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お礼のおまけ話
第五話 温泉とショー
翌日、ミリアリアとジークフリートは、温泉着を着て温泉区画にやってきていた。
因みに、ミリアリアは、ジークフリートから水着を着たさらに上に温泉着を着るように言われていた。
ミリアリアは、首を傾げつつもジークフリートの言う通りにしたのだった。
そんな二人は、温泉の無限の可能性に昨日の温水プールに続いて驚くこととなったのだ。
今まで二人が温泉といえば思い浮かべる物は勿論だが、ジャグジー風呂、気泡湯、寝湯、打たせ湯、サウナといった、今まで体験したことのない様々な風呂を前にしたミリアリアとジークフリートは、それらをとことん楽しんだのだった。
特に、ヒノキで出来た浴槽に果物を浮かべた温泉をミリアリアは気に入ったのだった。
「ふぁぁ。気持ちいですね。今まで花びらを浮かべたお風呂に入ったことは何度かありましたが、果物を浮かべたのは初めてです。はぁ、ヒノキのいい香りと果物の甘い匂いが最高ですね」
そう言って、隣にいるジークフリートにもたれながらうっとりと呟くミリアリアだった。
ジークフリートはというと、温泉で上気し桃色にしっとり濡れて輝く、玉のような肌を伝う汗とミリアリアの温泉の熱に潤む瞳に釘付けになっていた。
なお、ジークフリートの放つ尋常ではない空気を感じた人々は、二人から離れた場所で温泉を楽しんでいた。
決してジークフリートの威嚇によるものではないと言いたいところだが、紙一重とだけ言っておく。
温泉を堪能したミリアリアとジークフリートは、その日の夜、施設にあるレストランに来ていた。
そこは、ショーを見ながら食事をするというものだった。
その日は、魚介類を焼いたものを中心としたメニューが売りだったので、人気メニューの海鮮焼き盛り合わせを注文していた。
塩で焼いたエビ―や、イカ―やターコと言った、帝都では珍しい食材の他にターイやゴールドメダーイと言った焼き魚も絶品だった。
不器用なミリアリアのために、焼き魚の身を解したジークフリートは、スプーンに解した身を乗せてミリアリアの口元に差し出したのだ。
「ほら、ミリアリア」
そう言われたミリアリアは、折角の魚が不器用なせいで不格好な姿になっているのを見た後に、申し訳なさそうに言ったのだ。
「わたし……、ひとりでお魚も食べられないなんて……」
「大丈夫だよ。普段食べない魚料理だ。それに、王宮で食べる時は、料理長が食べやすいようにしているから、こんな風に骨があるのは初めてだろう? ほら、熱いうちに遠慮せずにお食べ」
ジークフリートのミリアリアをフォローするような言葉に感動を覚えたミリアリアは、嬉しそうに微笑んでお礼を口にしてから小さな口で差し出された魚を頬張っていた。
「ジークフリートさま、ありがとうございます。それでは、いただきます。はむ」
魚を口にしたミリアリアは、両手で頬を押さえていた。
「うぅぅ~。美味しいです。身がホクホクで、塩味が効いていて、それでいて微かな甘みもあって、お肉とは違った美味しさです」
そう言って、うっとりとするミリアリアを見たジークフリートは、見た者の目を蕩けさせるかのような極甘の表情になっていた。そして、ミリアリアのためにせっせと魚の身を解したのは言うまでもなかった。
二人が一通りの食事を楽しみ終わったところで、ショーが開始された。
褐色の肌の女性たちが腰を揺らめかせて優雅でいて激しくダンスする姿にミリアリアは夢中になっていた。
社交ダンスとは違う、独特の足腰の動きは、運動が得意ではないミリアリアには、物凄い動きに見えたのだ。
腰を揺らすたびに不思議なスカートが揺れて、首に下げた花の首飾りが揺れる姿は見ごたえのあるものだった。
何といっても、のんびりとしたリズムの音楽が、場の雰囲気を合わさって、異国にでも来ているかのような空気を味わうことが出来たのだ。
女性たちの踊りが終わった後は、半裸の男たちが現れて、激しい太鼓のリズムで松明を振りかざすというワイルドなダンスが披露されたが、ジークフリート以外の男の裸(半裸)をまじまじと見る機会など無かったミリアリアは、両手で顔を覆っていた。
しかし、周囲の盛り上がりに興味が湧き少しだけ開いた指の隙間からこっそりと見た半裸の男たちのダンスに目を奪われることとなったのだった。
因みに、温水プールでは、ジークフリート以外目に入っていなかったミリアリアは、他の男性の水着が本当に目に入っていなかったのだった。
そんな訳で、鍛え抜かれた筋肉を惜しげもなく晒す男性たちを前にしてミリアリアが内心キャーキャー言いながらも見入っていることを知ったジークフリートがスイートルームに戻った後、ミリアリアにとった行動は仕方ないことだと……言えなくもない。
因みに、ミリアリアは、ジークフリートから水着を着たさらに上に温泉着を着るように言われていた。
ミリアリアは、首を傾げつつもジークフリートの言う通りにしたのだった。
そんな二人は、温泉の無限の可能性に昨日の温水プールに続いて驚くこととなったのだ。
今まで二人が温泉といえば思い浮かべる物は勿論だが、ジャグジー風呂、気泡湯、寝湯、打たせ湯、サウナといった、今まで体験したことのない様々な風呂を前にしたミリアリアとジークフリートは、それらをとことん楽しんだのだった。
特に、ヒノキで出来た浴槽に果物を浮かべた温泉をミリアリアは気に入ったのだった。
「ふぁぁ。気持ちいですね。今まで花びらを浮かべたお風呂に入ったことは何度かありましたが、果物を浮かべたのは初めてです。はぁ、ヒノキのいい香りと果物の甘い匂いが最高ですね」
そう言って、隣にいるジークフリートにもたれながらうっとりと呟くミリアリアだった。
ジークフリートはというと、温泉で上気し桃色にしっとり濡れて輝く、玉のような肌を伝う汗とミリアリアの温泉の熱に潤む瞳に釘付けになっていた。
なお、ジークフリートの放つ尋常ではない空気を感じた人々は、二人から離れた場所で温泉を楽しんでいた。
決してジークフリートの威嚇によるものではないと言いたいところだが、紙一重とだけ言っておく。
温泉を堪能したミリアリアとジークフリートは、その日の夜、施設にあるレストランに来ていた。
そこは、ショーを見ながら食事をするというものだった。
その日は、魚介類を焼いたものを中心としたメニューが売りだったので、人気メニューの海鮮焼き盛り合わせを注文していた。
塩で焼いたエビ―や、イカ―やターコと言った、帝都では珍しい食材の他にターイやゴールドメダーイと言った焼き魚も絶品だった。
不器用なミリアリアのために、焼き魚の身を解したジークフリートは、スプーンに解した身を乗せてミリアリアの口元に差し出したのだ。
「ほら、ミリアリア」
そう言われたミリアリアは、折角の魚が不器用なせいで不格好な姿になっているのを見た後に、申し訳なさそうに言ったのだ。
「わたし……、ひとりでお魚も食べられないなんて……」
「大丈夫だよ。普段食べない魚料理だ。それに、王宮で食べる時は、料理長が食べやすいようにしているから、こんな風に骨があるのは初めてだろう? ほら、熱いうちに遠慮せずにお食べ」
ジークフリートのミリアリアをフォローするような言葉に感動を覚えたミリアリアは、嬉しそうに微笑んでお礼を口にしてから小さな口で差し出された魚を頬張っていた。
「ジークフリートさま、ありがとうございます。それでは、いただきます。はむ」
魚を口にしたミリアリアは、両手で頬を押さえていた。
「うぅぅ~。美味しいです。身がホクホクで、塩味が効いていて、それでいて微かな甘みもあって、お肉とは違った美味しさです」
そう言って、うっとりとするミリアリアを見たジークフリートは、見た者の目を蕩けさせるかのような極甘の表情になっていた。そして、ミリアリアのためにせっせと魚の身を解したのは言うまでもなかった。
二人が一通りの食事を楽しみ終わったところで、ショーが開始された。
褐色の肌の女性たちが腰を揺らめかせて優雅でいて激しくダンスする姿にミリアリアは夢中になっていた。
社交ダンスとは違う、独特の足腰の動きは、運動が得意ではないミリアリアには、物凄い動きに見えたのだ。
腰を揺らすたびに不思議なスカートが揺れて、首に下げた花の首飾りが揺れる姿は見ごたえのあるものだった。
何といっても、のんびりとしたリズムの音楽が、場の雰囲気を合わさって、異国にでも来ているかのような空気を味わうことが出来たのだ。
女性たちの踊りが終わった後は、半裸の男たちが現れて、激しい太鼓のリズムで松明を振りかざすというワイルドなダンスが披露されたが、ジークフリート以外の男の裸(半裸)をまじまじと見る機会など無かったミリアリアは、両手で顔を覆っていた。
しかし、周囲の盛り上がりに興味が湧き少しだけ開いた指の隙間からこっそりと見た半裸の男たちのダンスに目を奪われることとなったのだった。
因みに、温水プールでは、ジークフリート以外目に入っていなかったミリアリアは、他の男性の水着が本当に目に入っていなかったのだった。
そんな訳で、鍛え抜かれた筋肉を惜しげもなく晒す男性たちを前にしてミリアリアが内心キャーキャー言いながらも見入っていることを知ったジークフリートがスイートルームに戻った後、ミリアリアにとった行動は仕方ないことだと……言えなくもない。
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