5 / 41
ボロ家を購入する
しおりを挟む
「ヒロセ、またなー。死ぬんじゃないぞー。わしに会いたかったらギルドに来るんじゃぞー」
「分かった。タマもまたなー」
あれから近所の酒場でしこたま飲んだ俺たちは路上で夜を明かし、もつれ合ってねているところを衛兵に起こされた。
めっちゃ、酔っ払っていたからもつれ合ってたっていってもよく覚えてない。
でも、ちょっと柔らかかったのは覚えている。
俺たちは衛兵にペコペコとあやまり、またなーと言って別れた。俺の稼ぐ手段が見つかりタマも肩の荷がおりたのかもしれない。
豪快に見えて、けっこう世話焼き娘?である。
たまには世話になったし、いつか恩返しがしたい。
そのためにも、もっともっと稼がないとな。
◇
それからの俺はまいにち市場に通って壊れた掘り出し物を探し、修理し、売った。売りまくった。
「おっちゃん、これいくらだ?」
「これか? これはそうだなー。20万でどうだ?」
鑑定!
【名前】 壊れた連撃剣
【内容】 壊れて性能が劣化している連撃剣。修理には鉄が必要
おお、すごそうな剣だな。壊れてるってことはもっと値切れるな……。
「おっちゃん、誰がそんな剣に20万払うんだ?」
「うっ、じゃじゃあ、10万でどうだ?」
「10万でもたかい。壊れてるからなー。2万でどうだ?」
「2万じゃ、うちがつぶれちまう。6万」
「6万かー。じゃあ、5万でどうだ?」
「5万。。。よし、5万5千で売った。これ以上は無理だ」
「よし、分かった」
こんな調子で俺はいろんな壊れている掘り出しものを探しまくった。そして、材料を探し修理して売りを繰り返した。
結果、2週間ほどで300万マネーをてにいれることができた。宿屋代とか食費とか、もろもろ生活費を引いて300万マネーだから、けっこうかせげている。
初日の結果と合わせると498万といったところか。。。
事実、日本で生活していた時は手取りが20万とかだったから、それに比べるとかなり稼いでいる。
だが……。
「う~~~ん。何か、ブラックじゃないけど……。なんか違うんだよな」
そうだ。俺の夢はのんびりとした生活だ。俺がぐるぐると働いて稼いでものんびりはできない。
働かないでのんびりしてても、手元にマネーが転がりこんでくるのが俺の理想だ。
何かないか? 働かないでのんびりしててもマネーを稼げる仕事。
「何かないか? 何かないか?」
ぶつぶつとつぶやきながら、俺はニアの街を歩き回った。
特に理由があったわけではないが、歩いていると何かひらめくことがある。
「何かないか? 何かないか? ん?」
その時、いまにも朽ちてくずれそうな2階建ての建物が俺の目に入ってきた。
瞬間、ひらめいた。
「そうだ、不動産経営だ。俺は大家になる!!」
大家になるといってもまだ498万マネーしかない。たぶんこれではたいないだろう。
こういうときどうするんだっけ?
そういえば、日本にいたときテレビでおばさんが、中古物件を買ってリフォームしてから、高値で売ってる特番を見たことがある。
よし、そうときまったらこのボロ家を購入してみるか。
「あの~、この家を買いたいんだけど、持ち主しってます?」
俺は近くの家の前をそうじしていたおばさんに声をかけた。
「ああ、あの家ねー。昔商人さんが住んでたんだけどね……、事業に失敗して夜逃げしちゃってね。縁起が悪いんで売れ残ってあんな感じになってるんだよ。不動産屋さんにあんたをつれてったら、きっと大喜びさ」
「じゃあ、買うんでつれてってください」
「分かったよ。ついてきな」
おばさんに連れられて俺は近くの不動産屋に行った。俺があのボロ屋を購入すると分かると不動産屋はすごい笑顔で近寄ってきた。
「いや~、よかったですよ。でも、本当にあの家を買うんですか? すごくぼろいですよ。あ~、分かりました。取り壊して、新築をたてるんでしょう?」
「いや、リフォームしようと思っている」
「え? リフォームですか? あの家をリフォームするなら、新築にしたほうがいいと思いますけどね。ああ、わかりました。味がある家がいいんですね?」
「ああ、まあそんなとこだな」
そんなわけで俺は不動産屋と交渉した結果、あのボロ家を400万マネーで買えた。
最初不動産屋は500万マネーでどうですか?と言ってきたが、あんな家売れないだろう?というと、400万マネーになった。
よし、あとはリペアでリフォームして、あの家を高値で売るぞーと。
◇
【名 前】 広瀬康介
【年 齢】 30
【職 業】 無職
【レベル】 1
【体 力】 10
【魔 力】 500
【攻撃力】 5
【耐久力】 5
【素早さ】 5
【スキル】 鑑定Lv3、リペアLv3、異世界召喚セット
「分かった。タマもまたなー」
あれから近所の酒場でしこたま飲んだ俺たちは路上で夜を明かし、もつれ合ってねているところを衛兵に起こされた。
めっちゃ、酔っ払っていたからもつれ合ってたっていってもよく覚えてない。
でも、ちょっと柔らかかったのは覚えている。
俺たちは衛兵にペコペコとあやまり、またなーと言って別れた。俺の稼ぐ手段が見つかりタマも肩の荷がおりたのかもしれない。
豪快に見えて、けっこう世話焼き娘?である。
たまには世話になったし、いつか恩返しがしたい。
そのためにも、もっともっと稼がないとな。
◇
それからの俺はまいにち市場に通って壊れた掘り出し物を探し、修理し、売った。売りまくった。
「おっちゃん、これいくらだ?」
「これか? これはそうだなー。20万でどうだ?」
鑑定!
【名前】 壊れた連撃剣
【内容】 壊れて性能が劣化している連撃剣。修理には鉄が必要
おお、すごそうな剣だな。壊れてるってことはもっと値切れるな……。
「おっちゃん、誰がそんな剣に20万払うんだ?」
「うっ、じゃじゃあ、10万でどうだ?」
「10万でもたかい。壊れてるからなー。2万でどうだ?」
「2万じゃ、うちがつぶれちまう。6万」
「6万かー。じゃあ、5万でどうだ?」
「5万。。。よし、5万5千で売った。これ以上は無理だ」
「よし、分かった」
こんな調子で俺はいろんな壊れている掘り出しものを探しまくった。そして、材料を探し修理して売りを繰り返した。
結果、2週間ほどで300万マネーをてにいれることができた。宿屋代とか食費とか、もろもろ生活費を引いて300万マネーだから、けっこうかせげている。
初日の結果と合わせると498万といったところか。。。
事実、日本で生活していた時は手取りが20万とかだったから、それに比べるとかなり稼いでいる。
だが……。
「う~~~ん。何か、ブラックじゃないけど……。なんか違うんだよな」
そうだ。俺の夢はのんびりとした生活だ。俺がぐるぐると働いて稼いでものんびりはできない。
働かないでのんびりしてても、手元にマネーが転がりこんでくるのが俺の理想だ。
何かないか? 働かないでのんびりしててもマネーを稼げる仕事。
「何かないか? 何かないか?」
ぶつぶつとつぶやきながら、俺はニアの街を歩き回った。
特に理由があったわけではないが、歩いていると何かひらめくことがある。
「何かないか? 何かないか? ん?」
その時、いまにも朽ちてくずれそうな2階建ての建物が俺の目に入ってきた。
瞬間、ひらめいた。
「そうだ、不動産経営だ。俺は大家になる!!」
大家になるといってもまだ498万マネーしかない。たぶんこれではたいないだろう。
こういうときどうするんだっけ?
そういえば、日本にいたときテレビでおばさんが、中古物件を買ってリフォームしてから、高値で売ってる特番を見たことがある。
よし、そうときまったらこのボロ家を購入してみるか。
「あの~、この家を買いたいんだけど、持ち主しってます?」
俺は近くの家の前をそうじしていたおばさんに声をかけた。
「ああ、あの家ねー。昔商人さんが住んでたんだけどね……、事業に失敗して夜逃げしちゃってね。縁起が悪いんで売れ残ってあんな感じになってるんだよ。不動産屋さんにあんたをつれてったら、きっと大喜びさ」
「じゃあ、買うんでつれてってください」
「分かったよ。ついてきな」
おばさんに連れられて俺は近くの不動産屋に行った。俺があのボロ屋を購入すると分かると不動産屋はすごい笑顔で近寄ってきた。
「いや~、よかったですよ。でも、本当にあの家を買うんですか? すごくぼろいですよ。あ~、分かりました。取り壊して、新築をたてるんでしょう?」
「いや、リフォームしようと思っている」
「え? リフォームですか? あの家をリフォームするなら、新築にしたほうがいいと思いますけどね。ああ、わかりました。味がある家がいいんですね?」
「ああ、まあそんなとこだな」
そんなわけで俺は不動産屋と交渉した結果、あのボロ家を400万マネーで買えた。
最初不動産屋は500万マネーでどうですか?と言ってきたが、あんな家売れないだろう?というと、400万マネーになった。
よし、あとはリペアでリフォームして、あの家を高値で売るぞーと。
◇
【名 前】 広瀬康介
【年 齢】 30
【職 業】 無職
【レベル】 1
【体 力】 10
【魔 力】 500
【攻撃力】 5
【耐久力】 5
【素早さ】 5
【スキル】 鑑定Lv3、リペアLv3、異世界召喚セット
0
あなたにおすすめの小説
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる