異世界創造NOSYUYO トビラ

RHone

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番外編・後日談 A SEQUEL

◆ 『トビラ』β版-逆ver.『ジニアーの異世界侵略-1』導入編

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『ジニアーの異世界侵略-1』導入編

※正式リリースされた想定の『後日談』
 『黄金色の扉を閉めろ!』SFサイド側からバージョン

※※ この番外編は某側からの話なので登場人物、世界観、
   話の展開の仕方等 全部異なりますのでご了承ください ※※


 ありえない事が起こる時、それは何か不吉な事態の前兆と言えるだろう。
 宇宙開発の廃れたこのご時世、唯一宇宙に機能する隔離された宇宙ステーション『ラーフ』に起こりうるその『前兆』の一つが……

 ダメ軍師、猿沢海人(マシラサワ-カイト)の朝8時起床と言えたりする。


「いや、違うぞ。起床じゃなくてこれは徹夜明けだろう」
「流石は南さん、大当たりです」
 目の下に隈を作った海人はヘラヘラ笑いつつ力なく、キッチンテーブルについた。
 南はため息交じりに海人の箸を手渡しで渡す。
「……ごめん、味噌汁……足りない」
 今朝の炊事当番の成馬が困った顔でお碗に心持程度に入った豆腐と、お麩の味噌汁を差し出した。出しながら、3杯目のおかわりに突入している隆輝に視線を向ける。

 この人が全部食っちゃいました、的な意思表示なのだろう。

 成馬は言語での意思疎通が苦手なのでよくこうやって行動で意味を示す訳だが、腐っても寝ぼけてても徹夜明けでも軍師、その意思表示を海人はしっかり汲み取って目の前でまだ朝食を黙々食べ続けている、体は割とやせ形なのに大食漢な我らがリーダーに目を向けた。
「よく朝からそんなに食べられるなぁ、俺はちょっと無理」
 だからこれでいいよと成馬に向けて苦笑を送る。

 海人は、朝ほぼ10割朝ごはんの時間までに起きてこない。
 その為朝食べないのが習慣化しているのだから、朝食が用意されている事をそもそも期待していない。
「てゆーか、食べるんだ。これから寝るんじゃないのか?」
 ごちそうさまと手を合わせ、箸を置いた彰の疑問は最もだ。

 暦や季節が関係ない宇宙ステーション・ラーフでは、時間と曜日だけは機能している。

 本日は土曜日の朝、敵である『月』の進行による出撃予報が無いので恐らくこのまま業務を一切しなくても良い日曜日に突入する。
 土曜日もほとんど仕事は無い、今や完全に自主トレーニング制になっているし持ち回りの日常業務もほとんど入らないので休息日となる。
 金曜日の夜から徹夜して今に至るなら、完全夜型の海人ならこれから寝る所だろう。
 いつもならそうしているはず。
 大体、一々徹夜明けに部屋から出てきたりしない。そのまま寝ているはずだ。
「寝ないよ、まだやることあるもん」
 半熟卵を危なっかしい手つきでかき混ぜながら、海人はあくびをかみ締めながら答える。
「あー、栄養剤のストックってあったっけ?」
「コーヒーメーカーも電源入れておこうか?」
「お構いなく」
 珍しく気を回してくれる南に、海人は苦笑する。
 割と厚顔無恥な部類である海人が遠慮した事で、予測制度ラーフ最高基準を誇る南は怪訝な顔をした。
「……って事は、お前マトモな事してたんじゃないんだな?」
「徹夜の理由?」
 彰が食べ終わったら自分の皿を重ねながら立ち上がり、箸を握りつつも眠そうな海人の部屋を一瞥する。勿論扉は閉まっているが、その中がよく分からない書類や本、あとゲームで混沌としている事は間違いないだろう。
「何やってるんだ?そんな必死に」
「あー……」
 半熟卵と醤油を混ぜたモノをどんぶりご飯にぶっかけながら、海人は何ともいえないうなり声の様な返事をする。言う事を、迷うように暫く唸ってから一言。
「条件が厳しくて」
「何のだよ」
 3杯目おかわりをコンプリートした隆輝が、間髪入れずに聞き返す。……隆輝は大食いな上に早食いである。早食いなのに他の人と同タイミングでごちそうさまを唱えるのは、人の三倍は平気で食べる所為である。
「うーんと、その、経理担当であるニーが提示した条件が」
「経理?……また『ろくでもない設備』を増やそうとしているのか?」
 南が『ろくでもない設備』と表現するモノが何であるか、海人が『がんばる』方向性で具体的に何んあのか、判らない一同ではない。
 南の鋭い推測に、ああなる程と彰が頷き、ようするに……答えを口に出す。
「ゲームか」
「ういー……どうせろくでもない設備ですよ」
 海人はややふて腐れて汁の少ない味噌汁を口に掻き込んだ。



 海人がその『ゲーム』の存在を知ったのは、世間から遅れる事3ヶ月である。



 宇宙隔離されて、ワールドワイドウェブから切り離されている宇宙ステーション・ラーフにおいては致し方ないタイムラグだ。一方通行の情報は受信できるので、メディア放送はいくらでも制限無しで受信出来る。距離的なタイムラグは多少あるのだが。
 しかし双方向メディアは彼らが従事する『作戦』の都合制限された環境であると言える。

 しかしそれで問題は無い。昔から海人が『付き合ってきた区画』は、どちらかというと相互通信が前提のウェブで情報が先行するジャンルである。
 世間からは3ヶ月のタイムラグでも、その手の情報通との差は半月程にも開いている事が多い。

 それの『ゲーム』の事を知って、理解した時、海人は愕然とした。

 最近めっきり大好きと云って憚らない『ゲーム』というジャンルから、疎遠になってしまった感じは否めないのだが……それはやると決めた仕事の都合仕方の無い事だ。
 この宇宙にいる事を自分で選んだ以上、割り切った事である。
 だがしかし、半月近くのタイムラグで知らされたそのゲームの事実は久しぶりに血沸き肉踊るものだった。

 海人の趣味は『学習』である。
 ついで、オタク趣味の同居する重度ゲーマーだ。

 コンシューマーもオンライン当たり前の時代、オフラインゲームしか堪能できない環境に早3年以上晒されている。アップデートデータも遅れて届く。
 しかし海人はそれで欲求不満になる事は無い、趣味の根本はゲームではなくゲーム的に展開する全般に向けた『学習』にあるからだろう。
 いろいろあってすっかり、大好きなゲームというジャンルからは遠ざかっていた訳だが……ソフトや新規ハードの買い込みと雑誌の閲覧は続いている。
 そして彼らの『仕事』であり、作戦名『SRPU』の業務が生活を圧迫する様になってしまい、すっかりやる時間が無く放り投げられているソフトが自室に山積となっていた。

 とするとどういう展開を迎えるのか。
 当然……開封しないならこれ以上ゲームは買うな、これ以上ハードやソフトの新規購入は無駄使いなので経費として認める事が出来ない―――という、
 至極当然かつ経理的に真っ当な調書をプロジェクターの一人、ニーヴォルンから突きつけられて、ならば積ゲーを消化するまでと、最近再びゲームをするようになった、というわけである。
 それで隆輝の他に彰も巻き込んでヒマがあればゲームをやりこんでいる。
 手をつけたからにはクリアするのが海人の信条、最低でもノーマルエンディングを条件にし、これを終えない限りそのゲームで遊んだことを認めないマイルールを設けての修羅の道である。

 そんな折である。

 ほぼ半月のタイムラグを経て、とんでもない新規ハードの情報を掴んでしまったのであった。



「某大手メーカーがさ、これまたスゴいゲームを開発してるらしーのさ」
 ストローで栄養剤を胃に注入しつつ、親指に絆創膏を仕込んだ手でコントローラーを握る。
「それを経費で買おうってのか……携帯型じゃねぇって事か?」

 ちなみに、彼らは『作戦』の終了と共に莫大な賞金が支払われる事、ラーフに金銭で売買できる機構が存在しない事から現時点での現金的な支給は当然無く、欲しいものは全て経費として申請を出す必要がある。

 隣でその某携帯型ゲーム機に視線を落としている隆輝の言葉に、海人は自らのひざを大げさに叩いて答えた。
「そーなんだよ!そう、新規家庭用大型ハード!」
「条件提示で購入って、値段が高いとか?」
 別のディスプレイにて、ジョイスティックでゲーム操作している彰の言葉に、海人はコンティニューを始めながら首を振る。
「値段はまぁ、ハードとしてはフツーなんだけど。問題はネットワーク環境だよ」
「おいおい、オンラインゲーはここじゃ出来ないだろうが。まさかウェブに繋げろとかお願いしたんじゃあるまいな?」
「違うんだよ、別ラインなんだよ」
「別ライン?」

 海人はその新規ゲームハードが、独自のネットワーク上で起動するモノだという事をおバカトリオの内二人にも分かりやすいように力説した。

 まずは現状から。
 ラーフでは、ワールドワイドウェブという全世界をつなぐインターネット回線への接続が出来ない。そもそも、宇宙開発が廃れて止まった世界宇宙に配信する事業が潰れてしまって中継基地そのものが生きていないのだ。
 ラーフにウェブ回線を入れるには、宇宙専用回線基地から再起動させないといけない状態にある。これは莫大な金が必要になる他、余計な事業の立ち上げも必要だ。
 一応極秘プロジェクトであるこの作戦『SRPU』には、現在置かれている立場からして相互通信系の導入は絶対的に無理である。
 海人だってそれは承知している、そこの所、なんとかしろと駄々を捏ねる程子供ではないし、ゲームバカではない。
 そのゲームの回線がワールドワイドウェブだとするなら、海人は新規ハード導入をあきらめたであろう。
 所が調べてみた所、新規ハードを繋ぐ回線はワールドワイドウェブと同じ形式で世界を繋いているものの、通常インターネット回線とは全く混線しない全く別のラインである事を海人は突き止めたのであった。
 と、同時にそのゲームは地上のリアルタイムではすでにベータ版テストが始まっていて、全容がはっきりと分かった……それが、3か月遅れて入手した情報である。

「通常ネットワークとは混線しない、しかもこれ相互通信してもこっちの情報が一切漏れる事がない。基地監視機関を設ける必要が無いから当然経費はグッとお安くなる訳で。……ただそのラインは完全にそのゲームの為だけに使われるので、そりゃぁもう『ろくでもない設備』になるのでニーが経費でオとすのを渋ってさぁ」
「そこまでして入れてほしい程、そんなスゲェゲームだってのか?」
「スゴいよ?俺は南程予測制度高く無いけど、絶対にスゴいって」



 かくして、海人は何とか経理担当のニーヴォルンに提示された
『今持っているゲームソフトを全て処分する事』
 という鬼のような条件を何とか、クリアしたのだった。

 このクリアというのは海人の『本来の条件』であれば裏ダンは当然・トロフィー獲得率80%以上、等になるがそこは断腸の思いで斬り捨て、最低ノーマルエンディグまでという先のルールが適応となっている。
 しかし、そこはゲーマーなので想定通りとはいかない。
 主人公が3人いてシナリオが3つあったとすればなんとしても3人せめてノーマルエンディグを見ねば、そこに隠しキャラが出たらそいつも見ねば……などとやっていて、自らの首をギリギリと締め付けつつのクリア認定である。

 クリアして処分、すなわち『中古品リサイクル処理』されたゲームソフト達は、たいそうな金額をキャッシュバックたらしめ、問題の新型ハードを買う以外に焼肉パーティが催された事実は……別の番外編の通り。



 その涙ぐましい努力の結果、調整に手こずったらしく通常リリースが遅れていたそのゲームのβ版テストプレイヤーの権限を、ギリギリ取得した海人である。

 そうして『それ』が、事もあろうに宇宙に持ち込まれるハメになったのであった。


 あー、SFって前振りが大変です。


 *** *** ***



「……何か不吉な予感がするのって僕だけか?」
「南の予感は当たるからなぁ」
 小さなヘッドセットに似た機器を手の中でもてあそび、隆輝も怪訝な顔である。

 事情は説明されたものの、どうにもやっぱり不安だ。


 本当に海人の説明通り、夢の中でゲームなんか出来るものだろうか?


「割とそういう不安な声が多いみたいなんだけどね。だって超大手メーカーハードだよ?ヘタな仕事は出来ないじゃん。失敗したら大変な損失になるんだから」
「それはそうだが……」
 不安そうな他4人をよそに、嬉々として海人は新型ハードの設定画面を操作すべくコンソールを叩き続けている。
「色んなサービス内容があるんだけど、まぁ設定上こっから(宇宙)遊ぶのはイエロー版が限度なんだよね。俺的にはブルー版がやりたいんだけど、それだと意識野を干渉するから機密漏洩する危険性がある」
 エンターをもったいぶって押し込みながら、海人は笑って振り返った。
「まぁ騙された思ってそれ、着けて今日は寝てみてよ。悪い事にはならないって」


 ベータ版『イエロー権限・多人数レギオンプラン』
 というのが正式な品番だったりする。

 一人のマスターが、オプションで統括キャラクターを何人か設定し、所有する事が出来る。基本的にはプレイヤーは一台のハードに対して一人しか『同時』には操作できない。

 同時に二人以上のキャラクターをログインさせるにはハードが二台必要である。
 隷属するキャラクターがいても、その思考はオートや戦略NPCが大半だ。

 しかしこのゲームの画期的な所は、隷属キャラクターにゲストログインを許してかつ、プレイヤーキャラクタを振り分ける事が出来るという事にある。
 分かりやすく言えば、ハードにつながっているコントローラーが1つや2つではなく、もっと多数であるという事か。
 1マスター4ゲストというのが基本設定ではなく、ゲストはあくまでオプションであり最悪ゲスト無いでも遊ぶ事は可能。
 隷属するキャラクターが増えればそれだけ割高になる訳だが、実はこのR(レギオン)版は元々一定のグループをターゲッティングとした『商品』でもある様だ。

 このゲームハード、正式名称は在るのだが……開発当時のコードネームがユニークだったばっかりに、略語としてフツーにコードネームで通っていた。

 『MFC』

 その意味は……まぁ諸説ある。
 SRPUの意味に似たようなものだと海人は思う。
 諸説あるけど所詮コードネーム、正式な意味など無いに等しいのだ。
 画期的なこの新型コンシューマーゲームは、すっかり普及したオンラインゲームとは一味違った。
 独自のネットワークを使用する事が前提のゲームなのだが、この網が完全に独立している。単純にデータのやり取りをするのとは少し違う。そもそも言語からして根本的に違う。さらに言えば、ゲームソフト開発の現場まで完全に異なったものにしてしまった感がある。
 今までコンピューターゲームというものは、ハードという媒体となる機械群とソフトというその媒体の上に広げる仮想現実のプログラムがセットだった。
 ハードがあってソフトがある。これが基本設定だ。

 所が俗称『MFC』というゲームは、どうやらこの『ソフト』という概念を取っ払ってしまった感がある。

 そこの所は賛否両論、本来あるゲームソフト会社の立場的には普及されると迷惑な部類なのかもしれないのだが、今は古き良きゲーム史の上で戦国時代とも呼べる、ハード、ソフト、システムで各社しのぎを削った時代ではない。
 ハードの仕様から生まれるユーザーの住み分けがはっきりしているので『MFC』というゲームのあり方は『住む』世界の違いで片付く問題である。

 さて。

 ソフトの無いゲームで重要となったのが、そのゲームとの付き合い方という訳だ。

 例を挙げれるとすれば、携帯使用の料金プランみたいなものだ。
 使用できるコンテンツをどこまで使うか、というプランでゲームを買う。ゲーム内のシナリオやシステムをどこまで使うか、という選択が言わばこのゲームの重要な中身だろう。

 ゲーム内でシステムやシナリオを提供する、ソフト開発者用ツールプラン、ホワイト権限。

 ソロプレイを前提とした、自由なゲームプランを提供するのがブルー権限、あるいはブルー権限群と呼ばれ、その中でまたいくつかのプランに分かれている。
 ゲーム不慣れな素人に向けには元からある程度のシナリオが用意されているグリーン権限もある。
 そして海人が購入したイエロー権限は、多人数同時ログインという特殊な遊び方を提供するプランなのである。
 ブルー権限が一人で遊ぶモードであれば、イエロー権限は多数で協力プレイが前提という事だ。
 実際には、SRPUという極秘プロジェクトの兼ね合いでイエロー権限でのプレイが限度だと、海人は判断した。

 グリーン以上だと、ログイン先で日常会話が出来るツールが付いて来てしまう。

 SRPUジニアーが宇宙隔離されている理由は、係わるプロジェクトが極秘だという意味も含まれているのだ。地上に向けてあらゆる発言や発信がUSW(詳しい解説は省くがSRPUが支社なら親会社みたいな存在)から禁じられている。SRPUプロジェクト管理機構USWに睨まれて余計な誤解からのきっと面倒臭いであろう展開を広げる訳にはいかないので、まぁ……イエロー権限しか選択肢が無い状況にある。


 ……そもそも、そんなゲームで遊びたいなどと海人が言い出さなければ、懸念するも何も無い訳であるが。


 *** 続く ***

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