異世界に召喚されたけど、従姉妹に嵌められて即森に捨てられました。

バナナマヨネーズ

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新居編

37 私の初めてのお買い物

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 こうして石ころ改め、魔石を売ったお金で私は、さっき話に出た土地を買うことを考えたんだ。
 
「あの……、さっき話してくれた土地なんですけど……」

 私がそう言うと、受付のお姉さんがとてもいい笑顔で答えてくれた。
 
「すみません。ご挨拶が遅くなりました。これから、シズヤさんの担当をさせていただきます。キャシー・ロンドブルと申します。そうですね。これだけの資金があれば問題ないですね。それよりも、金銭面での問題はクリアしたので、家の購入も可能ですがどうしますか?」

 家付きもいいけど、土地だけ買って一から建てるのもいいかもしれないと考えた私は、日当たりが良くて、お店を開くのにいい場所がないか聞いていた。
 
「あの、土地だけ買いたいです。もし、いい場所があればそこにしたいです」

「かしこまりました。何か、土地の条件でご希望はありますか?」

「えっと、薬草とかお野菜を育てたいので、日当たりが良い所が良いです」

 私がそう答えると、キャシーさんは一度断りを入れてから応接室を出て、資料を持って来てくれた。
 そして、条件が良さそうな場所をいくつかピックアップしてくれた。
 挙げられた住所を聞いたヴェインさんとアーくんが、住居も構えるなら治安面も考えたほうがいいと、更に場所を絞ってくれた。
 
 こうして、治安面、日当たりなどを考慮した結果、商業区内でも、喧騒も少なく静かで落ち着いた土地の購入をすることになった。

 キャシーさんのススメで、購入契約は土地を実際に見てからとなったけど、実際にその場所を訪れた私は、その場所をとても気に入ったのだった。
 
 近くに食料品を取り扱っているお店がいくつか並んでいて、食料の買い出しがしやすそうなところと、近くに綺麗な公園があること。
 土地自体も、希望した通り日当たりもよく、風通しもよかった。
 周りの建物もレンガ造りのお店が並んでいてとても可愛らしくて気に入ってしまった。
 
「キャシーさん、とても気に入りました。ここにします」

「はい。それでは、書類は持ってきましたが、ここで契約しますか?それとも、一度戻りますか?」

「ここでいいです」

 私は、早くこの土地をいじりたくて堪らなかったから、急かすようで心苦しかったけどこの場で契約を交わしていた。
 
「はい。これにて、契約は完了です。お金は、口座からの引き落としとなりますね。それと、工事の手配はどうしますか?必要でしたら、こちらで業者を紹介しますけど?」

「それは大丈夫です。こちらでしますから」

「かしこまりました。それと、お店を開店される際は、改めて組合で開業届を出して頂く必要がありますので、どの様なお店を開くか決まりましたら、一度組合にお越しください」

 そう言って、キャシーさんは商業組合に戻って行った。
 
 私は、自分の物となった土地をどう改造するかワクワクしていたら、ヴェインさんとアーくんが申し訳無さそうに話してきた。
 
「シズ、悪いがこの後、中隊本部に一度戻らないといけないんだ。用事が済んだら直ぐに戻るからな」

「僕も、片付けないといけないことがあって……。直ぐに片付けて戻りますから」

「はい。私は、この土地の工事をしてますね。そんなに急がなくても大丈夫ですよ?」

 私がそう言うと、二人は一瞬困ったような表情をしたけど、直ぐにいつもの笑顔を見せてくれた。
 
「すぐ帰るからな」

「行ってきます」

 そう言って、走って行ってしまった二人を見送った。
 走って去っていく二人の背中を見送りながら、私は二人に申し訳ない気持ちで一杯になっていた。
 そうだよね。
 だって、行方不明になって戻ってきたからには、色々報告だったりあるよね。
 それなのに、私のために色々してくれて、二人には感謝してもしきれないよ。
 うん。何か、二人にお礼をしよう。
 今度は、最初から二人の希望を聞いて武器を作って贈るのもいいかも。
 
 でも、武器がいっぱいあっても仕方ないし、防具とかもいいかも。
 あっ、そうだ。アクセサリーでもいいかも。
 何か、良い効果を付与した物をプレゼントしたら喜んでくれるかも。
 ペンダント、指輪、イヤリング……。
 二人はイケメンだから、何でも似合いそうだなぁ。
 よし、お家を建てて工房を作ったら早速プレゼントの作成をしよう!
 ふふふ、二人の喜ぶ顔が早くみたいなぁ。
 
 そうと決まったら、第二のおうちを作って、快適な異世界ライフを再スタートさせないとね。
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