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クロとの出会い
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小学生の頃は参観日が
憂鬱だった、ナナ。
公園のブランコに乗って
学校を休むことにしていると
黒猫が近づいてきて
ミャーっと鳴いた。
すると目の前に
いきなり梅子さんが現れた。
梅子さんは、お茶を飲んでたのか、湯呑みを持ったまま
辺りを見回して驚いていた。
ナナは、梅子さんを見るなり
抱きついてワァーワァー
泣いた。
梅子さんは、いきなり泣き出したランドセルを背負った小さな
女の子を見ると
「どうしたの?
あなた学校は?」と
泣きじゃくるナナの頭を撫でながら優しい声で聞いた。
ナナは、両親がいないことを
話した。そして、今日は参観日
だと言うことも。
梅子さんは、
「そう、それは悲しいよね。
それじゃおばあちゃんが行こうか?参観日に。ナナちゃんを応援に行こうかな」
「え?いいの?本当?」
2人の傍で、今度は嬉しそうに黒猫がミャーっと鳴いた。
それがクロとの出会いだった。
「クロちゃん、あのときも
梅子さんを瞬間移動させたのね。」
「うん。その前にナナが
僕を助けてくれたからね。」
「え、そうだっけ?」
「ナナは覚えてないよ。きっと。」
「その前?何もなかったと思うけどなあ、う~ん、思い出せない。何なのクロちゃん」
「そのうち、ね。思い出すかもよ。」
クロは、そういうと
ナナに身体に戻れるように
してあげるよ、と話しを
変えてきた。
憂鬱だった、ナナ。
公園のブランコに乗って
学校を休むことにしていると
黒猫が近づいてきて
ミャーっと鳴いた。
すると目の前に
いきなり梅子さんが現れた。
梅子さんは、お茶を飲んでたのか、湯呑みを持ったまま
辺りを見回して驚いていた。
ナナは、梅子さんを見るなり
抱きついてワァーワァー
泣いた。
梅子さんは、いきなり泣き出したランドセルを背負った小さな
女の子を見ると
「どうしたの?
あなた学校は?」と
泣きじゃくるナナの頭を撫でながら優しい声で聞いた。
ナナは、両親がいないことを
話した。そして、今日は参観日
だと言うことも。
梅子さんは、
「そう、それは悲しいよね。
それじゃおばあちゃんが行こうか?参観日に。ナナちゃんを応援に行こうかな」
「え?いいの?本当?」
2人の傍で、今度は嬉しそうに黒猫がミャーっと鳴いた。
それがクロとの出会いだった。
「クロちゃん、あのときも
梅子さんを瞬間移動させたのね。」
「うん。その前にナナが
僕を助けてくれたからね。」
「え、そうだっけ?」
「ナナは覚えてないよ。きっと。」
「その前?何もなかったと思うけどなあ、う~ん、思い出せない。何なのクロちゃん」
「そのうち、ね。思い出すかもよ。」
クロは、そういうと
ナナに身体に戻れるように
してあげるよ、と話しを
変えてきた。
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