異世界創造NOSYUYO トビラ

RHone

文字の大きさ
310 / 366
完結後推奨 番外編 妄想仮想代替恋愛

◆トビラ後日談 A SEQUEL『妄想仮想代替恋愛 -5-』

しおりを挟む
◆トビラ後日談 A SEQUEL『妄想仮想代替恋愛 -5-』
 ※本編終了後閲覧推奨、古谷愛ことアインさんメインの後日談です※

 木の実のクッキーを疑似カフェオレの中に砕いて入れて、柔らかくする。
あたし専用のマグは口が大きくなってて鼻がすっかり入るの。特注品だよ、えへへ。
 で、あたしの口って犬みたいに縦に長いから咀嚼して砕けてしまうものを食べるのには適してないのね。本来なら肉の塊を引きちぎりながら飲み込むって『食事』スタイルが正しいのだろう……ドラゴン的に。
 という訳で、こうやってクッキーを柔らかくして啜り上げて食べるようにしている。こうすればカスを口から零さなくて済むってワケ。
 小さな手でクッキーを砕き入れる作業をしながら、あたしは……ヤトの事を考える時に感じる『気持ち』は何だろうなぁって『向こうのあたし』に問いかけてみた。
 すると、向こうのあたしは少し悩んでから答えをくれるんだ。

 ああ、そっか。そうなんだ。
 あたし、ヤトについてはお父さんかお母さんみたいな感じで接しているのかも。

 ……ドラゴンの生態なんかドラゴンであるにもかかわらずあたしはよく分からない。何しろ立派なドラゴンのお父さんとお母さんがあたしには居ない。
 シコクに流れ着いた卵から孵ったあたしは、シコクでペレーちゃんとパスお姉ちゃんに育ててもらった。所が何が原因か良く分からないけどシコクの外に出てしまい、東国ペランストラメールに流れ着いて捕まって、魔導都市に売りさばかれて実験動物として扱われそうになって居た所、エズ3人組ってくくる事が多いヤトとアベちゃんとテリーの3人に助けてもらったんだよね。それ以来彼らと一緒に居る。
 あたし、ドラゴンとしてはまだまだ生まれたてなのは間違いないらしい。レッドとナッツが一般的なドラゴンについて調べてそう教えてくれた。
 ドラゴンなのにドラゴンから育てられた経歴が無いので今、この通りよ。自分の事なんて何一つさっぱり分からない。
 有る程度の大きさに育つまで、ドラゴンって子育てするのかな?
 あたしはね……巣立ちが出来てないんだよ。それで、そうと知らずに育ての親を求めていて今はまだ、その庇護の下にいるつもりなんだ。


「アイン、クッキー溢れてるぞ」
「あ、いけない」
 疑似カフェオレが今にもあふれ出そうな程に、クッキーをマグに入れそうになっていたのを慌てて止めた。
 入りきらないのは直接口に砕いて放り込んで飲み込んじゃう。
 食べかす、溢すのもったいないもん。
「どうした、まだ寝ぼけてるのか?」
「ううん、今日はちゃんと起きてるよ……あのね。好き、について考えていたの」
 ヤト、ちょっと驚いたような顔をする。
 考えていた事全部は話せないなぁ、だって彼の中に今『ヤト氏』が居ないし。居ないとなると、向こうの世界の話は出来ないのよね。というか、してもいいけど相手が理解してくれない。
 そんでもってペナルティがついて経験値が削られちゃう。 
 ただでさえ経験値が低い私、ヘタなことはおしゃべり出来ないよ。
 なんであたしの経験値が低いかって?それは、あたしがチビドラゴンだから。
 言語を操れるはずがない生命が人格を有し言葉を喋る……あたしは、そういう種族を超えた特別なクラスなんだ。

 条件転生と呼ばれるこの『ゲーム』の特別ルールを使っている。ナッツは『裏技相当』だと言ってたかな。あたしみたいな事を誰かがしないように、ゲームの正規版で少し修正が入ったらしいよ。
 裏技相当、その都合……あたしの経験値は正規の値になっていない。
 ゲーム始めた当初っから整数値ギリギリ。
 おかげでこれといって戦闘能力がある訳でもない完全なお荷物か、小道具みたいな扱いになっている。
 その上経験値はなかなか溜まらない、これも最初から背負っているペナルティ。その事をちゃんと知ってるのは……仲間内ではメージンくらいかな。

「スキってなんだ?誰に隙があるって?」
「?、そのスキじゃないよ。スキ、キライの好き」
「……なんでまたそんな事を。まだチビのくせに早くも発情期って奴か?」
「そうじゃなくて、前にさ。あたしの事好きだとかなんとか言ったじゃない」
 途端、ヤトはばつが悪そうな顔でそっぽを向く。
「それは……あれだ。……逃避の末というか……少なくともキライじゃぁない。可愛い小動物は愛くるしいぁという事だ、うん」
 最終的には開き直ったように言うんだなぁ。
 てっきり、今でも大好きだと言ってくれるのかと思ったのに。
「んじゃ、あたしが大きくなって愛くるしいとは呼べない、立派なドラゴンになったらもう好きじゃなくなるの?」
 ……何故か顎を引き、くしゃみしそうなのを必死に我慢してるみたいな顔になるヤト。
 ん?ああ、あたしってば無意識に小首をかしげてたわ。
 これは彼が『萌えている』顔ね。にやけそうになる顔を必死に押さえ込んでいるの。バレバレなんだから大人しくにやけてしまえばいいのに。
 彼で言った通り、そういうのが大好きで堪らないってのは事実なんだからさ。
「だ、大丈夫だ。安心しろ、男の子はカッコイイのも大好きだからな!お前がデカくなったらそれはそれでイイと思うぞ!」
 その前に、あたしが大きく育つまで……この共同生活は続くのかしら?
 続けばいいなぁ、何事もなくずっと平和に。
 ただそれだけを今は願ってる。
「なんか、外にスキな人でもあったとか、会いたい奴がいるとか……どっか行きたいトコでもあるのか?」
 少しだけ不安そうな顔で聞かれてあたしは長い首を横に振った。
「そういうわけじゃないよ。……もうちょっと大きくなったら自力でシコク参りはしたいけどね」
「本当か?実はもっとハデな人生、もとい竜生を送りたいとか思ってたんじゃないのか?」

 お前、こんな何もない田舎で引き籠もり生活が嫌なんじゃないのか?
 俺に付き合う必要なんか無いんだ、お前の人生はお前のモノなんだから。

 ……頼むからもう誰も俺に構わないでくれ。

 そんな声がバレバレだよヤト。
 バレバレだからみんな貴方に構いたいんだって。
「トラブルはこりごりよ、魔導都市で骨身にしみたもん。あたしはここで、まったり暮らすのが一番幸せ」
「そっか、」
 ちょっとまだ疑ってる顔だなぁ。
 あたしがここで暮らすに満足しているのは本当なのにな。
「いつか、大きくなったらヤトを乗せて飛びたいって思ってるよ。いっつも乗せて貰ってたしね」
「ドラゴンに乗るかぁ……お前、亜竜擬きとは違うガチドラゴンってお墨付きもらってたもんな。ドラゴンに乗れるってのはそうそう無い事だよなぁ……悪くねぇ」
「でしょー?」
「で、そんな前はどうして俺の頭に乗るんだよ?」
 それは、そこが一番安定してるからだよ。
 マグに入りきらないクッキーを丸飲みにしながらあたしは頭を左右に振る。
「テリーみたいに肩じゃダメなのか?」
「ヤトの肩、乗りにくいもん」
 実はちょっとね、ヤトが着ていた鎧が苦手だったんだ。
 なんかあの金属、触れるとぴりぴりするの。後で聞いた話、ヤトがシーミリオン国から貰ったあの鎧はナーイアスト、水属性だったんですって。あたしはこの赤い鱗の通り炎竜、イーフリートは火属性だから相性悪かったみたい。それで、首に巻いているマントに足をのっけて頭に掴まるっていう、鎧の金属部分に触れない乗り方をしていた。
 今ヤトはは鎧なんか勿論付けてない。あの鎧は事もあろうかランドールにあげちゃったらしいよ。籠手と剣だけは手元に置いてるけど……。
 鎧は無いけど今も、あたしは彼の頭に乗っかってる。
 だって、ヤトってば薄着なんだもの。ヘタに乗ると爪で怪我させちゃったりするでしょ?だから結局頭乗りしちゃうんだって。
「ほら、さっさと片付けろ。俺は明日の料理の下ごしらえしないとなんだ」
「気合い入ってるんだね」
 最後のコーヒーを飲み干し、立ち上がりながらヤトは笑う。
「どーせ奴の事だ、散々田舎だのなんだの、お前はやっぱり田舎が似合うだの言うに決まってる。あんな山の上で何喰ってるのか知らないが、ぎゃふんと言わせてやりたいからな!」
 確かに、彼はここに来る時大抵ここの事をぼろくそに言うわよねぇ……。
「お料理くらいしか自慢できる事が無いもんね」
「料理舐めんな!新鮮なモンを新鮮な内に、これ程素晴らしい贅沢はないという事を僻地レズミオで干からびたモンでも喰ってるだろう奴に教えてやるわ!」

 そう明日、テリーが来るの。
 いや、今はテリオス・ウィンって呼ばないとなのかな?
 ここではどっちで呼ぼうが構わない、とか言ってたかもしれない。

「テリー、何の用事なのかな?」
 それについて聞いた気もするけど……うまくリコレクト出来ない。ただ話がしたいから来るのかな?
 ふふ……なんだかそういうのは他人事なのにやっぱり嬉しい。
「あ?用事?……そういや何か言ってたな」
 来る、という事を伝えてくれたのはレッドなんだけど……。
「……なんだっけ」
 この通り、どうでもいい事と受け取るときれいさっぱり忘れてしまうダメな子達ばっかりで暮らしている訳で。
 ……だからレッドが頻繁に訪ねてきては世話焼いてくれる訳だ。
「ま、いいじゃねぇか。別に大した用事じゃねぇだろ、どーせグチ聞いてくれとかそんなんじゃね?あ、酒も用意した方が良いのかな……。今のうちに割り水しておくか」
「わぁい、お泊まりなの?」
 機敏に反応したあたしに向け、たまにこうやってあたしが『変な妄想』を働かせる事を承知しているヤトは胡散臭い顔を向けてくる。
「知らねぇ、転移門で来るんだろうしレッドも一緒だろ。こんな田舎で寝泊まりなんてするはずねぇだろ」
「そう言わないで飲み明かして夜明けのコーヒーでも飲めばいいのに!」
「なんで」
 中の人がいないからか、その理由については即座理解出来ない今回のヤト・ガザミ。
 うーんそうか、こっちの世界では夜明けのコーヒーを一緒に飲むのにこれ以上の意味は無いか。
 ……って事は危ない、ペナルティ一歩手前発言だ。マイナスにならないようにフォローしなきゃ!
「だからね、つい飲み明かして夜が明ける訳。なんだかんだやってて朝まで起きてちゃう訳よ!そんでこれからテリーはお仕事が待ってるの。寝てないの、眠いんだけど寝れないの。だから、早朝からコーヒー淹れてあげて一緒に飲むって訳」
 あたし的には『なんだかんだ』の所に色々期待するわけだけど。
「そもそもそんな夜が開けるまで飲むとか無理だろ。俺達ナッツみたいなザルじゃねぇ」
 確かに、ナッツは毒素耐性が極めて強いという特性を取った都合、あとリアルを反映しているのか酒に酔うという概念が存在しないみたいなザルの人だ。水みたいにラム酒を飲んでいるのをあたしも目撃した事があります!
「飲み明かすっても……エズでも朝方まで意識保つとか、そんな事ぁ無かったと思うけどなぁ……」
「……!そこ、詳しく知りたい!」
 エズ時代、つまりヤトとテリーの『闘士時代』話は色々と美味しいと認識しております!ネタ的に!
 本人らにとってはどうでもいい話でも、腐女子の『私』には美味しすぎるエピソード満載なんだから、是非とも聞きたい!
 でも、都度あたしがこうやって無駄に食いつくからか、それとも、克服したつもりでやっぱり、過去と向き合うのは完全には無理なのか。
 未だにあんまり話したがらないのよねぇ。
「詳しくも何も……とにかく、お前の妄想には付き合ってられないって。さっさとテーブルから退け」
 ほら、体よく追い払われちゃった。
 いけず、じゃぁテリーちゃんに色々聞いちゃうんだもんね。


 それで……もう、はやくテリオス氏来ないかしら?とかワクワクしてたらその間の事はスキップしちゃったみたい。

 朝に弱いあたしはいつもの通り、朝ご飯の良い匂いを嗅ぎつけて夢うつつと目を覚ました。
 ここ、夢の中なのに夢を見るのよね。
 こちらの世界で起きた事はリコレクトによって有る程度は思い出せるけど、こちらの世界で見た夢はいくらリコレクトしても反応はない。稀に覚えてる事もあるけど、少なくともリコレクトコマンドには対応してないみたいだ。
 あたし、どんな夢見てたのかな。
 ……そんな事をぼんやりと考えていたあたし、気が付いたら何時も通り朝のおかゆを啜ってた。
 糊のついた鼻先を上げる。
 すでに、沼のほとりでコーヒー片手に雑談をしている二人の影を見つけてはっとなって覚醒した。
 ……完全に寝ぼけてご飯食べてたみたい。
 自覚は無いんだけど……ヤト曰く、こうやって時に半分寝たまま朝ご飯だけは食べるんだって、あたし。
 やだ、あたしってばちゃんと朝の挨拶したのかしら?

 慌てて残りのおかゆを啜り上げる。
 専用のコーヒーマグには……今回はお砂糖入りのコーヒーがまだ湯気を立てていた。
 灼熱の炎を吐き出す事が出来るあたしはもちろん、猫舌という事はない。でも熱を感知出来ない訳じゃないのよ?
 コーヒーはまだ少し熱めだったけど、早く二人が話している間に乱入したくて首を突っ込んで一気に飲み干した。
「ごちそうさま」
 寝ぼけていたから頂きます、を怠っていたかもしれない。
 あれで天使教の敬虔な信者であるテリーから叩き混まれた礼節作法。その重要さを思い出し、せめて最後の挨拶はしっかりと手を合わせて行う。
 さ、お椀を片付けやすいように重ね置いてっと。
 さっそく二人の所に飛んで行くわよ!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

目が覚めたら異世界でした!~病弱だけど、心優しい人達に出会えました。なので現代の知識で恩返ししながら元気に頑張って生きていきます!〜

楠ノ木雫
恋愛
 病院に入院中だった私、奥村菖は知らず知らずに異世界へ続く穴に落っこちていたらしく、目が覚めたら知らない屋敷のベッドにいた。倒れていた菖を保護してくれたのはこの国の公爵家。彼女達からは、地球には帰れないと言われてしまった。  病気を患っている私はこのままでは死んでしまうのではないだろうかと悟ってしまったその時、いきなり目の前に〝妖精〟が現れた。その妖精達が持っていたものは幻の薬草と呼ばれるもので、自分の病気が治る事が発覚。治療を始めてどんどん元気になった。  元気になり、この国の公爵家にも歓迎されて。だから、恩返しの為に現代の知識をフル活用して頑張って元気に生きたいと思います!  でも、あれ? この世界には私の知る食材はないはずなのに、どうして食事にこの四角くて白い〝コレ〟が出てきたの……!?  ※他の投稿サイトにも掲載しています。

【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~

月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』 恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。 戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。 だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】 導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。 「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」 「誰も本当の私なんて見てくれない」 「私の力は……人を傷つけるだけ」 「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」 傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。 しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。 ――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。 「君たちを、大陸最強にプロデュースする」 「「「「……はぁ!?」」」」 落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。 俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。 ◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!

完 弱虫のたたかい方 (番外編更新済み!!)

水鳥楓椛
恋愛
「お姉様、コレちょーだい」  無邪気な笑顔でオネガイする天使の皮を被った義妹のラテに、大好きなお人形も、ぬいぐるみも、おもちゃも、ドレスも、アクセサリーも、何もかもを譲って来た。  ラテの後ろでモカのことを蛇のような視線で睨みつける継母カプチーノの手前、譲らないなんていう選択肢なんて存在しなかった。  だからこそ、モカは今日も微笑んだ言う。 「———えぇ、いいわよ」 たとえ彼女が持っているものが愛しの婚約者であったとしても———、

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~

ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。 そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。 「荷物持ちでもいい、仲間になれ」 その言葉を信じて、俺は必死についていった。 だけど、自分には何もできないと思っていた。 それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。 だけどある日、彼らは言った。 『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』 それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。 俺も分かっていた。 だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。 「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」 そう思っていた。そのはずだった。 ――だけど。 ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、 “様々な縁”が重なり、騒がしくなった。 「最強を目指すべくして生まれた存在」 「君と一緒に行かせてくれ。」 「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」 穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、 世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい―― ◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

処理中です...