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第十七話
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「栄養失調です」
わたしを見てくれたお医者様はそう言ったの。
だけど、そんなの納得できなかった。
「そんな訳ないです! わたしは、至って健康です」
わたしが必死にそう言ったものの、お医者様ははっきりと宣言した。
「間違いなく栄養失調です。恐れ入りますが、普段どのようなものを食べておいでですか?」
「水とその辺の空気に含まれる元気になる成分的な何か?」
今までそれで問題なく過ごして来たわたしは、胸を張ってそう宣言していた。
だけど、わたしは何かを間違っていたようで……。
「…………は? えっ? 申し訳ありません。質問の仕方が悪かったみたいなので、もう一度聞きますが、マルクトォス帝国に来るまでに口にしたものと、ディスポーラ王国にいた時に口にしていた物を伺ってもいいですか?」
「えっと……、マルクトォス帝国に着くまでの間は……、スープ? だと思います。ディスポーラ王国にいた時は、特に何も…………。もしかして、これって駄目な事でしたか?」
「…………て、点滴……、点滴の準備!!」
わたしの返答を聞いたお医者様は、取り乱したかのようにそう言ったかと思いと、矢継ぎ早に色々な指示を飛ばしていた。
「王女殿下を護衛していた騎士殿を至急呼んでください。それと、助手! 三番棚の薬品一番から七番を。それと、点滴の準備。急ぎなさい」
それからしばらくして、お医者様がわたしに「チクっとしますけど少しだけ我慢してくださいね」と言って、腕に何かを刺したの。
痛みは別に我慢できるけど、なんだか気持ちが悪かった。
それに、なんだか眠気も襲ってきて……。
いつの間にか眠ってしまっていたわたしが目を覚ました時、驚くことにお医者様に見てもらってから丸三日も経っていたというのだ。
目を覚ましてすぐに、ラヴィリオ皇子殿下にわたしはこんこんと怒られてしまっていた。
「ジーンから聞いたよ。ここに来るまでに、スープを数口、口にするだけで他に何も口にしていなかったこと。ああ、俺が最初に確認していればよかったのに、ティアリアに会えたことが嬉しくて、その辺の報告を後回しにしてしまったことをすごく後悔してるよ……。お願いだから、嫌いなものは口にしなくてもいいから、ちゃんと食事をして欲しい……。お願いだよ。人は、水だけでは生きていられないんだ。だから、これからはティアリアの好きな物を探して、君の口に合う料理を出すようにするから、だから……」
怒られるというよりも、心配されているという方が正しいかもしれない。
でも、今までそれで大丈夫だったし、これからもこのままでいい……と言う訳にもいかなさそうね。
でも、はっきり言って何かを食べることはとても疲れるし、苦しいからあまりしたくない。
わたしが俯いて黙っていると、ラヴィリオ皇子殿下がわたしの手を握って、心配そうにいうの。
「ティアリア? 何か事情があるのなら言って欲しい。アレルギーなんかで食べられないものがあるの? それなら、それを出さないようにするから安心して?」
あれるぎー? 何のことだろう?
このまま黙ってやり過ごすことは無理そうだったので、ここは正直に話すことにした。
これで、今度こそバケモノだと罵られても、支障なんてない……。
ううん。ラヴィリオ皇子殿下やローザ様に冷たくされたら悲しいかもしれない。
初めて優しくしてもらった人たちに恐れられるのは凄く嫌だ……。
でも、何も言わないで、ただラヴィリオ皇子殿下に心配だけ掛けるのももっと嫌だと思った。
だからわたしは自分のことを少しだけ話そうと決心することができた。
わたしを見てくれたお医者様はそう言ったの。
だけど、そんなの納得できなかった。
「そんな訳ないです! わたしは、至って健康です」
わたしが必死にそう言ったものの、お医者様ははっきりと宣言した。
「間違いなく栄養失調です。恐れ入りますが、普段どのようなものを食べておいでですか?」
「水とその辺の空気に含まれる元気になる成分的な何か?」
今までそれで問題なく過ごして来たわたしは、胸を張ってそう宣言していた。
だけど、わたしは何かを間違っていたようで……。
「…………は? えっ? 申し訳ありません。質問の仕方が悪かったみたいなので、もう一度聞きますが、マルクトォス帝国に来るまでに口にしたものと、ディスポーラ王国にいた時に口にしていた物を伺ってもいいですか?」
「えっと……、マルクトォス帝国に着くまでの間は……、スープ? だと思います。ディスポーラ王国にいた時は、特に何も…………。もしかして、これって駄目な事でしたか?」
「…………て、点滴……、点滴の準備!!」
わたしの返答を聞いたお医者様は、取り乱したかのようにそう言ったかと思いと、矢継ぎ早に色々な指示を飛ばしていた。
「王女殿下を護衛していた騎士殿を至急呼んでください。それと、助手! 三番棚の薬品一番から七番を。それと、点滴の準備。急ぎなさい」
それからしばらくして、お医者様がわたしに「チクっとしますけど少しだけ我慢してくださいね」と言って、腕に何かを刺したの。
痛みは別に我慢できるけど、なんだか気持ちが悪かった。
それに、なんだか眠気も襲ってきて……。
いつの間にか眠ってしまっていたわたしが目を覚ました時、驚くことにお医者様に見てもらってから丸三日も経っていたというのだ。
目を覚ましてすぐに、ラヴィリオ皇子殿下にわたしはこんこんと怒られてしまっていた。
「ジーンから聞いたよ。ここに来るまでに、スープを数口、口にするだけで他に何も口にしていなかったこと。ああ、俺が最初に確認していればよかったのに、ティアリアに会えたことが嬉しくて、その辺の報告を後回しにしてしまったことをすごく後悔してるよ……。お願いだから、嫌いなものは口にしなくてもいいから、ちゃんと食事をして欲しい……。お願いだよ。人は、水だけでは生きていられないんだ。だから、これからはティアリアの好きな物を探して、君の口に合う料理を出すようにするから、だから……」
怒られるというよりも、心配されているという方が正しいかもしれない。
でも、今までそれで大丈夫だったし、これからもこのままでいい……と言う訳にもいかなさそうね。
でも、はっきり言って何かを食べることはとても疲れるし、苦しいからあまりしたくない。
わたしが俯いて黙っていると、ラヴィリオ皇子殿下がわたしの手を握って、心配そうにいうの。
「ティアリア? 何か事情があるのなら言って欲しい。アレルギーなんかで食べられないものがあるの? それなら、それを出さないようにするから安心して?」
あれるぎー? 何のことだろう?
このまま黙ってやり過ごすことは無理そうだったので、ここは正直に話すことにした。
これで、今度こそバケモノだと罵られても、支障なんてない……。
ううん。ラヴィリオ皇子殿下やローザ様に冷たくされたら悲しいかもしれない。
初めて優しくしてもらった人たちに恐れられるのは凄く嫌だ……。
でも、何も言わないで、ただラヴィリオ皇子殿下に心配だけ掛けるのももっと嫌だと思った。
だからわたしは自分のことを少しだけ話そうと決心することができた。
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