2 / 2
リコ視線
しおりを挟む
君との何気ない会話が楽しくて、嬉しくて、幸せで、、、
君の話が面白くて、幸せそうで、羨ましくて、、、
ごめんね……
学校の帰り道、私は友達のキリとコルと帰っていた。
学校での話や家族の話、たまにネタが尽きて無言になることもあるけど、居心地が悪くなるわけじゃない。
気楽に自分の気持ちが言い合える、そんな関係だった。
私はそれがとても嬉しくて、二人のことが大好きだった。
そんなある日の夜、違う学校の友達から連絡がきた。
ーーーーーーーー
私は信じることが出来なかった。
信じられなかった。
しばらく思考が停止してぽかんと口を開けていた。
(どういうこと………?)
訳が分からず、それでも誰にも連絡出来なくて次の朝を迎えた。
次の日の朝
とある学校で事件が起きた。
『中学生が計5人謎の死をつげた』という事件だった。
(えっ、なんで…)
やっぱり私は信じられなかった。
その日の授業の内容は、頭に入ってこなかった。
帰り道でも「うん。うん。」と相づちをうっていたが、心は上の空だった。
その日の夕方、事件のニュースが流れていた。
夢じゃないんだな……そう思った。
夜に電話がかかってきた。
かかってくるはずのない電話番号からで、思わず出てしまった。
ーーーーーーーー
あぁ……そういうことね。
現実味のない内容で、自分でもなんだか分からなかったが『自分が明日死ぬ』という事だけは理解出来た。
……でもなんで私なんだろう。
ーーーは、他にも沢山いるのに…。
嫌な気持ちが込み上げてきて、必死に飲み込んだ。
「ブブブッ!」スマホから着信音がなった。
ふっ、とスマホの画面を見つめると、キリからメールがきていた。
(りこ~!明日一緒に行けないかも!先行ってくんない?)
…こちらにしては好都合だ。
キリから連絡が来なかったらきっと私が連絡してただろう。
一緒に行けない、ごめんね
って……。
私はすぐに(わかった)と返信した。
すると、キリから
(ありがと❤大好き(^з^)-☆)
と返信が来た。
「ふふっなんだよ…。」
思わず笑ってしまった。
…ポタッ…ポタッ
あれ?おかしいな…。
涙が出てきた。
拭いても拭いても止まらないや。
「ハハハハハハッ…」
死にたくないなぁ…。
しばらくたって、涙が枯れた。
キリに返信しようか迷った。
なんて返せばいいかわからなくて
(私も大好きだよ)
ってうって、やっぱり消した。
柄でもないことは言わない方がいい。
そう思った。
はぁ…と深いため息をついて私は…最後は自分の好きなことをしようと思って、絵を書いたり、音楽を聴いたり、ご飯を食べたり…。
その度に涙が溢れてきて声を出しながら泣いた。
そうだ、コルにメールにしてみよう。
コルならいつものおふざけとして受け取ってくれるかもしてない。
そう思いながらメールをうつ。
(こる~?)
既読がつくかまった……しばらくしても既読がつかないので、ハートを持っている可愛いスタンプを送った。
そして
「バイバイ」
と呟いて、スマホの電源を切った。
君の話が面白くて、幸せそうで、羨ましくて、、、
ごめんね……
学校の帰り道、私は友達のキリとコルと帰っていた。
学校での話や家族の話、たまにネタが尽きて無言になることもあるけど、居心地が悪くなるわけじゃない。
気楽に自分の気持ちが言い合える、そんな関係だった。
私はそれがとても嬉しくて、二人のことが大好きだった。
そんなある日の夜、違う学校の友達から連絡がきた。
ーーーーーーーー
私は信じることが出来なかった。
信じられなかった。
しばらく思考が停止してぽかんと口を開けていた。
(どういうこと………?)
訳が分からず、それでも誰にも連絡出来なくて次の朝を迎えた。
次の日の朝
とある学校で事件が起きた。
『中学生が計5人謎の死をつげた』という事件だった。
(えっ、なんで…)
やっぱり私は信じられなかった。
その日の授業の内容は、頭に入ってこなかった。
帰り道でも「うん。うん。」と相づちをうっていたが、心は上の空だった。
その日の夕方、事件のニュースが流れていた。
夢じゃないんだな……そう思った。
夜に電話がかかってきた。
かかってくるはずのない電話番号からで、思わず出てしまった。
ーーーーーーーー
あぁ……そういうことね。
現実味のない内容で、自分でもなんだか分からなかったが『自分が明日死ぬ』という事だけは理解出来た。
……でもなんで私なんだろう。
ーーーは、他にも沢山いるのに…。
嫌な気持ちが込み上げてきて、必死に飲み込んだ。
「ブブブッ!」スマホから着信音がなった。
ふっ、とスマホの画面を見つめると、キリからメールがきていた。
(りこ~!明日一緒に行けないかも!先行ってくんない?)
…こちらにしては好都合だ。
キリから連絡が来なかったらきっと私が連絡してただろう。
一緒に行けない、ごめんね
って……。
私はすぐに(わかった)と返信した。
すると、キリから
(ありがと❤大好き(^з^)-☆)
と返信が来た。
「ふふっなんだよ…。」
思わず笑ってしまった。
…ポタッ…ポタッ
あれ?おかしいな…。
涙が出てきた。
拭いても拭いても止まらないや。
「ハハハハハハッ…」
死にたくないなぁ…。
しばらくたって、涙が枯れた。
キリに返信しようか迷った。
なんて返せばいいかわからなくて
(私も大好きだよ)
ってうって、やっぱり消した。
柄でもないことは言わない方がいい。
そう思った。
はぁ…と深いため息をついて私は…最後は自分の好きなことをしようと思って、絵を書いたり、音楽を聴いたり、ご飯を食べたり…。
その度に涙が溢れてきて声を出しながら泣いた。
そうだ、コルにメールにしてみよう。
コルならいつものおふざけとして受け取ってくれるかもしてない。
そう思いながらメールをうつ。
(こる~?)
既読がつくかまった……しばらくしても既読がつかないので、ハートを持っている可愛いスタンプを送った。
そして
「バイバイ」
と呟いて、スマホの電源を切った。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
《本編完結》あの人を綺麗さっぱり忘れる方法
本見りん
恋愛
メラニー アイスナー子爵令嬢はある日婚約者ディートマーから『婚約破棄』を言い渡される。
ショックで落ち込み、彼と婚約者として過ごした日々を思い出して涙していた───が。
……あれ? 私ってずっと虐げられてない? 彼からはずっと嫌な目にあった思い出しかないんだけど!?
やっと自分が虐げられていたと気付き目が覚めたメラニー。
しかも両親も昔からディートマーに騙されている為、両親の説得から始めなければならない。
そしてこの王国ではかつて王子がやらかした『婚約破棄騒動』の為に、世間では『婚約破棄、ダメ、絶対』な風潮がある。
自分の思うようにする為に手段を選ばないだろう元婚約者ディートマーから、メラニーは無事自由を勝ち取る事が出来るのだろうか……。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
痛みは教えてくれない
河原巽
恋愛
王立警護団に勤めるエレノアは四ヶ月前に異動してきたマグラに冷たく当たられている。顔を合わせれば舌打ちされたり、「邪魔」だと罵られたり。嫌われていることを自覚しているが、好きな職場での仲間とは仲良くしたかった。そんなある日の出来事。
マグラ視点の「触れても伝わらない」というお話も公開中です。
別サイトにも掲載しております。
人生の全てを捨てた王太子妃
八つ刻
恋愛
突然王太子妃になれと告げられてから三年あまりが過ぎた。
傍目からは“幸せな王太子妃”に見える私。
だけど本当は・・・
受け入れているけど、受け入れられない王太子妃と彼女を取り巻く人々の話。
※※※幸せな話とは言い難いです※※※
タグをよく見て読んでください。ハッピーエンドが好みの方(一方通行の愛が駄目な方も)はブラウザバックをお勧めします。
※本編六話+番外編六話の全十二話。
※番外編の王太子視点はヤンデレ注意報が発令されています。
悪意には悪意で
12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。
私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。
ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる