首輪 〜性奴隷 律の調教〜

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R side  誕生日会 ep6

僕に接合部を見せ付けるような体勢で交わっていた二人の激しかった動きが、御主人様の絶頂をピークに徐々にスピードを落として行く。
凛様の中に突き刺さった御主人様の陰茎がビクビクと脈打ち、陰嚢が収縮して精液を送り込む一連の動作を見届けると、次第に萎えしぼんで小さな蕾から排出された御主人様のペニスを口に含む。

青臭く苦い、御主人様の味。何も考えないよう努めても自分の下腹部が疼くのが分かる。
トロトロと白く濁った体液がまだ滴っている男根を強く刺激し過ぎないように口の中で柔らかく舐め、残った精液を丁寧に吸い出した。

御主人様の息はまだ荒く、興奮冷めやらぬ様子で凛様の首筋を背後から貪っている。

皮肉な事だけれど僕は御主人様のこの状態が出来る限り長く続いてくれる事を祈っていた。御主人様は、普段と比べて性欲を満たしてしまった後の方がずっと残虐になりやすい傾向がある。

荒かった二人の息が落ち着くと、二人が互いに向けていた意識を此方にも遣るのが分かる。
僕は消えてしまいたかった。

凛様が手にしていた事を思い出したように、僕の首輪のリードを引く。
「ねーリツ、パパのミルク飲みたいでしょ?」
あどけなく元気な子供そのものの印象の声で言いながら、凛様は小さな足を再び大きく開く。
「パパはリツのお口には出してあげられないから、代わりに僕のお尻から飲ませてあげる!」
言い終わってから名案とばかりに凛様は御主人様を見上げ、御主人様もそれに応えて笑顔を浮かべ、凛様の頰へ口付けた。
そういう他愛も無い、御主人様と他の誰かの、日常の光景に馴染むような愛情表現を目の当たりする事が何故か一番堪えてしまう。

凛様が命令するような事は別に初めての事じゃない。もっと辛い事はたくさんあったから。僕は自分に言い聞かせる。

「はい、僕に舐めさせて下さい」
余計な感情が外に出ないように努めたつもりだったが、その少し冷静さを装ったような物言いが御主人様は気に食わなかったようだった。

凛様とは比べものにならない強さで僕のリードが引かれ、凛様の前に引きずり出される。


黙って凛様の足の間に屈み込もうとした瞬間、御主人様の足の裏が僕の肩に置かれ、首輪とリードを繋ぐ金具部分がうなじの方へと回された。
以前にも行われた事のある仕打ちを予感して僕は咄嗟に顔を上げ、懇願するような目で御主人様を見上げる。
勿論僕のこんな願いが聞き入れられた事は今までただの一度も無く、御主人様は当然のように足で僕の体を押しやりながら、リードをギリギリと自分の方へ引き始めた。
「…っ………!!」
首輪を起点に強烈な力が加わり、なんの前触れも無い窒息に僕はパニックになって、どうにか首に食い込んだ金属を外そうと周囲の皮膚を引っ掻き回す。

「何をやってるんだ?凛への御奉仕が終わってないだろう」
僕の恐怖にも苦しみにも、いつもの様に全く関心を示さない淡々とした御主人様の声の冷徹さに、僕は呼吸困難に陥りながらも僅かに平静を取り戻す。

蛙の様な醜い呻き声を漏らして必死に足りない酸素を取り込もうとしながら、僕は震える舌を伸ばして何本かの筋になって精液を垂れ流しているアナルを舐め取る。
息が苦しくてただ舌を動かす事しか出来ない。

「ねぇ凛。リツはあと何秒で落ちるかな?」
「えー…そうだなぁ、もう真っ青だから、あと10秒くらいかなぁ?僕数えてあげる!いーち、にーい」

まるで別世界の出来事を見ているかのように、緊張感の無い声での会話が頭上で聞こえると、凛様の予想を現実のものにしようと一層強くリードが引かれる。
僕の苦痛と死ぬ事への恐怖が許容出来る限界を超え、僕の肩を押し遣る御主人様の足に縋り付くように助けを求めるが、既に呼吸困難で視界が酷く狭くなっていた。
大粒の涙が溢れて体が激しく痙攣する。

「さーん」
苦しい、苦しい。息が出来ない。自分の脈の音が異常に大きく聞こえ、みっともなく体がのたうつ。

「しーい」
僕がこの屋敷を追い出された日と同じ仕打ちだ。
細川様から受けた折檻とも似ている。
でも、凛様の手間、今日は手加減してもらえない分、気絶では済まないかもしれない。

「ごー」
視界が更に急速に狭くなって目の前に黒い霞が掛かる。
こわい、こわい。誰か。
死んじゃう、このままじゃ死んじゃう。
誰か助けて。僕を助けて。

「ろーく」
意識が薄れ、体が何処かへ沈む感覚に陥る。
どうして、どうして誰も僕を助けてくれないの?
ずっとずっとこんなに願ってるのに、祈ってるのに。

「なーな」
パーティの最中、僕に向けられた嫌な視線を遮ってくれた桐山様の姿が急に目に浮かんだ。
素っ気ない表情で何だよ?と声には出さずに桐山様の唇だけが動く。

ああ。
あの人だけが、僕を助けてくれた。

あの時胸を締め付けた感情が何なのか、今なら分かる。

嬉しかった。
あの人が守ってくれて、僕を庇ってくれて、僕はすごく嬉しかったんだ。
なのに、僕は。

「はーち」
自分の愚かさが身に染みる。
これは、馬鹿な僕への当然の報いなんだろう。
誰に対しても不誠実な僕は、ここで消えるべきなんだ。

僕は抵抗を止めて目を閉じる。

「きゅー…」

「律!!」
その時、背後で勢い良くドアが開くと同時に、これまで聞いた事の無い程の切迫した桐山様の声が僕の名前を呼んだ。







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