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ヒロセと、スラちゃん救出作戦
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あー疲れた。。
俺はゴブリンを殺りまくるというパワーレベリングを終えて、シアと一緒に木陰に座って休んでいた。
「あー疲れたなー。まあ、俺は石しか投げていないんだけどな」
「ヒロセは軟弱ですわー。わたくしなんてゴブリンなら3日3晩殺り続けてもたぶん疲れないですわー」
シアが何気に恐ろしいことをいう。何この子戦闘民族なの?
「それにしても、ヒロセの魔力特化には驚きましたわ。普通は特化と言ってももう少しほかのステータスも上がりながら、特化していくものなのですけどね。ヒロセは文字通り本当の魔力特化ですわねー。魔力だけ異常に高くて他が紙切れ。う~~~ん。バリアとかはれたら戦えるのですかね? 難しいですわー」
あれ、俺はリノベーション特化、マンション特化ってシアも言ってたよね? シアは俺にも戦闘を求めているのだろうか?
「いや、俺は本当にリノベーション特化、マンション特化でいいぞ」
「そうですわねー。それでもいいですわねー」
俺とシアはのんびりとそんな会話をしていた。。
すると、
「ん? 何か聞こえるですわー」
シアが耳に手をかざしてかわいく、シーっとしてきた。
「そうか、俺には何も聞こえないけどな」
俺には何も聞こえないけど、俺より感覚の鋭いシアがそう言っているのだ。本当に何か聞こえるのだろう。
「…ヒ…ロセー、……ロセー」
ん? 本当だ。何か、聞こえる。……、この声は。
「ちみっこ妖精?」
「妖精さん?」
俺とシアが同時に声を上げた。そうだ、この声はちみっこ妖精だ。
「ちみっこ妖精~~~」
「妖精さん~~~」
「…ヒ…ロセー、……ロセー」
この近くで声が聞こえる。
「どこだー、ちみっこ妖精~」
「…こだよー。ここだよー」
俺とシアはちみっこ妖精の声がする方向に向かって歩き出した。
しだいに声が鮮明になっていく。
「ここだよー。ここだよー。ヒロセー」
!? なんと、ちみっこ妖精は俺とシアが休憩していた木から数十メートルくらい先にある街道にぱたりと倒れていた。
「どうしたんだ? 大丈夫か? ちみっこ妖精」
「妖精さん。大丈夫ですか?」
俺は膝をついて、ちみっこ妖精を大事に両掌の上にのせた。ぜーぜー、はーはーとちみっこ妖精は苦しそうに呼吸をしている。
いったいどうしたんだ?
「ちみっこ妖精、どうしたんだ? こんなに急いで……」
「う~~~、ヒロセー、スラちゃんが……。スラちゃんが……」
「!?スラちゃんがどうしたんだ? スラちゃんに何かあったのか?」
「ヒロセー、ごめんよー。スラちゃんがさらわれちゃった」
そう言うと、ちみっこ妖精はえ~~~んと泣き始めてしまった。
どういうことだ? スラちゃんがさらわれただと。。
「ちみっこ妖精、もう少し詳しくいってくれるか? スラちゃんはどうなったんだ?」
俺はちみっこ妖精にやさしく聞いた。とにかく、スラちゃんがさらわれた状況を聞き出さなくてはいけない。
「うう。。ぇっぐ、わたちとスラちゃんが、ぇっぐ、歩いてたら、ぇっぐ、うしろから二人組に襲われたのー。ぇっぐ、それでー、わたちは何とかつかまらなかったんだけど、ぇっぐ、スラちゃんがつかまっちゃたー。ええ~~~ん。スラちゃ~~~ん」
ちみっこ妖精がまた泣き出してしまった。今はこれ以上聞けそうもないな。
しかし、、。ちみっこ妖精。。。
スラちゃんを助けたい一心でここまで一生懸命に飛んできたようだ。ぜーぜーはーは―とちみっこ妖精はすっかりと疲れきってしまっている。
それはそうだろう。ちみっこ妖精の大きさでは街からここまでくるのも相当大変なはずだ。それをこんなに息が上がるほど急いで俺に助けを求めに来た。
そしてもうちょっとというところで力尽きて、地面に墜落してしまった。
…………。
……。
…。
「ちみっこ妖精、よくやったな」
俺はえ~~~んと泣くちみっこ妖精の涙をぬぐって、そう言うことしかできなかった。
俺はゴブリンを殺りまくるというパワーレベリングを終えて、シアと一緒に木陰に座って休んでいた。
「あー疲れたなー。まあ、俺は石しか投げていないんだけどな」
「ヒロセは軟弱ですわー。わたくしなんてゴブリンなら3日3晩殺り続けてもたぶん疲れないですわー」
シアが何気に恐ろしいことをいう。何この子戦闘民族なの?
「それにしても、ヒロセの魔力特化には驚きましたわ。普通は特化と言ってももう少しほかのステータスも上がりながら、特化していくものなのですけどね。ヒロセは文字通り本当の魔力特化ですわねー。魔力だけ異常に高くて他が紙切れ。う~~~ん。バリアとかはれたら戦えるのですかね? 難しいですわー」
あれ、俺はリノベーション特化、マンション特化ってシアも言ってたよね? シアは俺にも戦闘を求めているのだろうか?
「いや、俺は本当にリノベーション特化、マンション特化でいいぞ」
「そうですわねー。それでもいいですわねー」
俺とシアはのんびりとそんな会話をしていた。。
すると、
「ん? 何か聞こえるですわー」
シアが耳に手をかざしてかわいく、シーっとしてきた。
「そうか、俺には何も聞こえないけどな」
俺には何も聞こえないけど、俺より感覚の鋭いシアがそう言っているのだ。本当に何か聞こえるのだろう。
「…ヒ…ロセー、……ロセー」
ん? 本当だ。何か、聞こえる。……、この声は。
「ちみっこ妖精?」
「妖精さん?」
俺とシアが同時に声を上げた。そうだ、この声はちみっこ妖精だ。
「ちみっこ妖精~~~」
「妖精さん~~~」
「…ヒ…ロセー、……ロセー」
この近くで声が聞こえる。
「どこだー、ちみっこ妖精~」
「…こだよー。ここだよー」
俺とシアはちみっこ妖精の声がする方向に向かって歩き出した。
しだいに声が鮮明になっていく。
「ここだよー。ここだよー。ヒロセー」
!? なんと、ちみっこ妖精は俺とシアが休憩していた木から数十メートルくらい先にある街道にぱたりと倒れていた。
「どうしたんだ? 大丈夫か? ちみっこ妖精」
「妖精さん。大丈夫ですか?」
俺は膝をついて、ちみっこ妖精を大事に両掌の上にのせた。ぜーぜー、はーはーとちみっこ妖精は苦しそうに呼吸をしている。
いったいどうしたんだ?
「ちみっこ妖精、どうしたんだ? こんなに急いで……」
「う~~~、ヒロセー、スラちゃんが……。スラちゃんが……」
「!?スラちゃんがどうしたんだ? スラちゃんに何かあったのか?」
「ヒロセー、ごめんよー。スラちゃんがさらわれちゃった」
そう言うと、ちみっこ妖精はえ~~~んと泣き始めてしまった。
どういうことだ? スラちゃんがさらわれただと。。
「ちみっこ妖精、もう少し詳しくいってくれるか? スラちゃんはどうなったんだ?」
俺はちみっこ妖精にやさしく聞いた。とにかく、スラちゃんがさらわれた状況を聞き出さなくてはいけない。
「うう。。ぇっぐ、わたちとスラちゃんが、ぇっぐ、歩いてたら、ぇっぐ、うしろから二人組に襲われたのー。ぇっぐ、それでー、わたちは何とかつかまらなかったんだけど、ぇっぐ、スラちゃんがつかまっちゃたー。ええ~~~ん。スラちゃ~~~ん」
ちみっこ妖精がまた泣き出してしまった。今はこれ以上聞けそうもないな。
しかし、、。ちみっこ妖精。。。
スラちゃんを助けたい一心でここまで一生懸命に飛んできたようだ。ぜーぜーはーは―とちみっこ妖精はすっかりと疲れきってしまっている。
それはそうだろう。ちみっこ妖精の大きさでは街からここまでくるのも相当大変なはずだ。それをこんなに息が上がるほど急いで俺に助けを求めに来た。
そしてもうちょっとというところで力尽きて、地面に墜落してしまった。
…………。
……。
…。
「ちみっこ妖精、よくやったな」
俺はえ~~~んと泣くちみっこ妖精の涙をぬぐって、そう言うことしかできなかった。
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