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1章 REM SLEEP革命 『望んで迷い込む作法と方法』
モノローグ 『異世界創像脳腫瘍』
しおりを挟む私のソウゾウシュが、私の中から出て行った。
途端、つど頭の中にあった深く想像を働かせていた世界がすっかり消えうせ、
とたんに、私は、
一体何を考えていいのか途方に暮れる。
きっと目を開けて、私は口を開けて呆けていたんだろう。
先生や看護婦さん達は真っ白い病室で、眩しく白く微笑んで私の顔を覗き込んでいる。
眩しすぎてなんだか、その顔がよく見えない気がするけれど……。
「どうだい?」
「はぁ、はい」
私は、口から出るべき言葉を賢明に探す。
「経過は良好だけど……大丈夫?」
何か、不都合があったのだろうかと……先生は少し困った顔で私をさらに、覗き込んできた。
「いえ、大丈夫です……頭が……」
頭が、あまりにもはっきりします、先生。
ぽっかりと私の中に巣食っていた、なんだかよく分からない空想の世界がすっぽり、無くなってしまって真っ白に。
何も私の脳はもう、無駄な事は考えようとしないみたいです。
無駄な、夢を紡ぐのを止めたみたいです。
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