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ヒロセ、悪役令嬢に目を付けられる
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シアと俺が街道沿いでゴブリンを殺って、パワーレベリングをしていた時。ニアの街のある屋敷では。。
「シツージ、例の建物について調べはついたのでしょうね?」
気の強そうなお嬢様が扇子で口元を隠しながら、執事に問うていた。実に高飛車なものいいである。
「はい、お嬢様。お嬢様の言いつけどうりに調査しております。調査の結果はここに」
しかし、執事も歴戦の強者。主の言いつけに答えるのが当たり前とばかりに、かしこまって高飛車お嬢様に調査結果をまとめたレポートを手渡した。
実に執事の鏡である。
「ふふ」
お嬢様は受け取ったレポートに少し目を通した後、にやりと口元をゆがめて、
「……ヒロセね。あのにっくき城を立てた張本人の名前は。。この私の城より大きい城を立てるとは。。この私の顔にドロをぬったことを後悔するがいいですわ。オー、ホッホっホホホ、オー、ホッホっホホホ、オー、ホッホっホホホ」
その屋敷の暗い廊下に高飛車お嬢様の声だけが響く。
「シツージ、分かっているでしょうね? あの男の弱みは……」
「はっ、かしこまってございます」
「それでは、実行に移すのよ」
「はっ、はは~~~」
そんな恐ろしい密談が行われているとは、ヒロセはつゆほどにも思ってないのであった。
◇
「スラちゃん、何して遊ぶー。ヒロセは出かけちゃっていないしねー」
「スラー、スラー」
スラちゃんとちみっこ妖精は人通りの少ない路地を2人で何しようか―と相談しながら、スラちゃんはふにふにぷにぷにとちみっこ妖精はパタパタと進んでいた。
え~~~と、と悩みながら進んでいたので、そんな2人は後方から怪しい二人組が近づいてきているのを、全然気づいていない。
そして、、
「ス、スラ~~~~~~」
「あっ、スラちゃん」
「このっくそスライムが暴れるんじゃない。くそがー」
スラちゃんは二人組の一人に後ろから袋の中に入れられてしまった。当然スラちゃんは抵抗をするが、袋の外から踏みつけられて気絶してしまった。
ちみっこ妖精は間一髪、もう一人のほうにつかまってしまいそうだったが、パタパタしていたおかげが難を逃れることができた。
「くそー、スラちゃんを返せー」
ちみっこ妖精はスラちゃんを取り戻そうと近寄るが、手のひらサイズの妖精には手に余った。
「くっ、ちょこまかとしやがって、くそ妖精」
「くそー。スラちゃん⤵」
一度は難を逃れたちみっこ妖精だったが、危うくもう一度つかまりそうになった。それでもなんとか男たちの手をパタパタとかいくぐる。
しかし、
「ス、スラちゃん……。ごめんね。。ヒロセを連れて助けにいくからねー」
自分の力ではスラちゃんを助けることはできない。それよりもヒロセに知らせたほうがいいと、ちみっこ妖精は人の手が届かない上空に飛びたっていった。
「くそっ、アニキ―。くそ妖精には逃げられた。すまねー」
「ドジ踏みやがって。お前だってあのお嬢様の恐ろしさは身に染みて分かっているだろう?」
「うぅ、ブルブルブルブル」
「まあいい。今回の計画には人質が一人いれば十分だ。お嬢様もぶつくらいで許してくれるかもな」
「そ、そんなー。アニキ。何とかならないんで?」
「一緒に謝るくらいは誤ってやるが、期待をするなよ」
「ひゃ~~~」
二人はそんな会話をしながら袋に入れたスラちゃんを連れ去っていった。
◇
「うう~~~、スラちゃん。ごめんねー。ごめんねー」
ちみっこ妖精はその顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら、一生懸命ヒロセのもとに向かっていた。その体躯からは想像もつかないほどに一生懸命にパタパタ、パタパタと空中を進んでいる。
果たして、スラちゃんは助かるのか……。
それは誰にも分からないのだった。。
「シツージ、例の建物について調べはついたのでしょうね?」
気の強そうなお嬢様が扇子で口元を隠しながら、執事に問うていた。実に高飛車なものいいである。
「はい、お嬢様。お嬢様の言いつけどうりに調査しております。調査の結果はここに」
しかし、執事も歴戦の強者。主の言いつけに答えるのが当たり前とばかりに、かしこまって高飛車お嬢様に調査結果をまとめたレポートを手渡した。
実に執事の鏡である。
「ふふ」
お嬢様は受け取ったレポートに少し目を通した後、にやりと口元をゆがめて、
「……ヒロセね。あのにっくき城を立てた張本人の名前は。。この私の城より大きい城を立てるとは。。この私の顔にドロをぬったことを後悔するがいいですわ。オー、ホッホっホホホ、オー、ホッホっホホホ、オー、ホッホっホホホ」
その屋敷の暗い廊下に高飛車お嬢様の声だけが響く。
「シツージ、分かっているでしょうね? あの男の弱みは……」
「はっ、かしこまってございます」
「それでは、実行に移すのよ」
「はっ、はは~~~」
そんな恐ろしい密談が行われているとは、ヒロセはつゆほどにも思ってないのであった。
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「スラちゃん、何して遊ぶー。ヒロセは出かけちゃっていないしねー」
「スラー、スラー」
スラちゃんとちみっこ妖精は人通りの少ない路地を2人で何しようか―と相談しながら、スラちゃんはふにふにぷにぷにとちみっこ妖精はパタパタと進んでいた。
え~~~と、と悩みながら進んでいたので、そんな2人は後方から怪しい二人組が近づいてきているのを、全然気づいていない。
そして、、
「ス、スラ~~~~~~」
「あっ、スラちゃん」
「このっくそスライムが暴れるんじゃない。くそがー」
スラちゃんは二人組の一人に後ろから袋の中に入れられてしまった。当然スラちゃんは抵抗をするが、袋の外から踏みつけられて気絶してしまった。
ちみっこ妖精は間一髪、もう一人のほうにつかまってしまいそうだったが、パタパタしていたおかげが難を逃れることができた。
「くそー、スラちゃんを返せー」
ちみっこ妖精はスラちゃんを取り戻そうと近寄るが、手のひらサイズの妖精には手に余った。
「くっ、ちょこまかとしやがって、くそ妖精」
「くそー。スラちゃん⤵」
一度は難を逃れたちみっこ妖精だったが、危うくもう一度つかまりそうになった。それでもなんとか男たちの手をパタパタとかいくぐる。
しかし、
「ス、スラちゃん……。ごめんね。。ヒロセを連れて助けにいくからねー」
自分の力ではスラちゃんを助けることはできない。それよりもヒロセに知らせたほうがいいと、ちみっこ妖精は人の手が届かない上空に飛びたっていった。
「くそっ、アニキ―。くそ妖精には逃げられた。すまねー」
「ドジ踏みやがって。お前だってあのお嬢様の恐ろしさは身に染みて分かっているだろう?」
「うぅ、ブルブルブルブル」
「まあいい。今回の計画には人質が一人いれば十分だ。お嬢様もぶつくらいで許してくれるかもな」
「そ、そんなー。アニキ。何とかならないんで?」
「一緒に謝るくらいは誤ってやるが、期待をするなよ」
「ひゃ~~~」
二人はそんな会話をしながら袋に入れたスラちゃんを連れ去っていった。
◇
「うう~~~、スラちゃん。ごめんねー。ごめんねー」
ちみっこ妖精はその顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら、一生懸命ヒロセのもとに向かっていた。その体躯からは想像もつかないほどに一生懸命にパタパタ、パタパタと空中を進んでいる。
果たして、スラちゃんは助かるのか……。
それは誰にも分からないのだった。。
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