と話をしていた。
アゲハの昨日の様子とか、今日までに食べた物とかを聞いていた。
「本当は今すぐに点滴をするべきです。あと薬も……飲まないと治りが遅くなる一方ですよ?」
「分かってはいるが……本人の気持ちが追いついていないって状況なんだよ」
「見ていれば分かりますが……人間、熱が続くのは身体に良くない。彼が新人類だとしても、身体のつくりは人間と同じですよ」
そんな会話を聞いてからアゲハを見ると、魂が抜けたようにベッドで仰向けになって天井を見上げてて、、、
そんな姿を見たら、これ以上アゲハに何かを求めるのは無理な気がした。
「ごめんね……もう、色々と、、」
先生が帰ってから、アゲハの部屋に戻るとエドガーとアゲハが話始めたところだったみたい。
エドガーはずっとアゲハの隣にいてアゲハの頭を撫でていた。
「何も気にするな。それに、アゲハが悪いんじゃないから謝らなくていい」
「ん、、、ありがと。あっ、空……先生は帰ったの?」
私に気づいて視線だけは私に向けてくれたけど、起き上がる元気はないみたい。
「帰ったよ。レオンが送るって出ていった」
テーブルに置いてあるコップに水を注いでアゲハに見せたら起き上がった。
「……自分が普通じゃないのが、、不甲斐ないね」
「別にいいんじゃない?アゲハはしっかりしすぎで真面目だから……しっかりしてない時もあったっていいよ」
私が口をつけた物じゃなきゃ食べたり飲んだりできなくても
暴れずに治療を受けれなくても
時が経てば、きっとアゲハは大丈夫になるもん。
「空って俺に甘いよね……」
「私だけじゃなくてレジスタンス全員がアゲハには甘いと思うなぁ……。とくにホラ、隣の人とか」
チラッとエドガーに視線を送ると、当然だって態度とドヤ顔された。
「私は親馬鹿だからな!仕方ない。アゲハは子供たちの中でも一番手がかからない子だったから、逆に今くらいがちょうどいい」
「シュナも手がかからないいい子に見えるけど?」
大人しいし、女の子だし。
お兄ちゃんであるイブキとは、性格が違うもん。
「シュナは内向的すぎるからね。だから、なかなか手のかかる時もある、手のかかる子ほど可愛いんだけどな!」
「つまり……今までのアゲハは手がかからないから可愛くない?」
「まさか!!アゲハは手がかからなくても可愛い息子だ!」
私とエドガーの会話を聞いて
ようやく少し、アゲハの表情が和らいできたように見えたよ。
「でも、最初に会った時は……俺を嫌っていたよね?」
アゲハの言葉にエドガーが硬直して、、気まずそうな顔になった。
さっきまでの勢いはなくて、アセアセしている。
「それは………まぁ、、出会ってすぐは、、、アゲハが危険な存在だと疑っていたから、、、」
エドガーが気まずそうにアゲハをチラチラ見ているけど
アゲハは少し楽しそうな表情だから、ちょっとからかっているのかな?
「聞かせてよ、二人が出会った時の話」
きっと、嫌な思い出もあるだろうけど、いい思い出もたくさんあるはず。
アゲハがレジスタンスに入るきっかけを詳しくは聞いていないから、気になっていたし……。
エドガーとアゲハは顔を見合わせて、それからエドガーが説明をしてくれた。
アゲハにはじめて会った日の話を……―――――
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