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【第三話】初陣
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天文23年8月末、薩摩・大隅の国境地帯は緊張関係にあった。
反島津連合の祁答院・入来院・蒲生・菱刈連合軍が、島津方である肝付兼盛の本拠加治木に侵攻してきたのである。
島津貴久は事を重く見、9月12日、実弟・忠将と3人の息子たち即ち、島津義久・義弘・歳久を引き連れて城主・祁答院良重が籠る岩剱城へ出陣した。
息子たちにとってはこれが初陣である。
「兄上、いよいよ初陣でございますな。腕がなります」
「義弘よ、あまり浮かれるでない。遊びにゆくのではないのだぞ」
「かっかっか、兄上、わかっておりますとも。敵は反島津連合の祁答院・入来院・蒲生・菱刈の勢でござろう。この義弘が出陣したからにはもう好き勝手はさせませぬぞ。のう歳久」
「義弘兄上、随分ご機嫌がよろしゅうございますな。確かに、義弘兄上の腕に敵うものは家中にも又七郎くらいでございますからな」
「又七郎か。あやつは天才じゃからな。軍法戦術の神があやつに宿っているようじゃ。今回の戦に付いてこれなくて悔しそうにしておったが」
又七郎とは3人の兄弟の末の弟である。一人だけ母が異なっていた。今回の戦はまだ若年ということで留守を任されている。
9月の晴れた日の進軍である。まだまだ夏の暑さが残っている。
島津軍は当初の予定通り、岩剱城を完全に包囲した。
「3人ともよく承知しておると思うが、我らの作戦は、岩剱城を包囲することによって加治木に侵攻中の軍勢をこちらにおびき寄せることにある。そこで、後詰めにやつらが入ったところを一気に叩き潰すのじゃ」
「父上、よくわかっております」
義久が兄弟を代表して答えた。
貴久の想定通り、岩剱城を包囲すると、反島津連合軍が加治木への侵攻を止め、こちら側に向かっているとの情報が入ってきた。
岩剱城は標高200mほどの岩剱山にあり、東・西・北の三面は直立の絶壁に擁された天然の要害であった。
南面だけが平地の林へ続いているが、ここには堀切が設けられており、城に近づくことは容易ではなかった。
城に籠る城兵たちの士気も高かった。
島津勢に向けて打って出てきたのである。
島津忠将はこれに対し冷静に対応した。新兵器として配備してきた鉄砲を使い見事に城兵を討ち払ったのである。
それ以降は城方も援軍を待つため、城に籠り守りを固めていた。
「叔父上、鉄砲というものの威力は凄まじいですね」
義弘は忠将に話かけた。
「ああ、これは、すごい。弾を撃つのに時間がかかるのと雨が降ったら使えぬのが弱点ではあるが、集中配備すれば今までの戦が根底から変わるぞ」
「使い方、つまり、戦術次第で弱みも消せそうですな」
「うむ、又七郎などはうまく使いこなすのではないかな」
「あやつは、戦術の工夫が得意ですからね。遊びながら、常に戦の戦術を考えていますよ」
「我が父、日新斎さまが「軍法戦術に妙を得たり」と評価されていたのがわかる気がするわい」
「左様でございますな」
10月に入ると、加治木から岩剱城に向けて進軍してきた反島津連合の援軍が到着したようだった。
これを機に、再び、城から城兵が打って出てきた。
「よし、我らも二手に別れるぞ。忠将・義弘は援軍側に対応してくれ。わしと義久・歳久・伊集院忠朗は城兵に向かうぞ」
「はっ、かしこまりました!」
激しい戦闘が始まった。
義弘はこれが初陣とは思えぬほどに見事な槍捌きで、槍を一振りすれば4.5人の兵が薙ぎ倒された。
あっという間に勝負は決し、西保の首が胴から離れるのが遠目からでもよくわかった。
城兵方の将官で城主・祁答院良重の息子重経もあっという間に討ち取られていた。
大勢は決し翌日には、城主良重は城を明け渡し逃亡した。
「皆のものよくやった!我が方の勝利じゃ!勝鬨をあげよ」
「えいえいおー!」
「3人とも、初陣とは思えぬ見事な働きであった」
「はっ、ありがたきお言葉にございます」
「特に義弘、お主は戦働きが性に合っているようじゃな」
「なんの、父上、それがしはただの粗暴な暴れ者ではございませぬぞ」
笑いながら義弘が反論した。
「はっはっは、よくわかっておるわ。そこで義弘、其方にはこの城の城番をしばらくの間頼みたい。お主の粗暴でない部分の見せ所ぞ」
「はっ、かしこまりました。城番となり、反島津連合の動きを監視します」
「うむ、任せたぞ。我らは一旦、御内城に戻るとしよう」
城番となった義弘は、島津勢が引き上げてから、近隣の見回りを始めた。
薩・大の国境付近は長年に亘り抗争が繰り返されてきた地点であり、土地は細く痩せ細っていた。
領民たちも、戦が始まっては逃げ、終わっては戻ってくるという生活を続けているため、まともな農耕作業ができるわけがなかった。
父・貴久の代で分家から本家筋を継承した家とは言え、本来の薩摩・大隅・日向の領主たるべき島津家の人間として、義弘は早急に薩大日の一統を成し遂げねばならないと強く感じた。
戦がなくならなければ、国は豊かにはならない。
そのことを存分に思い知らされる光景が目の前に広がっていた。
今回初めて戦に出て、このような光景を目の当たりにしたのは初めてのことであった。
翌天文24年3月末、島津軍は再び出陣した。
帖佐本城に籠る祁答院良重を倒すためである。
「父上、それがし、ここ数ヶ月帖佐本城付近を密偵して参りましたが、城のそばに瓜生野古城という古い城跡があり、その麓に敵をおびき寄せ囲みとるに絶好の地形があります。ここであれば敵が数千であろうとも易々と討ち取ることが可能かと存じますがいかがでしょうか」
「義弘、お主、そこまで見たか。よくぞ調べたぞ。では本隊はその瓜生野古城の麓に待ち伏せ、寡兵で帖佐本城から敵を誘い出そう。義弘、誘い出しの役目やってくれるか」
「はっ、かしこまりました。必ずや敵を誘い出してご覧にいれましょう」
すぐさま作戦は実行に移された。
義弘率いる別働隊は、帖佐本城に向かった。
義弘の誘いにのり、敵方は城を出て古城の麓まで誘き出されて来た。
「今だ!かかれ!」
待ち伏せしていた島津本隊は城兵を囲み、袋叩きにした。
義弘も、兵を率い懸命に槍を振るった。
しばらく戦闘は続いたが島津勢の勢いに城方は押されに押されついに、帖佐本城を手放し、祁答院勢は帖佐から撤退していった。
始羅郡に残る反島津連合は蒲生範清を残すのみとなった。
蒲生範清の居城蒲生城は、標高162.5mの龍ヶ山に築かれた天然の要害であった。
帖佐での勝利から蒲生攻めに取り掛かった島津貴久はこれを力攻めしようとはせず、東側の尾根に新栫を築き持久戦の構えを取った。
「父上、今後の方針はいかがなさいますか」
一番年若の歳久が尋ねた。
「うむ、どうするかの。義弘何か考えはあるか」
「蒲生城の包囲はこのまま続けます。続けながら、支城の攻略をしていくのがよかろうと存じます。さすれば敵の補給も絶たれ、籠城も叶わなくなるでしょう」
「まずはどの支城を狙うのじゃ」
「松坂城にございます。松坂城の北側に漆という地がございますが、こちらに祁答院勢が部隊を置いております。ここを抑えてしまえば、祁答院と蒲生の連携を断つことが可能となります。その上で、蒲生城の包囲をさらに厚くすれば籠城はより困難になるかと思われます」
「なるほど、わかった。ではそなたと、忠将・尚久の3人に部隊を預ける故、松坂城を落として参れ」
「はっ、かしこまりました」
義弘は直ちに出陣の準備を始めた。
反島津連合の祁答院・入来院・蒲生・菱刈連合軍が、島津方である肝付兼盛の本拠加治木に侵攻してきたのである。
島津貴久は事を重く見、9月12日、実弟・忠将と3人の息子たち即ち、島津義久・義弘・歳久を引き連れて城主・祁答院良重が籠る岩剱城へ出陣した。
息子たちにとってはこれが初陣である。
「兄上、いよいよ初陣でございますな。腕がなります」
「義弘よ、あまり浮かれるでない。遊びにゆくのではないのだぞ」
「かっかっか、兄上、わかっておりますとも。敵は反島津連合の祁答院・入来院・蒲生・菱刈の勢でござろう。この義弘が出陣したからにはもう好き勝手はさせませぬぞ。のう歳久」
「義弘兄上、随分ご機嫌がよろしゅうございますな。確かに、義弘兄上の腕に敵うものは家中にも又七郎くらいでございますからな」
「又七郎か。あやつは天才じゃからな。軍法戦術の神があやつに宿っているようじゃ。今回の戦に付いてこれなくて悔しそうにしておったが」
又七郎とは3人の兄弟の末の弟である。一人だけ母が異なっていた。今回の戦はまだ若年ということで留守を任されている。
9月の晴れた日の進軍である。まだまだ夏の暑さが残っている。
島津軍は当初の予定通り、岩剱城を完全に包囲した。
「3人ともよく承知しておると思うが、我らの作戦は、岩剱城を包囲することによって加治木に侵攻中の軍勢をこちらにおびき寄せることにある。そこで、後詰めにやつらが入ったところを一気に叩き潰すのじゃ」
「父上、よくわかっております」
義久が兄弟を代表して答えた。
貴久の想定通り、岩剱城を包囲すると、反島津連合軍が加治木への侵攻を止め、こちら側に向かっているとの情報が入ってきた。
岩剱城は標高200mほどの岩剱山にあり、東・西・北の三面は直立の絶壁に擁された天然の要害であった。
南面だけが平地の林へ続いているが、ここには堀切が設けられており、城に近づくことは容易ではなかった。
城に籠る城兵たちの士気も高かった。
島津勢に向けて打って出てきたのである。
島津忠将はこれに対し冷静に対応した。新兵器として配備してきた鉄砲を使い見事に城兵を討ち払ったのである。
それ以降は城方も援軍を待つため、城に籠り守りを固めていた。
「叔父上、鉄砲というものの威力は凄まじいですね」
義弘は忠将に話かけた。
「ああ、これは、すごい。弾を撃つのに時間がかかるのと雨が降ったら使えぬのが弱点ではあるが、集中配備すれば今までの戦が根底から変わるぞ」
「使い方、つまり、戦術次第で弱みも消せそうですな」
「うむ、又七郎などはうまく使いこなすのではないかな」
「あやつは、戦術の工夫が得意ですからね。遊びながら、常に戦の戦術を考えていますよ」
「我が父、日新斎さまが「軍法戦術に妙を得たり」と評価されていたのがわかる気がするわい」
「左様でございますな」
10月に入ると、加治木から岩剱城に向けて進軍してきた反島津連合の援軍が到着したようだった。
これを機に、再び、城から城兵が打って出てきた。
「よし、我らも二手に別れるぞ。忠将・義弘は援軍側に対応してくれ。わしと義久・歳久・伊集院忠朗は城兵に向かうぞ」
「はっ、かしこまりました!」
激しい戦闘が始まった。
義弘はこれが初陣とは思えぬほどに見事な槍捌きで、槍を一振りすれば4.5人の兵が薙ぎ倒された。
あっという間に勝負は決し、西保の首が胴から離れるのが遠目からでもよくわかった。
城兵方の将官で城主・祁答院良重の息子重経もあっという間に討ち取られていた。
大勢は決し翌日には、城主良重は城を明け渡し逃亡した。
「皆のものよくやった!我が方の勝利じゃ!勝鬨をあげよ」
「えいえいおー!」
「3人とも、初陣とは思えぬ見事な働きであった」
「はっ、ありがたきお言葉にございます」
「特に義弘、お主は戦働きが性に合っているようじゃな」
「なんの、父上、それがしはただの粗暴な暴れ者ではございませぬぞ」
笑いながら義弘が反論した。
「はっはっは、よくわかっておるわ。そこで義弘、其方にはこの城の城番をしばらくの間頼みたい。お主の粗暴でない部分の見せ所ぞ」
「はっ、かしこまりました。城番となり、反島津連合の動きを監視します」
「うむ、任せたぞ。我らは一旦、御内城に戻るとしよう」
城番となった義弘は、島津勢が引き上げてから、近隣の見回りを始めた。
薩・大の国境付近は長年に亘り抗争が繰り返されてきた地点であり、土地は細く痩せ細っていた。
領民たちも、戦が始まっては逃げ、終わっては戻ってくるという生活を続けているため、まともな農耕作業ができるわけがなかった。
父・貴久の代で分家から本家筋を継承した家とは言え、本来の薩摩・大隅・日向の領主たるべき島津家の人間として、義弘は早急に薩大日の一統を成し遂げねばならないと強く感じた。
戦がなくならなければ、国は豊かにはならない。
そのことを存分に思い知らされる光景が目の前に広がっていた。
今回初めて戦に出て、このような光景を目の当たりにしたのは初めてのことであった。
翌天文24年3月末、島津軍は再び出陣した。
帖佐本城に籠る祁答院良重を倒すためである。
「父上、それがし、ここ数ヶ月帖佐本城付近を密偵して参りましたが、城のそばに瓜生野古城という古い城跡があり、その麓に敵をおびき寄せ囲みとるに絶好の地形があります。ここであれば敵が数千であろうとも易々と討ち取ることが可能かと存じますがいかがでしょうか」
「義弘、お主、そこまで見たか。よくぞ調べたぞ。では本隊はその瓜生野古城の麓に待ち伏せ、寡兵で帖佐本城から敵を誘い出そう。義弘、誘い出しの役目やってくれるか」
「はっ、かしこまりました。必ずや敵を誘い出してご覧にいれましょう」
すぐさま作戦は実行に移された。
義弘率いる別働隊は、帖佐本城に向かった。
義弘の誘いにのり、敵方は城を出て古城の麓まで誘き出されて来た。
「今だ!かかれ!」
待ち伏せしていた島津本隊は城兵を囲み、袋叩きにした。
義弘も、兵を率い懸命に槍を振るった。
しばらく戦闘は続いたが島津勢の勢いに城方は押されに押されついに、帖佐本城を手放し、祁答院勢は帖佐から撤退していった。
始羅郡に残る反島津連合は蒲生範清を残すのみとなった。
蒲生範清の居城蒲生城は、標高162.5mの龍ヶ山に築かれた天然の要害であった。
帖佐での勝利から蒲生攻めに取り掛かった島津貴久はこれを力攻めしようとはせず、東側の尾根に新栫を築き持久戦の構えを取った。
「父上、今後の方針はいかがなさいますか」
一番年若の歳久が尋ねた。
「うむ、どうするかの。義弘何か考えはあるか」
「蒲生城の包囲はこのまま続けます。続けながら、支城の攻略をしていくのがよかろうと存じます。さすれば敵の補給も絶たれ、籠城も叶わなくなるでしょう」
「まずはどの支城を狙うのじゃ」
「松坂城にございます。松坂城の北側に漆という地がございますが、こちらに祁答院勢が部隊を置いております。ここを抑えてしまえば、祁答院と蒲生の連携を断つことが可能となります。その上で、蒲生城の包囲をさらに厚くすれば籠城はより困難になるかと思われます」
「なるほど、わかった。ではそなたと、忠将・尚久の3人に部隊を預ける故、松坂城を落として参れ」
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