異世界創造NOSYUYO トビラ

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番外編 EX EDITION

◆トビラ番外編 EX EDITION『もしもカラオケデートをしたら』

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◆トビラ番外編 EX EDITION『もしもカラオケデートをしたら』
※何時でも読める セリフ多めの与太話系※

 傾向としてどうなるだろうと考えてみる。
 というか、冒頭一発目が書きたいだけだったりするけど。

■■ トビラ リアルでカラオケデートになったら ■■

 …ゲーオタと特撮オタカップルの場合…

「……なぁ、ミギワ」
「何ですか、唐突に本名で呼ばないでくださいよ」
 汀と書いてミギワと読ます、まぁ俺のも大概読めない漢字で教師泣かせであったろうけどな。そう、これはレッド某人の本名の名前だ。ちなみに俺は凪と書いてハヤトであり、その後ろ二文字がユーザーネームになっているんだぞ。
「いや、だってレッドって呼びかけちゃったら今回の趣旨、わかって無い人には余計な勘違いをさせそうじゃないか」
「誰に言ってるんです?」
「まーとにかくだ……お前さ、何気にさっきから特撮ヒーローしか歌って無くない?」
 いやぁ、なんで俺達二人っきりでカラオケなんか来ているんだっていうツッコミは今回、ナシな?
「はい、あえて特撮ヒーローで攻めてますが何か?」
 そして何の疑問も困惑も無く答えるな貴様は!
「そりゃぁ俺も人の事はいえないけどさぁ、最近のJ-POPとかは歌わないんですね?」
 レッド氏は……なんというか、珍しくこちらを軽蔑した様な視線になりましたね。なんでしょう、ブラックに笑っているならともかくそういうジト目は止めて、オネガイ。なんか辛い、ものすごく辛い。
「……何ですか?ラブソングでも歌って欲しいと?」
「ばッ、べ、別にそういう訳じゃねぇけど……」
 ふつーさぁ、こういう時にも趣味は全開するもんなのか?一応これ……その、うんと、まぁ、そういう……その、タイトル通りの現場なわけですが。
「いいじゃないですか、全体的にシャウトでキーも丁度よくて歌うとストレス解消になるんですよ」
「いやでもなぁ、ほら、大抵戦隊の名前連呼するじゃん?」
「しますね、特撮ですからね。そうじゃない系もありますが、まぁ基本的には子供向けですから。一時期からそのお父さんお母さんもターゲッティングにする様になりましたけども」
「……歌うの、恥ずかしくね?」
「この場でラブソングをチョイスする方がよっぽどだとは思わないんですか?」
「……思います」



*** *** ***

 …ゲーオタと音ゲーカップルの場合…

「わぁ、安心だ。J-POPだ」
 予約曲がなんとなくゆーせん、とかで聞くタイプの馴染の無い曲で一杯だぁ。聞くけど歌う事はない、ゲームタイアップでなければ別に興味が無い系の、多分テレビとかで有名なアーティストさんの曲だぁ。あと、有名処の某動画有名アーティストの曲がいっぱいだぁ。
「え?何か言った?」
「いやいや、なんでもない……マツナギは歌上手いよなぁ、って」
「やだなぁ、そんな事無いって!」
 とか言いつつ、顔真っ赤にしちゃって、実際音楽筐体ゲームを筆頭に抜群のリズム感を持つ彼女がオンチって事はねぇよな。真面目に歌は上手くて、興味ない曲だけど聞いて居たくなる。なんか彼女の声から癒し系のパルスでも出てるんだろうか?
「ちょっと、ヤトさんも曲入れて下さいよ、あたしの予約ばっかりになってる」
「いいじゃん、俺のヘタな歌何ぞ聞かんでも、好きなよーにマツナギ歌ってて、それ聞いてて俺スゲェ満足してる」
「煽てたって何も出ないよ?」
「上手いコの歌が聞ければ俺はそれで十分だけどな~」
「やーん、視線が気になって歌えないよ~」
 わかったわかった、じゃぁ曲選ぶふりして端末見ててやるって。
「けどなんで?いつも大型筐体で踊ってたり、パフォーマンス込みでのプレイしてんじゃん」
 音楽ゲーって、俺は唯一手薄なジャンルなんだが……いや、出来ない訳ではない、エキストラクラスとか無理だったくらいに嗜む程度はやってた。しかし、それから様々な種類の大型筐体ゲームが出来て、それらはプレイしている人の動きなどもハタから見ていて楽しめる様な方向性が今だ多い気がする。んで、あれだぞ、マツナギは二人プレイを一人でやったり、左右逆のコントロールでプレイしたり、両手を使う所片手プレイしたり……そういうアクロバティックな遊び方もしてるタイプだ。
 人の目なんて気にならないと思ったんだが。
 マツナギは、マイクをしっかり握り込んでエコーが掛かったまま喚いた。
「あれは……ゲームに集中してるから観客は、気にならないの!」


*** *** ***


 …ゲーオタと同人女カップルの場合…

 はー……アニメ主題歌でも歌うのかと思いきや、バラード曲が多いんだな……。あと、ナギ程じゃねぇけど歌が上手い。なんか彼女とはまた別方向に上手い。
「なぁアインさん、すげぇいい曲だけどこれ、何の曲だ?」
「ああはい、」
 歌い終わった様で後奏が続く中……古谷女史は少しだけ迷ってから俺に振り向き、言った。
「某ゲームのキャラソンです」
 なん……だ、と?
 いや、驚く事は無いだろう……何となくは察していたんだよな、そうなんだよな?俺ッ
「……俗に言う、ボーイズラブか」
「イエス、ボーイズラブですッ ナギちゃんには貸すに貸せない年齢制限の掛かった一昔前の某PCゲーム劇中歌デェス」
「ぐわ、騙された!じゃぁさっきのあの曲もあの曲もあの曲も全部、女性向けゲームの主題歌だったり挿入歌だったりするんだなッ!?道理でせつねー系が多い訳だ!」
「何言ってるのよ、ヤトだってさっきっから男性向けのエロゲー曲をキー落として歌ってるじゃないの!」
「あはー、ばれてましたか~。マイナーだから知らんと思ってたんだけどなぁ」
「恋愛シミュレーションゲームオタクを舐めちゃァダメよ☆」
 アインさん、腐女子の癖に男性向けもバリバリに極めている系のオタクなのかよそれはちょっと知らなかった……って、マジかよじゃぁ全部バレバレかよ。
「え?アインさんは○○○とかもやるッ子なんですか?」
「だって、そこのメーカー女性向けもあるでしょ?」
「ありますが……」
「○○○のシナリオライターさんは●●●もやってらしてね、まぁそこから洗礼を受けているっていうか」
 というオタクトークが暫らく続いていたところでしたが、俺は自分が選曲した歌を無視してこの話をしていたにもかかわらず……古谷女史は自分の選曲が来たらちゃんとマイク握りましたね。
「やっぱりカラオケにきたら女子は好きなものを歌うんだな」
「当たり前じゃない?」
「……雰囲気もへったくれもねぇんだな」
「男の子って割りとそう云う所、ロマンチストよねぇ」
 ろ……そ、そうなのかもしれん、そうか?あれ?そうなの??


*** *** ***


 以上、
 ヤト氏がリアルで踏ん張ってカラオケデートに誘ったら、きっとこうなるだろうな
 的展開でした。

  あ り え ね ぇ 、というアベルの突っ込みで終わりたい所なんですが。

「っていうか、あたしとの奴は無いの?」
「いやお前ひとりをカラオケに誘うとか 絶 対 無 い し」
「そんな力いっぱい否定するなああああ!」
「痛い!殴るな、叩くな!だから絶対無いって言ってんだろうがバカ女めが――――!!」



 終わる。

 おわり。
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