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番外編
魔法の組みひも
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それは、ジークフリートがミリアリアに贈ると約束をしていた魔法の組みひもの作り方を習っていた時に起こったハプニングである。
その日、ジークフリートは、ミリアリアの部屋で仲良く肩を並べて、近すぎる距離で組みひもの作り方を習っていた。
ミリアリアの教え方はとても分かりやすくジークフリートは、あっという間に簡単なものを作り上げてしまっていた。
それを見たミリアリアは、可愛らしく首を傾げて言ったのだ。
「まあ……。ジークフリートさまはとても器用ですね。すごくお上手にできています。とても羨ましいです……」
そう言って、出来上がったばかりの組みひもを羨まし気に見つめて言ったのだ。
それを見たジークフリートは、ミリアリアを抱きしめてから膝の上に乗せて頬にキスをしてみせたのだ。
「これくらい普通だよ。ミリアリアの教え方が良かったんだよ」
「そうでしょうか……」
そう言ってから、しょんぼりとしてしまったミリアリアを励ますようにジークフリートは言ったのだ。
これが、ハプニングの引き金になるなど誰も予想だにしなかっただろう。
「ほら、ミリアリアも一緒に作らないか? お互いに作って交換しよう」
ジークフリートからの提案を聞いたミリアリアは、瞳を輝かせてその提案に頷いていた。
「お揃い……。素敵です。はい。お揃いを作りましょう! そうだ、それならジークフリートさまの瞳のような紫の綺麗な糸があったはずです」
そう言って、引き出しの中から紫色の美しい糸を取り出して微笑んで見せたのだ。
その可愛らしい笑顔にジークフリートも笑みを返してから言ったのだ。
「それなら、今度は俺の色とミリアリアの色の二色で組みひもを作ろう」
そう言ってお互いに微笑みあったのだ。
そして、ジークフリートは、するすると紐を編み上げて完成させて隣で組みひもを編むミリアリアを見て驚きの表情をしていたのだ。
「ミリアリア……。その…すぐに何とかする」
「ジークフリートさまぁ……」
隣に座るミリアリアの両手は、紫色の糸で何故か拘束されていたのだ。
ミリアリアは、涙目になってジークフリートを仰ぎ見て助けを求めていたのだ。
ジークフリートは、両手を細い糸で拘束されて涙目になるミリアリアを見て、その何とも言えない倒錯的とも言える姿に自然と喉を鳴らしていた。
しかし、昼間っからミリアリアを押し倒してしまっては、節操のない男だと嫌われてしまうというか、そう言ったことは初夜を迎えてからと決めていたジークフリートは、何とか耐えていたのだ。
ジークフリートが自分の中の獣と戦っている中、ミリアリアは、恥ずかしそうにしながら言ったのだ。
「ジークフリートさまにお恥ずかしい姿を見せてしまいました……。わたし、昔から不器用なところがあって……」
そう言って落ち込むミリアリアを励ますようにジークフリートは、ミリアリアの頭を優しく撫でながら言ったのだ。
「大丈夫だよ。ゆっくり作っていこう」
ジークフリートの優しい言葉に、ミリアリアも笑顔を取り戻していた。
「はい。あっ、そうだわ。たしか、こっちに銀色の糸もあったはず」
そう言って、ソファーから立ち上がって、引き出しの中から銀色の糸の束を取り出したのだ。
そして、ジークフリートの座るソファーに戻ろうとした時に、手の中の糸の束を取り落としてしまったのだ。
それを落とさないように空中で受け止めようとしたミリアリアは、手を伸ばしたが、その所為でバランスを崩してしまい転んでしまったのだ。
ジークフリートは、ミリアリアの元に慌てて駆け寄ろうとして途中で動きを止めてしまっていた。
驚くことに、ミリアリアは銀色の糸が体中に巻き付き、あられもない姿になっていたのだ。
ドレスのスカートは糸に巻き込まれてかなり危険なところまで捲れ上がっていたのだ。
そして、何故そうなったのかは分からないが、背中のファスナーも途中まで下がっていて大変なことになっていたのだ。
更には、両手両足とも銀に糸が巻き付きとんでもないことになっていたのだ。
ミリアリアの普段は服の下で見ることのない柔肌に目が吸い寄せられているジークフリートだったが、はっと我に返って、慌てて自分の上着を脱いでミリアリアの柔肌を隠したのだった。
その後、糸を解きドレスを整えたミリアリアは、恥ずかしそうに言ったのだ。
「わたし……。とてもドジみたいで……。小さい頃、一人でいろいろやろうとして、こんな風に動けなくなってしまうことがあって……。よくセイラに『姫様は何もしなくても私がやりますから……。ですから無理に何かをしようとしなくても大丈夫です』って、言われていたんです……」
そうなのだ、ミリアリアの不器用でいてドジっ子なところが昔からあったのだ。
今までは、目が見えなかったことで、自由に身動きが出来なかったため表面には出ていなかったが、自由に動けるようになったことで、その事実が浮き彫りになったのだった。
そして、たびたびミリアリアの発揮するドジによってラッキースケベに見舞われるジークフリートだったが、その時の彼はとても嬉しそうな表情をしていたとかいないとか……。
その日、ジークフリートは、ミリアリアの部屋で仲良く肩を並べて、近すぎる距離で組みひもの作り方を習っていた。
ミリアリアの教え方はとても分かりやすくジークフリートは、あっという間に簡単なものを作り上げてしまっていた。
それを見たミリアリアは、可愛らしく首を傾げて言ったのだ。
「まあ……。ジークフリートさまはとても器用ですね。すごくお上手にできています。とても羨ましいです……」
そう言って、出来上がったばかりの組みひもを羨まし気に見つめて言ったのだ。
それを見たジークフリートは、ミリアリアを抱きしめてから膝の上に乗せて頬にキスをしてみせたのだ。
「これくらい普通だよ。ミリアリアの教え方が良かったんだよ」
「そうでしょうか……」
そう言ってから、しょんぼりとしてしまったミリアリアを励ますようにジークフリートは言ったのだ。
これが、ハプニングの引き金になるなど誰も予想だにしなかっただろう。
「ほら、ミリアリアも一緒に作らないか? お互いに作って交換しよう」
ジークフリートからの提案を聞いたミリアリアは、瞳を輝かせてその提案に頷いていた。
「お揃い……。素敵です。はい。お揃いを作りましょう! そうだ、それならジークフリートさまの瞳のような紫の綺麗な糸があったはずです」
そう言って、引き出しの中から紫色の美しい糸を取り出して微笑んで見せたのだ。
その可愛らしい笑顔にジークフリートも笑みを返してから言ったのだ。
「それなら、今度は俺の色とミリアリアの色の二色で組みひもを作ろう」
そう言ってお互いに微笑みあったのだ。
そして、ジークフリートは、するすると紐を編み上げて完成させて隣で組みひもを編むミリアリアを見て驚きの表情をしていたのだ。
「ミリアリア……。その…すぐに何とかする」
「ジークフリートさまぁ……」
隣に座るミリアリアの両手は、紫色の糸で何故か拘束されていたのだ。
ミリアリアは、涙目になってジークフリートを仰ぎ見て助けを求めていたのだ。
ジークフリートは、両手を細い糸で拘束されて涙目になるミリアリアを見て、その何とも言えない倒錯的とも言える姿に自然と喉を鳴らしていた。
しかし、昼間っからミリアリアを押し倒してしまっては、節操のない男だと嫌われてしまうというか、そう言ったことは初夜を迎えてからと決めていたジークフリートは、何とか耐えていたのだ。
ジークフリートが自分の中の獣と戦っている中、ミリアリアは、恥ずかしそうにしながら言ったのだ。
「ジークフリートさまにお恥ずかしい姿を見せてしまいました……。わたし、昔から不器用なところがあって……」
そう言って落ち込むミリアリアを励ますようにジークフリートは、ミリアリアの頭を優しく撫でながら言ったのだ。
「大丈夫だよ。ゆっくり作っていこう」
ジークフリートの優しい言葉に、ミリアリアも笑顔を取り戻していた。
「はい。あっ、そうだわ。たしか、こっちに銀色の糸もあったはず」
そう言って、ソファーから立ち上がって、引き出しの中から銀色の糸の束を取り出したのだ。
そして、ジークフリートの座るソファーに戻ろうとした時に、手の中の糸の束を取り落としてしまったのだ。
それを落とさないように空中で受け止めようとしたミリアリアは、手を伸ばしたが、その所為でバランスを崩してしまい転んでしまったのだ。
ジークフリートは、ミリアリアの元に慌てて駆け寄ろうとして途中で動きを止めてしまっていた。
驚くことに、ミリアリアは銀色の糸が体中に巻き付き、あられもない姿になっていたのだ。
ドレスのスカートは糸に巻き込まれてかなり危険なところまで捲れ上がっていたのだ。
そして、何故そうなったのかは分からないが、背中のファスナーも途中まで下がっていて大変なことになっていたのだ。
更には、両手両足とも銀に糸が巻き付きとんでもないことになっていたのだ。
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その後、糸を解きドレスを整えたミリアリアは、恥ずかしそうに言ったのだ。
「わたし……。とてもドジみたいで……。小さい頃、一人でいろいろやろうとして、こんな風に動けなくなってしまうことがあって……。よくセイラに『姫様は何もしなくても私がやりますから……。ですから無理に何かをしようとしなくても大丈夫です』って、言われていたんです……」
そうなのだ、ミリアリアの不器用でいてドジっ子なところが昔からあったのだ。
今までは、目が見えなかったことで、自由に身動きが出来なかったため表面には出ていなかったが、自由に動けるようになったことで、その事実が浮き彫りになったのだった。
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