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お店編
60 私と幼馴染
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喉の乾きで目が覚めた私は、そっとベッドを抜け出した。
もう遅い時間だったので、ヴェインさん達は帰ってしまったんだろうと思っていた私は、リビングで眠るヴェインさん、アーくん、かっちゃん、野上くんを見て驚いてしまった。
みんなの眠る姿を見て、改めて独りじゃないんだと嬉しさがこみ上げていた。
起こさないようにそっと、キッチンに向かい、冷たい水を飲んだ私は、小さく息をした後に自分の部屋に戻ろうとしたところに声を掛けられて、驚きから叫びそうになっていた。
「起きて大丈夫なのか?」
自分の口を手で覆って、なんとか悲鳴を飲み込んだ。
振り返ると、かっちゃんが立っていた。
かっちゃんの姿を見た私は、まだお礼を言っていなかったことを思い出して、慌ててお礼を言っていた。
「あの……、助けてくれてありがとう」
「おう……。別に……。いや、違う。そうじゃなくて……。ゴメンな」
お礼を言った私が何故か謝られてしまったことに驚いていると、かっちゃんは首の後に手を当てながらそっけなく言った。
「こっちに来てすぐに、しずが飛ばされた時に、千歌子を止めることが出来なくてだよ……」
「別に、かっちゃんの所為じゃないと思うけど?どうしてかっちゃんが謝るの?」
私が本気でそう聞くと、かっちゃんはそっぽを向いたまま言った。
「色々に対してだよ……。俺がガキだったから……」
そういったかっちゃんは、右下を向いて押し黙ってしまった。
これは、かっちゃんが何か言い辛いことを話そうとしていると、かっちゃんの癖で理解した。
かっちゃんは、昔から言い辛いことを話そうとする時、首の後に手を当てて右下を向く癖があった。
それを見た私は、何も言わずにかっちゃんの次の言葉を待ったけど、結局かっちゃんは何も言わなかった。
だけど、昔のように私の頭を乱暴に撫でたと思ったら、着ていた服を脱いて私に羽織らせたのだ。
かっちゃんの意味不明な行動に首を傾げていると、かっちゃんが怒って言った。
「無防備すぎなんだよお前は!!そんな薄着でウロウロすんな!!」
そう言って、私に羽織らせたシャツのボタンを閉めだした。
ただし、袖から腕を出していない状態でシャツのボタンを閉めらてしまっていた。
かっちゃんは、私に着せたシャツのボタンを閉めるために身をかがめた状態だったため、ボタンを閉め終わって、顔を上げた時、私の顔とかっちゃんの顔が近くて驚いてしまった。
かっちゃんも驚いた顔をしていたけど、それは一瞬で、何を考えているのか分からない表情になっていた。
そして、私の短くなった前髪に触れて言ったのだ。
「前髪切ったんだな……」
「……、うん。ヴェインさんに切ってもらったんだよ……」
「そっか……。それに、自然に笑えるようになったんだな……」
「…………。うん。ヴェインさんとアーくんのお陰だよ……」
私がそう言うと、かっちゃんは一瞬泣きそうな表情をしたような気がしたけど、気の所為だったみたいで、いつもの仏頂面に戻っていた。
だけど、その仏頂面はいつものものとは違っていたような気がした。
不思議に思い首を傾げていると、かっちゃんが私のほっぺたを壊れ物にでも触れるように、そっと撫でていた。
そのくすぐったい感覚に、身を捻ってかっちゃんに訴えた。
「かっちゃん?くすぐったいよ?」
「何でもない。傷が残らなくてよかった……」
「え?」
「何でもないよ……」
そう言った後かっちゃんは、思いっきり後ろを振り向いて大声で言ったのだ。
「色々とサンキューな!!でも気が散るから全然嬉しくない!!」
暗がりで、何があったのか私には分からなかったけど、かっちゃんには何か見えていたようだった。
気になった私は、寝ているヴェインさんたちを起こしてしまって申し訳ないと思いつつも、手探りで電気のスイッチを探して押していた。
明るくなった室内で私が見たものは、もぞもぞと動く布団の塊を押さえ込む野上くんの姿だった。
私は、先程まで眠っていたはずのヴェインさんとアーくんの姿がリビングにないことに動揺していた。
「ヴェインさん?アーくん?えっ?どこに……。どうしよう、二人がいなくなっちゃった……」
私がそう言うと、呆れた様子のかっちゃんが、野上くんに言った。
「おい、いい加減解放してやれ。お前のその術はチート過ぎだろうが……」
「えええぇ~。カツのためを思って、一生懸命術で二人の動きを必死に止めた親友に言う言葉かな?」
「ああ。感謝してるから……。いい加減に解放しないと、お気に入りのアグローヴェに嫌われるぞ?」
「おっと、それは一大事だ!俺は、静弥ちゃんとアグアグのツーショットを念写するまで死ねん!!はぁ~、楽しみだなぁ。撮影会♡」
そう言った野上くんは、今まで押さえ込んでいた布団から身を離していた。
すると、布団の下からヴェインさんとアーくんが飛び出してきたのだ。
「ソージ!!何のつもりだ!!急に俺とアークを閉じ込めるなんて!!」
「ソージ!何のつもりですか!!事と次第によっては容赦しないですよ!!」
そう言って、野上くんに詰め寄っていた二人は、呆気にとられる私を見て、驚いた表情で駆け寄ってきた。
「シズ!起きても大丈夫なのか?体調はどうだ?……、と言うかそのシャツは……。それに何故カツヒトは上半身裸なんだ?」
「兄様……、この自称幼馴染の男は変態なんですよ。嫌がるシズに無理やり自分の半裸を見せるド変態なんですよ……。シズの身が危ないです。直ぐに追い出しましょう」
「そうだな。この露出狂を詰め所に連行しよう……」
二人の口から出るまさかの事実に私は驚きの声を上げていた。
「えっ!!かっちゃんは、露出狂の変態さんだったの?!」
「ちがっ!!しず!違うから!!」
「ぶっふーーーー!!」
初めて知る幼馴染の秘密の趣味に私は、遅れて理解した。
さっき、かっちゃんが言いにくそうにしていたことが何だったのかを。
かっちゃんは、自分に露出趣味があることを私に話そうとしていたんだ!!
でも、そんな趣味を告げられても……、私にはどうしようもないよ。
そんなことを思いつつも、かっちゃんが変態だという事実に、少しだけ身を引いてしまったのは仕方ないよね?
もう遅い時間だったので、ヴェインさん達は帰ってしまったんだろうと思っていた私は、リビングで眠るヴェインさん、アーくん、かっちゃん、野上くんを見て驚いてしまった。
みんなの眠る姿を見て、改めて独りじゃないんだと嬉しさがこみ上げていた。
起こさないようにそっと、キッチンに向かい、冷たい水を飲んだ私は、小さく息をした後に自分の部屋に戻ろうとしたところに声を掛けられて、驚きから叫びそうになっていた。
「起きて大丈夫なのか?」
自分の口を手で覆って、なんとか悲鳴を飲み込んだ。
振り返ると、かっちゃんが立っていた。
かっちゃんの姿を見た私は、まだお礼を言っていなかったことを思い出して、慌ててお礼を言っていた。
「あの……、助けてくれてありがとう」
「おう……。別に……。いや、違う。そうじゃなくて……。ゴメンな」
お礼を言った私が何故か謝られてしまったことに驚いていると、かっちゃんは首の後に手を当てながらそっけなく言った。
「こっちに来てすぐに、しずが飛ばされた時に、千歌子を止めることが出来なくてだよ……」
「別に、かっちゃんの所為じゃないと思うけど?どうしてかっちゃんが謝るの?」
私が本気でそう聞くと、かっちゃんはそっぽを向いたまま言った。
「色々に対してだよ……。俺がガキだったから……」
そういったかっちゃんは、右下を向いて押し黙ってしまった。
これは、かっちゃんが何か言い辛いことを話そうとしていると、かっちゃんの癖で理解した。
かっちゃんは、昔から言い辛いことを話そうとする時、首の後に手を当てて右下を向く癖があった。
それを見た私は、何も言わずにかっちゃんの次の言葉を待ったけど、結局かっちゃんは何も言わなかった。
だけど、昔のように私の頭を乱暴に撫でたと思ったら、着ていた服を脱いて私に羽織らせたのだ。
かっちゃんの意味不明な行動に首を傾げていると、かっちゃんが怒って言った。
「無防備すぎなんだよお前は!!そんな薄着でウロウロすんな!!」
そう言って、私に羽織らせたシャツのボタンを閉めだした。
ただし、袖から腕を出していない状態でシャツのボタンを閉めらてしまっていた。
かっちゃんは、私に着せたシャツのボタンを閉めるために身をかがめた状態だったため、ボタンを閉め終わって、顔を上げた時、私の顔とかっちゃんの顔が近くて驚いてしまった。
かっちゃんも驚いた顔をしていたけど、それは一瞬で、何を考えているのか分からない表情になっていた。
そして、私の短くなった前髪に触れて言ったのだ。
「前髪切ったんだな……」
「……、うん。ヴェインさんに切ってもらったんだよ……」
「そっか……。それに、自然に笑えるようになったんだな……」
「…………。うん。ヴェインさんとアーくんのお陰だよ……」
私がそう言うと、かっちゃんは一瞬泣きそうな表情をしたような気がしたけど、気の所為だったみたいで、いつもの仏頂面に戻っていた。
だけど、その仏頂面はいつものものとは違っていたような気がした。
不思議に思い首を傾げていると、かっちゃんが私のほっぺたを壊れ物にでも触れるように、そっと撫でていた。
そのくすぐったい感覚に、身を捻ってかっちゃんに訴えた。
「かっちゃん?くすぐったいよ?」
「何でもない。傷が残らなくてよかった……」
「え?」
「何でもないよ……」
そう言った後かっちゃんは、思いっきり後ろを振り向いて大声で言ったのだ。
「色々とサンキューな!!でも気が散るから全然嬉しくない!!」
暗がりで、何があったのか私には分からなかったけど、かっちゃんには何か見えていたようだった。
気になった私は、寝ているヴェインさんたちを起こしてしまって申し訳ないと思いつつも、手探りで電気のスイッチを探して押していた。
明るくなった室内で私が見たものは、もぞもぞと動く布団の塊を押さえ込む野上くんの姿だった。
私は、先程まで眠っていたはずのヴェインさんとアーくんの姿がリビングにないことに動揺していた。
「ヴェインさん?アーくん?えっ?どこに……。どうしよう、二人がいなくなっちゃった……」
私がそう言うと、呆れた様子のかっちゃんが、野上くんに言った。
「おい、いい加減解放してやれ。お前のその術はチート過ぎだろうが……」
「えええぇ~。カツのためを思って、一生懸命術で二人の動きを必死に止めた親友に言う言葉かな?」
「ああ。感謝してるから……。いい加減に解放しないと、お気に入りのアグローヴェに嫌われるぞ?」
「おっと、それは一大事だ!俺は、静弥ちゃんとアグアグのツーショットを念写するまで死ねん!!はぁ~、楽しみだなぁ。撮影会♡」
そう言った野上くんは、今まで押さえ込んでいた布団から身を離していた。
すると、布団の下からヴェインさんとアーくんが飛び出してきたのだ。
「ソージ!!何のつもりだ!!急に俺とアークを閉じ込めるなんて!!」
「ソージ!何のつもりですか!!事と次第によっては容赦しないですよ!!」
そう言って、野上くんに詰め寄っていた二人は、呆気にとられる私を見て、驚いた表情で駆け寄ってきた。
「シズ!起きても大丈夫なのか?体調はどうだ?……、と言うかそのシャツは……。それに何故カツヒトは上半身裸なんだ?」
「兄様……、この自称幼馴染の男は変態なんですよ。嫌がるシズに無理やり自分の半裸を見せるド変態なんですよ……。シズの身が危ないです。直ぐに追い出しましょう」
「そうだな。この露出狂を詰め所に連行しよう……」
二人の口から出るまさかの事実に私は驚きの声を上げていた。
「えっ!!かっちゃんは、露出狂の変態さんだったの?!」
「ちがっ!!しず!違うから!!」
「ぶっふーーーー!!」
初めて知る幼馴染の秘密の趣味に私は、遅れて理解した。
さっき、かっちゃんが言いにくそうにしていたことが何だったのかを。
かっちゃんは、自分に露出趣味があることを私に話そうとしていたんだ!!
でも、そんな趣味を告げられても……、私にはどうしようもないよ。
そんなことを思いつつも、かっちゃんが変態だという事実に、少しだけ身を引いてしまったのは仕方ないよね?
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