ご主人様は愛玩奴隷をわかっていない ～皆から恐れられてるご主人様が私にだけ甘すぎます！～

３１～４０話

３６b、私は口付けの先をわかっていない５ ※

低く膝をついたガルの腿の上へ腰を引き寄せられ、さらに大きく脚を開かせられる。

……ぬちゅっ

「んっ……」

ガルが、唾液と愛液にまみれぐっしょりと濡れた秘裂に切っ先を当てがった。

「いくぞ」

狙いを定めて慎重に腰を進められるのに合わせ、焼けた杭のように熱くて硬いものが、メリメリと音を立てて隘路あいろを切り拓いていく。

「ぐっ……っう、……っ……はっ」

いっ、痛い！　痛い痛い！
質量が、増やされた指の比じゃない。
ナカは引き裂けそうなほど痛むし、ミシミシと骨まで軋んでいるような気がする。

「い゛……っ」

「っは……マヤ、ゆっくりと、深く呼吸して」

頭を撫でながらかけられた優しい声に、痛みに詰めていた息をなんとか細く吐き出す。
伏せていた目線をゆるゆると上げて見れば、ガルは額にびっしりと汗をかき、ひどく苦しそうに眉根を寄せている。

それでも視線を交わらせたその瞳は、溢あふれ出しそうなほどの喜びを湛えていた。

「マヤ……っ、痛い思いをさせてすまない。俺ばかりが幸せで……」

「なっ！　んぃっ……なにっ、言ってるんですか……！っわたし、だって、うれっしいし……っ、しあわせです……っ！」

もう！　いいよ！
泣いて逃げ出したいくらい痛いけど、頑張るよ！
私と身体を繋げることをガルがこんなにも喜んでくれるのなら、もう、真っ二つに裂けそうな痛みくらい耐え抜いてみせるから。

でも、さすがに。

「あっ！　ガルさま……っ！　ちょっ！　これいじょっ、おっきくしちゃ、だめぇ……！」