理想郷 - 私と幼馴染みの異世界物語 -

由奈(YUNA)

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CASE11 心の中

12

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「まぁ、、エドガーはアレだ。ギルにちょっと八つ当りしてるようなモンで………一番自分自身に頭にきてるんだろうよ。放っておけば落ち着くから放っておけ」


「八つ当り……?」


レオンの言い方が気になって聞き返したら

レオンはウンウン頷いていた。



「エドガーはアゲハの今の状況の全てを自分のせいだって思っているからさ。花将軍の襲撃の時、一番動けたエドガーが不在だったから…自分がいたら状況は変わったんじゃないかって、ずっと後悔してるんだよ」


確かに……あの場にはエドガーはいなかった。

でもさ、襲撃が予測できた訳じゃないし、エドガーは遊んでていなかった訳じゃないのにね。



「その件はエドガーから飽きるくらい謝られたよ。エドガーがいたってシュナか俺かを選ぶような状況になれば、俺がシュナを選ぶから…状況変わらないと思うよ?」


「………エドガーがいてアゲハかシュナを選ぶ状況って、、エドガーが負けるの確定みたいに言うなよ」


レオンのツッコミにアゲハは慌てて否定していたけどね

私にもレオンと同じように聞こえちゃった。


三人で笑ってから、アゲハは急に真面目な顔に戻って言ったんだよ。



「もし、俺がまた壊れても……そうなってもみんなは俺の傍にいてくれる。だから、ギルに頼んだんだよ」


「その“もし”が起こるのが嫌なんだよ……そこは分かってろよ?」


「分かってるよ。みんなの気持ち。俺の気持ちもレオンなら汲んでくれるよね?」


ジッとアゲハはレオンを見つめて

レオンは降参って感じで両手をあげた。


「ソラ、諦めろ。こうなったアゲハは絶対に折れない。なんでこう……俺たちの為にって理由の時には絶対に折れない・無理する・頑固になるんだよ!」


レオンが喚いていて、アゲハはレオンの説得ができたと分かってニヤリと笑っていた。


「そういう性格は、たぶん昔からだよ、、」


私の知っているアゲハは控えめで大人しくて優しいなんだけど……


確かにたまに、頑固になるんだよね。


全日制の高校に通いたいっていうのもおばさんたちを困らせたようだし

小さい頃の遊園地での観覧車もそう。


自分が決めたら折れないし、しかも地味に周りが断れない内容だし、、、


「………全員はやめよう。なるべく少ない人にしてアゲハの負担を減らすようにすれば、、、」


って言いかけて、止まった。

てかギルバートさんが魔法をどこまで使えるくらい回復したか知らないけど?

バリバリ使える系?


人の心に入るって、すごいシンクロ使いそうじゃない?



「どうしたの、空?」



「や……ギルバートさんは魔法を使えるのか?って単純に疑問がね、、」



「あぁ!大丈夫、確認済み。『またしばらく自分が使い物にならなくなりそうだ』とは言っていたけど、できないことはないらしいよ?」



アゲハの確認は抜かり無い。


ただ、レジスタンスのためとはいえ、アゲハもギルバートさんも無理するなって感じたよ。



ギルバートさんも、個人的には反対だけど

アゲハの性格とレジスタンスの事を考えたら実行するって感じただろうね。

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