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CASE10 傷痕
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かなり長い時間をかけて話をしてくれたと思う。
時計は見てなかったけど、、、アゲハがいなかった約4ヶ月の話なんだから、長くて当然。
ただ、予想は遥かに越えていたし、、ずっと不思議だった事も分かった。
私だったら……今のアゲハみたいに話なんてしたくないし、助けに来てくれないみんなを恨んだかもしれない。
だけど、アゲハはみんなを恨んだりしなかった。
それどころかずっと、守ってくれていた。
「………話してくれて、ありがとう」
アゲハからは返事がなくて、話終わってからはまたぼんやりとどこかを見ていた。
「お茶冷えちゃったから、新しいの持ってくるね?」
反応はなかったけど、マグカップを持って部屋を出た。
一階に行くまでずっとさっきまでの話が頭をグルグル駆け回ってて、、
リビングでエドガーとゼロさんがいたのすら、視界に入らなかった。
「どーした?すっげー険しい顔してるけど?」
お湯を沸かしていたらキッチンにヒョコと顔を出したゼロさん。
顔に出ちゃうよね……やっぱり。
「あのね、、アゲハが全部話してくれたよ。この4ヶ月、何があったかを」
ゼロさんの表情が、変わった。
「私から、みんなに説明してほしいって…頼まれちゃった。何回も話すのは辛いんだと思う……でも、一人で抱えるのも限界だって、、」
「そうか………今すぐ知りたいところだけど、、」
「内容を伝える人……は、全員か数人だけに話すのか、ゼロさんたちで決めてほしいな」
ゼロさんにそう伝えて、私はお茶を入れ直してから再びアゲハの部屋に戻った。
ゼロさんやエドガーに早く話したいって気持ちもあったけどさ
少しでも早く戻らないとアゲハが心配だし……。
案の定、部屋を出た時と変わらない体勢でボーッとしてる。
「はい、どっちにする?」
マグカップを二つ差し出すとゆっくりと右を指差したから、右のマグカップを手渡した。
「………ありがとう」
受け取ってはくれたけど、口をつけようとはしなくって。
花将軍の所にいる間、食べ物や飲み物に細工されていたって知った以上、、私は無理に口に入れろって言えないよ。
アゲハの隣に座ってお互い無言だったけど、私が飲み物を口にしたらアゲハも飲んでくれたし。
話したことで少しは落ち着けたようだから……良かった、の、かなぁ??
「空は、、どうしてたの?俺がいない間……」
「……私?」
この家にいたよ。
平々凡々と暮らしていたよ。
なんて、言えないよ……。
「教えて?」
「………フツーだったから、つまらないよ?」
「その普通の話を、聞きたい」
嘘はつきたくない。
ただ、アゲハの話の後に『私はルーラたちと楽しく暮らしていました』なんて、、言いにくいっちゃ言いにくいけど、、、
「えっと、、私はルーラとミオとレオンと一緒にこの家にいたよ……―――――」
アゲハが自分の話を全部してくれたから。
私も全部、話したよ。
時計は見てなかったけど、、、アゲハがいなかった約4ヶ月の話なんだから、長くて当然。
ただ、予想は遥かに越えていたし、、ずっと不思議だった事も分かった。
私だったら……今のアゲハみたいに話なんてしたくないし、助けに来てくれないみんなを恨んだかもしれない。
だけど、アゲハはみんなを恨んだりしなかった。
それどころかずっと、守ってくれていた。
「………話してくれて、ありがとう」
アゲハからは返事がなくて、話終わってからはまたぼんやりとどこかを見ていた。
「お茶冷えちゃったから、新しいの持ってくるね?」
反応はなかったけど、マグカップを持って部屋を出た。
一階に行くまでずっとさっきまでの話が頭をグルグル駆け回ってて、、
リビングでエドガーとゼロさんがいたのすら、視界に入らなかった。
「どーした?すっげー険しい顔してるけど?」
お湯を沸かしていたらキッチンにヒョコと顔を出したゼロさん。
顔に出ちゃうよね……やっぱり。
「あのね、、アゲハが全部話してくれたよ。この4ヶ月、何があったかを」
ゼロさんの表情が、変わった。
「私から、みんなに説明してほしいって…頼まれちゃった。何回も話すのは辛いんだと思う……でも、一人で抱えるのも限界だって、、」
「そうか………今すぐ知りたいところだけど、、」
「内容を伝える人……は、全員か数人だけに話すのか、ゼロさんたちで決めてほしいな」
ゼロさんにそう伝えて、私はお茶を入れ直してから再びアゲハの部屋に戻った。
ゼロさんやエドガーに早く話したいって気持ちもあったけどさ
少しでも早く戻らないとアゲハが心配だし……。
案の定、部屋を出た時と変わらない体勢でボーッとしてる。
「はい、どっちにする?」
マグカップを二つ差し出すとゆっくりと右を指差したから、右のマグカップを手渡した。
「………ありがとう」
受け取ってはくれたけど、口をつけようとはしなくって。
花将軍の所にいる間、食べ物や飲み物に細工されていたって知った以上、、私は無理に口に入れろって言えないよ。
アゲハの隣に座ってお互い無言だったけど、私が飲み物を口にしたらアゲハも飲んでくれたし。
話したことで少しは落ち着けたようだから……良かった、の、かなぁ??
「空は、、どうしてたの?俺がいない間……」
「……私?」
この家にいたよ。
平々凡々と暮らしていたよ。
なんて、言えないよ……。
「教えて?」
「………フツーだったから、つまらないよ?」
「その普通の話を、聞きたい」
嘘はつきたくない。
ただ、アゲハの話の後に『私はルーラたちと楽しく暮らしていました』なんて、、言いにくいっちゃ言いにくいけど、、、
「えっと、、私はルーラとミオとレオンと一緒にこの家にいたよ……―――――」
アゲハが自分の話を全部してくれたから。
私も全部、話したよ。
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